2003年8月22日〜24日、東京国際展示場(東京ビッグサイト)、西4ホールと屋上で開催。
入場料は3日間有効で、大人1200円、高校生600円、中学生以下無料。
タイトルだけ見るとすごいけど、実体は国内のイベントです。 日本鉄道模型友の会(JAM)が主催しています。
当然ながら、鉄道模型の有名メーカ、KATOやTOMIXなども出展しています。
23日土曜日に見に行きました。当日に天気は晴れ、というより快晴。 お台場はさえぎるものがないので、暑い。10時開場の時点で既にマニアの列が出来ていました。 お目当てはここでだけ売り出されていた鉄道模型らしいです (多分、TOMIXオリジナルのJAM会場限定のコンテナ貨車、だと思う。貨車に日付やJAMロゴが描かれています)。子供づれもけっこういました。 人出はマイナーっぽいイベントにしてはまあまあ、というより、 宣伝らしい宣伝は見かけた事がない割りに、結構人が来ていました。 みんなどこでこのイベントがあるのを知ったんだろ? 私は、東京ビックサイトのイベントイベントジュールをチェックしていて見つけました。 ちなみにイベントの雰囲気はメーカーの展示ではなく、 ほとんど同好会やサークルの発表会。 真ん中にメーカーの販売コーナーがあるけど、周りは、個人出展や、 鉄道模型クラブの出展や、高校の部活動の出展など、文化祭の感じですね。
鉄道模型というNゲージのイメージぐらいしかないけど、様々なものがあるそうです。
名称 | レール幅 | 縮尺 | その他 |
Zゲージ | 6.5mm | 1/220 | ドイツのメーカが開発したもので、車両は欧米型のみ。 ジオラマ様の建物もヨーロッパ風。 |
Nゲージ | 9mm | 1/160(欧米) 1/150(日本) |
日本で最も普及してる小型鉄道模型で、 日本型建築物などアクセサリーがそろっている。 新幹線は1/160サイズ。 |
HOゲージ 16番ゲージ |
16.5mm | 1/87(欧米) 1/80(日本) 1/76(英国) |
世界的には最も普及している。 プラスチック素材の車両が主流なので比較的安価。 |
Oゲージ | 32mm | 1/48(米国) 1/45(欧羅巴・日本) 1/43.5(英国) |
ヨーロッパの伝統的サイズ。 HOゲージが普及するまで広く楽しまれていた。 HOはOの半分の意味。 |
Gゲージ | 45mm | 1/22.5 | 大型鉄道模型の総称的にも使われる。 サイズが大きいので庭にしくような事も有る。 |
写真はケーキに見立てた、箱庭的な鉄道模型です。たしか、NGJ(ナローゲージジャンクション)のブースです。 他にもブリキのおもちゃ的なものなどいろいろありました。 小さい中で見事に1つの世界を作り上げています。 鉄道模型界の盆栽といったところでしょうか。
開場の隅で駅弁を売っていました。 駅弁コンテスト大人の部優勝とかいうのを買いました。
鉄道模型の給電方式はいろいろあるようです。
よくあるNゲージは、左右のレールをプラスとマイナスにして給電しています。
3線式になってるレールもあります。
写真の電車は、上に針金の架線が張ってありますが、これで実際に給電しているそうです。
パンタグラフもしっかり作ってあって、架線のたるみにあわせて上下していました。
より本物に近づけたいという気持ちを感じます。
鉄道模型クラブを作ってる人達は、個人毎に作った小さなジオラマ(モジュールというらしい)をつないで、
周回レールを作ってるところがいくつかありました。 それぞれのクラブ毎にモジュールの規格が決まってるようで、
その範囲内で自由な風景を作っています。 風景はそれぞれ好きなように作ってるみたいで、
隣り合うモジュール同士はあまりあっていません。 山間の風景の隣に町があったりします。
完全に文化祭ののりで、机の上に道具がちらかっていたりします。
気合の入ってる人は谷にかかった大きな橋を作っていたりします。
細かい作品は細部まで手の込んだものだったりします。
箱庭の一種ですが、額縁に入ったジオラマを展示してる人(パンフレットによると甘利さん)がいました。
大きさは15〜20cmぐらいかな。これは残念ながら動かないようです。
しかし、絵として鑑賞するものの様ですね。細かい見事なつくりです。
このおじさん(パンフレットによると市川さん)は5mぐらいのレールの上を行ったり来たりしていました。 このぐらいの大きなものになると人を乗せて運べるので、室内に敷いて、 ビールを運んでみたり、外に敷いて子供を乗せたりと、 それなりの楽しみ方があるそうです。 費用は何十万円かぐらいと書いてありました(正確な金額は忘れた)。
別の場所で芝中学・高校の芝学園技術工作部が人を乗せる運転をしていました。
機関車トーマスの形をしていました。
これは、ちゃんとした鉄道模型の製作所が作ってるものです。 小型蒸気機関車製造者協会のブースに展示してありました。他にも何台か展示がありました。 細部まで細かく作ってあり、実際に、石炭を燃やして走ることができるみたいです。 大きさもけっこうあるので、人の乗る客車を引っ張って走れるのでしょう。
Presented by Ishida So |