野毛山動物園の動物トリビア

1.ショウジョウトキの羽の色は赤くない。

ショウジョウトキ [解説]生まれたてのヒナは黒い色ですが、だんだん灰色になっていきます。 換羽期に少しづつピンク色の羽が生えてきて、前身が赤くなるには、3〜4年かかります。
[補足トリビア]ちなみに、野毛山動物園では、4年かかりました。

2.ヘビには足があるものもいる。

ヘビ [解説]ヘビは、せまい所にも入っていけるように、足を退化させてきましたが、「けづめ」として残っている種類(ニシキヘビやボアの仲間)がいます。 ちなみに、このけづめは動かせます。
[補足トリビア]足の生えたヘビを見たということを聞きますが、日本にいるヘビで「けづめ」があるものはいません。 ちなみに、ヘビのおちんちんは、2またに分かれています。

3.DonDokoDonがものまねするライオンは、モドリくんである。

ライオンのモドリくん [解説]声に特徴があってマネしやすいとか!
[補足トリビア]ちなみに、モドリくんの誕生日は、7月17日です。今年で、20さいになります。 おめでとーーー

4.キリンのもようは毛をそるとなくなる。

キリン [解説]キリンの毛をそると、灰色の皮ふが出てきます。 このようなもようは茶色の毛が大部分に生え、白い毛が網目もように生えているので、アミメキリンと呼ばれています。

5.ダチョウの固ゆで卵を作るための時間は1時間30分である。

ダチョウ [解説]ニワトリの卵の20〜30個分もある大きな卵なので、時間がかかります。 ちなみに半熟には45分かかります。
[補足トリビア]卵からかえった体重1kgほどのヒナは、1年で100倍ちかくに成長します。 親鳥の目は片方で60gもありますが、脳の重さは、40gしかありません。
[補足トリビアその2]ちなみに卵は100kg以上ある親鳥が乗っても割れません。

6.アビシニアコロブスの手の親指はない。

アビシニアコロブス [解説]親指は痕跡程度にしかありません。 樹上生活をしているのアビシニアコロブスはあまり必要のない親指が、だんだん退化していったようです。 ヒト、ゴリラ、チンパンジーの手と比べてみよう。

7.アビシニアコロブスの赤ちゃんの色は、全身まっ白です。

アビシニアコロブス [解説]生まれたときは、まっ白です。 だんだん毛が生え変わって、3ヶ月くらいで親と同じ色になっていきます。 赤ちゃんが生まれると、群れじゅうで子守をします。 群れのメス達は赤ちゃんに関心を持って大切に子育てに参加します。 そのため母親は安心して、菜食や休息ができます。

8.ペンギンは翼で水中を飛ぶ。

ペンギン [解説]ペンギンの翼は、フリッパーと呼ばれています。 水中では、フリッパーをボートのオールのように使って、 足でカジをとりながら早く泳ぎます。

9.ホンシュウジカの角は毎年生え変わっている。

ホンシュウジカ [解説]シカの仲間のオスには、枝分かれした角があります。 メスには角はありません。 毎年春に生え始め、春さきに落ちます。

70.コンドルの鼻の穴は向こうが見える。

コンドル [解説]コンドルのくちばしについている鼻の穴は大きいので、横向きになったときに、向こう側が見えます。 オスのくちばしの上には、同じような色の「とさか」があるので、向こう側が見えたとき、穴が目立ちます。

11.ミヤタナゴの赤ちゃんは貝からでてくる。

ミヤタナゴ [解説]メスが貝の出水管に産卵管を差しこみ産卵すると、そこにオスが精子を放出し、それが貝の入水管から吸い込まれ受精。 貝のエラの中で2,3日でふ化。 約20日後、8mmにまで育ち、貝の外に出てきます。
[補足トリビア]ミヤタナゴは、1909年に小石川植物園で発見され、その後関東で確認されました。 当園では横浜市教育委員会から委託を受けた1990年に飼育を開始しました。 季節に合わせて照明時間に変化をつけ、繁殖を促しています。 3月下旬から、オスメス共に繁殖期の兆候が現われ9月頃まで続きます。


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