2004年3月28日。 葉山町の長柄から上山口間に神奈川県の事業でトンネルが出来ました。 その記念でウォークラリーが開催されました。 参加費は1人500円。 受付で地図とペットボトル1本を受取りスタートです。 スタートは9時。 『これで500円かよ』と笑ってるおじさんがいました。 でもペットボトルでけっこう喉の渇きを癒せて助かりました。 参加者の年齢は、ほとんど定年後、といった感じでした。 見渡すと『○○歩く会』とかの旗も見えました。
スタート地点の逗子第一運動公園から、トンネルの入口までは、山を越えます。
逗葉高への坂は桜の並木で、5分咲きぐらいできれいでした。
上り坂が続くのに子供が音を上げて『坂なんてなければいいのに』といわれてしまいました。
途中、いろいろ花が咲き、まさに春うららです。
トンネルに近づくと完全な山。
山の斜面の所々に桜らしき色が見えました。
トンネルの入口で最初のスタンプ。
トンネル完成式典は10時なので少し時間があります。
終わるまでトンネルを歩けません。
周りは『三浦半島中央道完成記念物産展』のテントが並んでいましたが、販売は10時30分からということで、
皆さんうろうろするだけ。
トンネルに入ってすぐの所にトンネル工事の模型とか置いてありました。
トンネルは片道1車線で、歩道もあります。
距離があるので歩く人はいないと思いますが、自転車では通るかも。
工事の全長2410m。
トレヴィチューブ工法というのが使われてるそうです。
これはトンネルを掘る方向のやや上向きにパイプを打ち込み、その管から補強剤を流し込んで、
崩壊を防ぎながら掘っていくものだそうです。
10時から式典の開始。
舞台はトラック。
3人ぐらいの挨拶、トンネルは無料だとの宣伝。
場所を移動してトンネルの前での除幕式。
お約束のくすだま割り。10人ぐらいが紐を持って3,2,1の掛け声で紐を引いたら、
くすだまは割れずに、紐がスポッと抜けてしまい。
会場は大爆笑。
上にいた人がくすだまを割って、『祝 三浦半島中央道完成』となりました。
式典が終わって、ウォークラリーはトンネルの中へ入っていきました。
入口でミニ鉄道の準備が行われていました。
レールにはかなり気合が入っていて、入口から300mぐらい引かれていました。
本当はどこまで運転したのか、気になりますが、始まりは待たずに先に進みました。
トンネルにはいろんな設備があります。
天井にはジェットファン。
空気を流すのか入れ替えるのか知らないけど。
ラジオの中継のための漏洩ケーブルも張ってあります。
でも携帯電話は圏外でした。
風向風速計や煙霧透過率測定装置(光の発光器と受光器が対になってる)や火災検知器や消火栓や誘導表示板や非常電話など。
ところで、トンネルの中央線に黄色いポールが立ってるのを見たことありませんか。
前に別のトンネルで車幅の広いクレーン車がポールをボキボキ踏みつけているのを見たことあります。
車道の真ん中に安全にいける事はめったにないので、折ってみました。
ポールはやわらかい素材で出来てるようで、簡単に折れて、手を離すとすぐ元に戻りました。
それを見て子供がポキッと折って遊んでいました。
この道は南郷トンネル(890m)、竜神トンネル(295m)、新沢トンネル(929m)の3つのトンネルからなります。 南郷トンネルと竜神トンネルの間は桜山大山橋(40m)という橋がかかっていますが、 橋は完全に覆いがされ、南郷トンネルと竜神トンネルがどこで切れたかほとんどわからないでしょう。 竜神トンネルと新沢トンネルの間は23mの空が見えます。 ここだけ明るいので、ドライバーの目には悪そう。 この間に第2のスタンプがありました。
トンネルの出口で第3のスタンプがありました。
新沢トンネルの出口はちょっと凝ったデザインです。
このトンネルを出てまっすぐ進むと湘南国際村です。
トンネルの中は上着を着てちょうどいいぐらいでしたが、出たら日が差していて冬服では暑い。
また延々と登ってゴールの湘南国際村に着きました。
完走のスタンプを押して甘酒を飲んで一休み。
湘南国際村からは相模湾方面がよく見えます。
うっすら富士山も見えました。
写真にもうつってるんだけど、わかりますか?
第一運動公園 | 南郷トンネル入口 | 新沢トンネル出口 | 湘南国際村ゴール |
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