キューピー株式会社、第９２回定時株主総会、質疑

役員の死亡事故、サラダクラブの外国人不法就労、有価証券虚偽記載の西武鉄道株購入について、 説明してください。
木村取締役の事故は個人的なことなので会社としては答えられない。 サラダクラブの件は申し訳ない。 外国人５名が活動期限切れであった。 サラダクラブは略式起訴で罰金を払った。 外国人労働者の管理を実施している。 西武鉄道株は、購入時にはこうなるとは思っていなかった。 １０月１日に白紙撤回を申し入れて、１月１０日に返還した。

四半期や半期毎に、株主にわかりやすい報告をしてほしい。
検討したい。

CSRで社会貢献を狭く捕らえていないか。 社会との対話、電力消費を減らしてCO2削減に貢献する事や、 運送での排ガスを減らす事や、監査も大切。
指摘どおりコミュニケーションをしていきたい。 社会と共に成長していきたい。

タイのバンコクでキューピーマユネーズを売っていた。 現地の物価からすると高価であった。 キューピーマユネーズは欧米の物を日本人にあわせて改良したと聞く。 アジアも変ってきたが、アジアでの戦略はどうなっているのか
タイと中国では現地生産現地販売をしている。 味は国民性に合わせて、市場の味にしている。

アジアでの宣伝はどうしているのか
マユネーズがその国の食卓にどう入るかが大切。 料理を募集して、テレビや新聞を通して伝えてる。

家庭用品のメーカーの割には、女性の平均年齢が低い。
今のところ女性管理職は３名。 結婚して止める人が多い。 女性の活用は重要と考えている。

取締役の数が多い。経営と執行の分離や社外取締役を考えているか。
取締役は、今回減っている。 執行分離は課題である。 社外取締役は今は考えていない。 必要なら考える。

３つの問題は、自浄で対応か。
今のところその通り。

トリインフルエンザで卵供給に影響があったと思うが、原料の安定供給はどう考えているか。
マヨネーズは殺菌作用があり、卵は殺菌しているので、トリインフルエンザの問題なし。 農林水産省の防疫マニュアルをクリアした養鶏所からのみ購入している。 また、新鮮な卵を得るために、全国で養鶏所の近くに工場を持っている。

経常利益の減少の歯止めはどうするのか。
鶏卵の安定供給、商品強化、医療食品で収益を拡大したい。

配当性向の２０％はぜひ実現して下さい。

シーザーサラダドレッシングで、300mlや500mlを作って欲しい。
業務用の１リットルはある。 検討する。

マユネーズはカロリーが高いが、健康マユネーズ対策は。
平成3年にハーフを出し、コレステロールゼロも売っている。 摂取カロリーのコントロールに力点を置いている。 これからも努力したい。

キューピーのホームページには株主向けの情報を載せて欲しい。

親会社の中島董商店との関係は。
中島董商店はキューピーの創業者が作った会社。 以前は中島董商店がキューピーの商標を持ち販売を一手にしていた。 そこから分離してキューピーができた。 現在の取引は他者と同じルールで、操作はしていない。