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「教育振興尚徳会」というのは,鳥取大学教育学部の同窓会の正式名称である。以前は「鳥取大学教育学部同窓会」と呼んでいたのだが,法人化が問題となって名称変更をした。これには同窓会の持つ資産が絡むという。どれだけの資産が有るのか私は知らないが,「同窓会」という親睦中心の会だと,その資産には税金がかかるということになったらしい。その金額も半端なものでなく,資産を金に換えることも出来ない(よくはわからないが,営利目的となるのではないか)。 この会の県内の支部は書く郡市にあって,それぞれが活動をしている。旧気高郡にも200名以上の会員があり,総会を持ち,研修会を開く。と言っても,「同窓会」的なつながりがだんだん薄れて,実際に集まるのは多くて20名から30名くらい。中には会費さえ払わない会員(会員とは言えなくなるが)も増えてきているという。鳥取大学教育学部の学生も以前は県内の人が多かったのだが(地方の教育学部ということ,また,前身が師範学校ということから,県内の学生を多めに入学させるようにしていた),だんだんと県外からの入学が多くなってきている。その分「同窓生」「先輩・後輩」というつながりが薄れてきていることは確かだ。 さて,本年度の総会研修会の参加者は全部で17名。近年に比べて最も少なくなっている。例年の通り昨年度の庶務・会計について報告・承認,18年度の事業・予算について協議し,新役員を選出する。 会員研修は「和紙の話」と題して青谷町の大因州製紙KK社長の秋吉保久氏から話を聞く。鳥取県でも青谷は佐治と並ぶ和紙作りの里として有名である。 その後懇親会。参加者は少なかったが,いろいろと勉強のできた会であった。 |