北斗星

後ろ向きにホームに入る北斗星3号 7月24日、上野駅から19時3分発の北斗星3号に乗りました。 13番線ホームで待っていると、機関車が押す形で、後ろ向きに列車が入ってきました。 客車の1号車の最後尾の連結扉を開けて、係員が監視しながらソロソロと後退する光景は、珍しいものを見た感じでした。 札幌ではホームからはみ出て先頭車は撮れないと聞いたので、ホームの先まで行って機関車の前で記念写真を撮りました。 北斗星は旅行パックで申し込んだのですが、北斗星1号はとれず3号になってしまいました。 北斗星1号は個室中心の編成に対し、3号は普通の2段式寝台が中心のためか、あるいは札幌到着時間が遅いためか、空いている気がしました。 家族5人(1人幼稚園児)なので、寝台4つ、1ブロック分が使えました。 ベットは狭かったですが、通路の上に荷物台があったので、なんとか入れました。 発車してすぐに揺れがここちよく眠くなり、布団を広げて寝る事にしました。 子供達はマンガを読んだりゲームをしたりしていました。

千歳空港に停まっていたポケモンジェット 7月25日、真夜中に目が覚めました。 幼稚園の子供は両足の間にはまって寝ていました。 ロビーカーには数人の人影、食堂車のパブタイムは終了していました。 やる事もなくウトウトしたりしているうちに、青森駅まで来ました。 4時15分ごろだと思いますが、外は明るくなっていました。 ここで進行方向が変わります。 機関車の入れ替えのために、停車しますが、乗り降りは出来ません。 青森駅を過ぎてしばらく走ると青函トンネルに入りました。 青函トンネルの前に10個弱のトンネルがあり、特に2番目のトンネルは長くて、青函トンネルに入ったのかなぁと間違えてしまいました。 青函トンネルの途中にホームが長い海底駅があり、電気がついていたので通り過ぎるときにわかりました。 6時34分に函館駅に到着し、また進行方向が変わります。 函館駅でも機関車の入れ替えのために、7分程度停車します。 ホームに出たら、駅弁を売っていました。 すぐに買いに行けば、朝食に駅弁を食べれそうでしたが、気づくのが遅くてあきらめました。

朝食のコーヒー 函館駅をでてすぐに朝食タイムが始まったので、長男と2人でこっそり食堂車に食べに行きました。 朝食は和朝食と洋朝食の2種類あり、どちらも1600円、和朝食は10名限定だそうです。 両方を頼んでみました。 和朝食は煮物焼き物等が入った弁当形式ですぐ来ました。 洋朝食はヨーグルトに始まり、サラダやスクランブルエッグなど、何皿もあり、次々と運んで来ました。 寒かったので、熱い味噌汁やあたたかいご飯はうれしかったです。 ちょうど大沼を見ながらの朝食になり、気分は豪華でした。 欠点は、揺れる事で、特に加速時等のガッコンという揺れは、熱い味噌汁がこぼれそうでヒヤヒヤしました。 乗務員が記念に写真を撮ってくれました。 食堂車は4人テーブルが4つと2人テーブルが5つと小さかったのですが、 食べている間に待ち行列が出ることはありませんでした。 お留守番の子供にはアイスクリームをお土産に買いました。

どこまでも続く直線の線路 北海道に入ると、地平線まで続く長い直線の線路が何箇所もありました。 11時15分、やっと札幌に到着しました。 16時間の長旅は終わりました。

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