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新宿御苑地図

2005年5月24日。 新宿御苑に行ってきました。 前にも行った事はあるけど新宿門付近をうろついただけなので奥まで行ったのは初めてです。新宿御苑は建物は少なく、柵もほとんどなく、どこまでも庭園が続く、都心にあるとは思えない不思議な空間でした。

新宿御苑略歴
新宿御苑のルーツは、徳川家康の家臣の内藤清成の江戸屋敷です。 後に内藤家は敷地のかなりの部分を幕府に返上しました。 明治5年に政府は「内藤新宿試験場」を設置しました。 明治12年には宮内省所管の「新宿植物御苑」となり、皇室の御料地・農園として運営されました。 明治31年に新宿御苑の責任者となった福羽逸人はアンリー・マルチネーに植物御苑を庭園に改造する計画の設計を依頼し、明治39年5月に完成しました。 大正6年から観桜会、昭和4年から観菊会の会場に定着し、大正年間には9ホールのゴルフコースとしても利用され、皇室の庭園として定着しました。 昭和20年5月の空襲では台湾閣と御休所を残し、ほぼ全焼しました。 戦後、昭和24年5月21日に「国民公園新宿御苑」として一般に開放されました。
千駄ヶ谷門 新宿門
新宿御苑の千駄ヶ谷門。 千駄ヶ谷駅の近くの住宅街の中の目立たない位置にある。 新宿御苑新宿門。 新宿駅南口から近い。 写真左のインフォメーションセンタは無料では入れます。
フランス式庭園からの眺め 日本庭園からの眺め
フランス式整形庭園からの代々木ビル。 フランス式庭園は、普通は閉まったままの、正門から入ったところにあります。 曇で視界の悪い天気だったので、ビルは雲ってしまいました。 フランス式庭園の特徴は、幾何学的で線対称な形にあると思いますが、 木が大きくなっているので、現地で見たら幾何学的には見えませんでした。 日本庭園から見る代々木ビル。代々木ビルにはもっとも近い位置になると思います。 池は工事中で、水を抜いて水底が見える状態でした。 数センチぐらいの小魚とアメンボが多数見られました 。園内の池は10〜20年に1回ヘドロを取り除く掃除をするそうなので、これは掃除かもしれません。 明治26年頃には近くに動物園もあったそうです。
イギリス式庭園からの眺め 旧御涼亭
イギリス風景式庭園からの代々木ビル。 イギリス式庭園は芝生が広がり、所々に大きく育った木が生えていて、寝てる人、子供と遊んでる人、など人も多く、 一番気持ちがいい場所だと思いました。 台湾閣(旧御涼亭)。 この建物は皇太子(後の昭和天皇)語成婚記念で、昭和2年に完成した台湾在住邦人の有志から贈られた台湾式の建物です。 御休息所が卍型をするなど、かなり特徴的なつくりです。
旧洋館御休所 エコハウス
旧洋館御休所。明治29年に建設されたアメリカ風の洋風木造建築です。 第2第4土曜日にだけ公開しているようです。 エコハウス。レストランですが、風力や太陽光発電を使用しています。
温室 東京みち情報館
大温室。ヤシ室、亜熱帯室、花木室、熱帯スイレン室、ラン室などからなり、1順するのにそこそこ距離があります。 当然温室で熱いので、汗をかきます。 新宿御苑の脇にあった東京みち情報館。新宿南口の再開発の説明などが展示してあった。


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