株式会社インプレスホールディングス 第15期定時株主総会、質疑

<総会>

質問 総会議事録をネットで公開できないか。
回答 関係法制などで難しい。 継続検討する。

質問 ストックオプションの効果は。
回答 ストックオプションは株価が上がることで利益が出る。 働く人がもう1歩がんばれる。 定量的に測定はしていないので明確に答えられない。 グループ内で協力して仕事をするインセンティブになると思う。

質問 給与とボーナスで物足りないのか。
回答 給与とボーナスもある。 グループでの長期インセンティブとしては、ストックオプションが最適。

質問 業績の修正、見通しが甘い。 株価が落ちている。 どうアップさせるのか。
回答 売上げの10%、利益の30%以上の変動があればすることになっている。 ピッタリの見通しが出来ればよいが、プランを立てたのと現実の差で変動していく。 会計基準が変るなど外的要因もある。 内部要因は精度を上げようとしている。 外部要因はコントロールできない。 修正が出るのはご理解いただきたい。 株価は市場が決めるのでそれを受けるしかない。

質問 山と渓谷社、今期からプラスなのか。 今期中期の見通しはどうか。
回答 山と渓谷はM&Aで表面上安い。 出版社はブランドの評価次第で業績が大きく変る。 実質的見込みは、単体で年商25億。 何とか黒字の状態。 既存のコンテンツのデジタル化で第2段階の利益が出る。 来期も増収減益を予想している。 これまでの投資により売上げは伸びている。 利益の回収は1〜2年先になる。 今年は事業開始のアナウンスが出来ると思う。

質問 社章はないのか。
回答 社章は一部の会社で作ったが、最近はやらない。 ネット上で動く社章にしたいのもあり、固定的なものは作らない。

質問 会計監査人の選任の理由は。
回答 大手の1社で質がよいと判断した。 能力もあり、指導していただけると判断。

質問 新日本法人の報酬と付き合う期間は。
回答 報酬はまだ決まっていない。 当期のみすずは30頁にある通り。 中央青山600万、みすず1500万で、極端に変らない予定。 定期交代は具体的には決めていない。

質問 中国市場の目標や狙いは。
回答 定性目標は、中国に出版が入るのはまだ不可能だが、 OKとなった時にすぐに日本の子会社を作りたい。 分野は日本企業の中国アジア進出と一緒に動く。 デジカメの進出で、中国版デジカメカタログの供給などしている。 これを拡大する。 Watchの中国版がスタートしている。 著作権問題、違法コンテンツの駆逐のために正規コンテンツを入れていきたい。

質問 ストックオプションの役員と従業員の配布割合は。
回答 配布率は決めていない。 新しいことにチャレンジする人に支給されるべき。 役職が上の人にあるべき。 この組合せでの決定になる。

質問 セカンドライフで中継する意義は。
回答 やりたいことと出来ることは違っている。 セカンドライフだけでしたい。 現実的には今回初めてで、いろいろな問題がある。 総会で株主からの質問が出来ないが、今は技術的問題として、 株主からの質問かどうか確認できないので受けれない。

質問 セカンドライフをどう取り組むのか。
回答 今後企画したいのは、グループ会社がセカンドライフ内でビジネスすること。 Impress R&Dがセカンドライフフォーラムをする。 MDNがセカンドライフ校を作る。 セカンドライフの公式ガイドは出している。

質問 リアルとバーチャルの株主総会はパラレルにあり、 バーチャルからリアルに来てもらうのではないか。 全てバーチャルにするのはどうなのか。
回答 ある時はリアルで、ある時はバーチャルに、両方出来るとよい。 リアルでは年1回しか開けない。

<懇談会>

質問 300億の売上げはいつごろ。
回答 数年先と考えている。

質問 株価に関して何かないのか。
回答 純資産150億、株価評価は95奥。 一般論としてありえない。 評価にバイアスがかかっている。 自社株買いを継続的にしている。

質問 携帯コンテンツはどのくらい伸びたか。
回答 伸びている。

質問 コンテンツをオープン化して他者に使ってもらえる仕組みはどうなった。
回答 遅れている。 内部的には動いているが、外部にどう出すかは調整が多い。

質問 今後強化する分野は。 山に行く認識がない人に、ネット上で山を見てもらうとか、 家庭の医学のアプローチはあるのか。
回答 分野は、1つは、ITに回帰している。 山と渓谷はこれからデジタル化。 アフターM&Aの状況。 携帯に乗れていないので、携帯のプラットフォームを提供したい。 山と渓谷と山渓JOIとは、登山家と登山者、さらに登山客に提供していきたい。

質問 セカンドライフのアプローチは。
回答 セカンドライフは、まずはグループ内で。

質問 優待、興味分野の選択型はないのか。
回答 優待は本の選択に手間がかかる。 Impressダイレクトポイントにすれば、自由に本が選べるので、 それにしてもらいたい。

質問 コンテンツはM&Aで増やすのか。 1から作るのか。
回答 両方。 コンテンツコアは一朝一夕で出来ないので、M&Aで持ってくる。 セカンドライフのように新しいものは自分で作る。


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