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国会議事堂

国会議事堂の三角屋根 2008年5月15日、国会議事堂の見学に行きました。 "open! architecture"というイベントの一環です。

ちょっと早めについたので、国会の前の公園を歩いて見ました。 公園の中には池があり鯉がいました。 弁当を食べる人、寝てる人、都会の中のエアポケットみたいです。

中庭から見た三角屋根 国会の正面の門の前で受付がありました。 国会議員の紹介で議事堂内を見る形になるようで、 議員秘書の方から、なくしたらダメ、院内では必ず見えるところに着けて、と言われて 参議院特別通行記章帯用証を渡されました。

国会は明治19年から建物をどうするか検討されていて、 なかなか決まらず仮議事堂を建てて、それも2回焼失していて、昭和11年に竣工しました。 大正8年には設計コンペを実施したのに、1等の設計が使われず、 大蔵省主導で誰が設計した建物だかわからないものが建っているそうです。 表面がノッペリとしてるのも予算削減の結果かもしれないとのことです。

お土産売り場 基本的には国産にこだわった建物で、ステンドグラスなど、当時の日本に出来なかった一部の部分だけが外国製だそうです。 石の建物に見えますがコンクリート製だそうです。 表面上部を覆う石は広島産の白い石です。 参議院の中庭は石の表面をきれいにして真っ白ですが、塔の部分は汚れたままだそうです。 きれいにすると風格がなくなるとか議論になってるみたいです。

国会内の各部屋の戸の脇には氷を入れる場所があります。 昔は、氷を置いて冷風を送っていたそうです。

国会の正面玄関(国会議員にでもならないと通れない)を入ると正面に階段(天皇陛下しか通れない)があります。 その先に天皇陛下の御休所があります。 ここには国会議事堂の総工費の1割が使われたそうです。 国会全体が洋風なのですが、御休所は和風になっています。

国会の中央、塔の下は吹き抜けになっています。 周囲には吉野の桜、夏の十和田湖、奥日光の秋、冬の日本アルプスと、 日本の春夏秋冬の風景を描いた絵がかけられています。 本当はモザイクにする予定が、予算不足でとりあえず油絵が飾ってあるとか。 床はモザイクですが、よく見るとひび割れがありました。 だんだん国会議事堂ってしょぼい、と思えてきました。



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Presented by Ishida So