2006年3月1日。 週間天気予報を見て、いつかは行きたいと思っていた、伊豆大島へ行こうと考えました。 仕事帰りに京急観光へ寄って、3人で行きたいといったら、キャンセルが2名だけ出ていると言われ、 速攻で2名分予約しました。 大人1人、子供1人、あとはお留守番です。
2006年3月4日。 予定通り天気は晴れました。 ただ、気温も上がって海上の水蒸気が出たため視界は悪く、野比から伊豆大島までは見えませんでした。 (翌日の日曜日は、うっすら伊豆大島が見えたので、ちょっと残念)
伊豆大島までは、久里浜港からジェット船で60分になります。
ジェット船は指定席で、シートベルトがついていました。
鯨や海豚を避けるために、急旋回・急停止の可能性があるから、シートベルトを締めるそうです。
久里浜港の案内所にいくと、大島行きのテーブルが出ていて、発券が始まっていました。
8時45分ごろに案内があり、誘導者についていくと、普段は閉まっている岸壁の中に入りました。
船は東京発なので、岸壁にはいなくて、しばらく待ってから到着しました。
乗り込むと久里浜港を出てから水中翼を出していました。
アシカ島の灯台を過ぎたあたりから船は加速し、時速80km/h弱の速度で走りました。 速いだけあって、他の船を気持ちいい様に抜いていきました。 船特有の上下や左右のゆれはなく、前後のゆれだけがで、比較的快適な船です。 窓から覗いていると、富士山が見えました。 城ヶ島と比較すると、富士山はとても大きくみえます。
途中で、船が方向を変える際に、内側に傾いて曲がりました。
普通の船は遠心力で、外側に傾いて曲がると聞いたことがありますが、
水中翼船は内側に傾いて曲がりました。
多分、方向舵で曲がるのではなく、水中翼にに着いている補助翼を使って、
飛行機の補助翼と同じ原理で曲がるのかと思います。
船は10時に大島岡田港に到着しました。
現地に添乗員が待っていて、結局10時半ぐらいにバスが出発しました。
湿度が高いようで、コケやシダがいたるところに生えている道です。
両側に樹齢200年以上の椿が並び、トンネル状になった椿トンネルをくぐって、
第1の目的地の大島公園に到着しました。
大島公園は、椿園、椿資料館、動物園などからなる大きな公園です。 椿まつりの真っ最中でしたが、既に大島桜も咲いていました。 まつりの屋台では、明日葉茶、椿油、焼き物、各種お土産を売っていました。 いい茶碗あったら買いたかったけど、湯飲みなどが中心で茶碗はありませんでした。
そんな花を横目に、動物園に行ってみました。
入場無料の動物園は宝くじの収益で改修中でした。
新しい園は檻の中のイメージでしたが、古い部分は半分放し飼い状態で、
道路に鳥が休んでいたり、目の前に白鳥が見れたりとなかなかいいところです。
奥の新しいところに行くと、ゾウガメが居ました。
予想外に大きい体に比べて、顔は小さく、草をむしゃむしゃ食べていました。
背中に名前が書いてありました。
最大の「ろく」は201.4kgあるそうです。
大島はリスやサルが多く、動物園から逃げ出したのが野生化したらしいです。
大島の椿にはリスの齧った跡がいっぱいありました。
次に大島温泉ホテルに寄って昼食です。
1箇所寄る場所を増やすとかで、駆け足での昼食になりました。
地物の魚と野菜中心のメニューでした。
大人にはちょうどいい感じでしたが、子供にはつらかったかな。
ホテルは標高600mほどで、窓から三原山がよく見えました。
前日に雪が降ったそうで、溶け残った雪がまだ積もっていました。
ホテルの入口ではサザエを2個1200円で売っていました。
ホテルから、火口を通って、三原山頂口までのコースがあり、歩くと3時間ぐらいかかるそうです。
残念ながら、バスツアーでは無理ですね。
次に三原山頂口まで行きました。
三原山のカルデラがよく見える場所です。
昭和天皇が来たとかの碑が立っていました。
元町や空港がよく見える場所で、2月上旬に来ていれば、きっと富士山がきれいに見えたのではないかと思います。
次回に来る機会があれば、その時期に行きたいですね。
飛行場には飛行機が停まっていました。
色の感じから見ると、全日空っぽいです。
観光バスの次の行き先は、1986年の割れ目噴火の跡です。 三原山の噴火は、外輪山の内側で起これば、元町などに溶岩は来ないのですが、 この時は外輪山の外側での噴火となったため、島民避難となったそうです。 これは予定にない観光場所です。 旧登山道の真上で割れ目噴火が起きたため、旧道は途中で切れています。 切れ目の上側で降りて、バスは下側まで回送し、人は10分ほど火口跡を見ながら歩いて降りて、 下でバス乗るのが定番コースになっているようで、歩道や階段が整備されていました。 割れ目噴火の跡は、黒い溶岩が残り、今でも10m以上の窪地になっていました。 割れ目もすごいですが、景色もいい道で、記念写真を撮るのにいい場所がたっぷりありました。 あるいていると、ちょうど飛行機が飛び立っていきました。
最後に寄ったのがリス村に寄りました。 リスは元気で、餌ほしさに人の体に登ってきました。 リス村を出るとすぐに岡田港に戻りました。
岡田港ではジェット船に乗って、久里浜港に着いたのは16時30分で、
手軽にいける大島でした。
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