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空の山通信11

No.613  庭の木

 庭の手入れが一段落した。狭い庭にクロマツ,ヒイラギ,ツゲ,モッコク,サザンカ,サツキなどを植えていて,毎年手入れをしなければならない。ここに家を建てたときからの庭だから,もとからあるものは30年位も経っている。
マツについては少し大きなものが2本あって,これはずいぶん手間がかかるので,本職に頼んでやってもらっている。今年も3人の職人が来て1日がかりで剪定をした。マツの場合はマツクイムシのことがあるので,消毒もやってもらっている。庭の職人は結構な賃金がかかる。マツ2本の剪定等で年数万円以上するから,なかなかの金食いだ。

そのほかのものについては大体私がやっている。そんなに急いでやらなくてもいいので,5月から7月にかけて,都合のいい日に1日1〜2本ずつやっていく。サツキはバリカン(ヘッジトリマ)で形を整えていけばいいからまとめてやってしまえばいい。このバリカンは,学校に勤めていたころ,学校のマメツゲやサツキの剪定を私が受け持っていたので,それ用に買ったものだった。学校の庭木は数が多いので時間もかかったが,我が家のものは1時間ほどですむ。
せっかく持っているのだからと,図書館の作業日にも利用する。町道の垣根を刈りそろえるのだ。しかし,これはかなり大きくなっていて,小さなバリカンではなかなか能率が上がらない。まあしかし,誰のために買った道具なのやら分からない。

屋敷の南側や東側のハナモモ,クリスマスホーリー,サンシュユ,ゲッケイジュ,ヤナギ,ウメ,ツバキ,サザンカ,イチヂクなどは,北側の庭木がすんでボチボチと刈り込む。
もちろん花や実を楽しむものはその時期を考えなければならない。
勤めていた学校にも大きなウメの木があって私が剪定をすることにしていたのだが,1年目なぜかあまりいい花がつかなかった。2年目にはしばらく剪定を忘れていて,ずいぶん遅い時期になってしまっていた。それでものびに伸びた枝をかいくぐって,思い切って枝を切り取っていった。すると,実に見事な花が咲いたのである。
我が家のウメは,去年は花も実も見事だった(梅酒に現在熟成中)。今年も花がいっぱい咲き,実もいっぱいついた。しかし,残念ながら収穫は惨憺たるものだった。成長の途中の落果がひどく,実ってもまともなものは数えるほどしかなかった。なぜなのか原因究明中である。

ヤナギは実に成長が旺盛である。切っても切っても次々と枝を伸ばし大きくなる。妻は切れ,切れという。といってもそんなに高い所に登って切るわけにもいかないし,どの方向に落とすかも考えるから,なかなか面倒である。そういいながら今年も太い枝を2本ばかり切り落とした。
サンシュユとハナモモが近い位置にあって混雑している。どちらも二十数年のもので,毎年花も実もつけ,元気である。しかし,屋根にもかかるようになっているので少し始末をつけなければなるまい。
ゲッケイジュも5mくらいにもなって大変な勢いだ。隣の家の屋敷に入り込まないようにするのが精一杯というところ。
イチヂクの実が熟れておいしい。