Part1 着くまでが大変(首都高を楽しむ)

10月25〜26日


 

10月25日(月曜)
 いつかは車で行ってみたいと思っていた憧れの地九州に、ようやくいける機会が訪れた。キャンピングカーは 持っていないが、11泊中9泊の車中泊で駆け巡ってきた。愛車ステップワゴン・フィールドデッキは、ポップ アップルーフ付で今まで60泊ほどの車中泊をこなしてきた我が家の旅のツールだ。車内には走行充電装置、 オプティマ・イエローバッテリーにインバーター、液晶TV・DVDに蛍光灯など備えている。また晩酌では 発泡酒をたしなむ??ので、氷の持ちが良いコールマンのエクストリーム・クーラーボックスに一箱ほど準備した。 今回は長旅になるためデジカメのメモリーのバックアップ用にノートパソコンも持参する。そしてこの車のクルーは、 平サラリーマンの俺とカミさん、それに6才ですでに60泊を超える外泊経験をもつ幼稚園児の息子と、生後4ケ月 でキャンプをしていた3才になる娘だ。
 先週土曜日におきた新潟中越地震の余震が続く中、今さら計画変更はできないと、当初は北陸自動車道から名神・ 山陽道を通過する予定だったが、新潟ではまだ通行止めが続いているため、東北自動車道から首都高速経由で行く ことにした。 (新潟地方の方が大変な時に不謹慎なことだが、せっかく2週間の休みを取っているので出発いたしました。) 2:35PMに仙台の社宅を出発し、まずはペットショップに向かった。実は我が家では11年前から飼っている ジュリアナというメスのミドリガメがおりまして、長期の旅行ができない状態だった。しかし今回はカミさんがインタ ーネットからミドリガメでも預かってくれるペットショップ・ホテルを探してくれたので、そこにベビーバスに入れて 預ける事にしていたのだ。一日につき600円という値段が高いか安いか???だが、前金で十日分6000円を払い お世話してもらうことにした。(ちなみにこの亀は甲羅長25〜26cmはある立派なもんなのだ)後は熱帯魚も飼っ ているのだが、こちらはタイマー制御の蛍光灯とタイマー付給餌器でがんばってもらうことにする。
 3:50pmようやく仙台宮城ICから東北自動車道にのり、これから九州・長崎までただひたすらハイウェーの人となる。 先が長いのでゆっくりと走って行ったら、東北道・蓮田SAに到着したのは8:40pmになっていた。ここから首都高を 抜けて中央道に抜けるわけだが首都高を走るのは9年ぶり、間違いなくJCTを通過できるのか不安が募り、事前に東京に いる友達に電話で抜け方を伝授していただいた。というのも9年前に八王子方面からデズニーランドに向かい、首都高で 方向音痴になり、関係の無いとこで下りてしまった思い出があるのだ。久々に走る首都高は高い高架部分とアップダウン、 それに壁が迫りくる急なカーブにトンネル内での分技と、田舎者にはTVゲームを地で行く面白さだった。新宿あたりを 通過したのは、仙台を出て355Kmの地点だった。これならば地元青森に帰るよりわずかだが新宿の方が近いことになる。 改めて青森は遠いと実感した。22:30pm談合坂SAに到着、距離にしてちょうど444kmとなっていた。 とにかくこの時間になると喉が渇いて困り、発泡酒をグビグビプッハァ〜となってしまいここでPキャンすることにした。 のんべぇーはこんなとき困るのだ!!

10月26日(火曜)
 まだ暗い4:00amになぜか目が覚めてしまい、どうしたものかと・・・・とりあえず走ろうと家族を寝せたまま 道路工事の多い中央道を淡々と走る。諏訪湖SAに5:50am到着、小雨のなかわずかに諏訪湖が見えた。 家族は起きる気配もなくどうしたものかと・・・・・・再度寝ることにした。
 7時半になりようやく家族も起出し俺も再度起きる。雨に煙る高速を走り続け名神高速道に乗り継ぐと、今度は琵琶湖が 見えてきた。ここまでは仙台から持ってきた食材で、ホットサンド・ココリキ&うどん・おでん+うどんと食事代を節約し てきたのだが琵琶湖SAで久々にお金を出して昼食にカレーライスを食べてみた。大坂からは中国自動車道、山陽自動車道 と抜け、左手に晴れていれば瀬戸内海が見えるであろう所を雨だけを見て走る。吉備SAに3:10pm到着。 ここでは団子屋本舗などで団子が売られ、幼児用のさる・いね・きじの乗り物がおいてあった。ここで賢い俺はピ〜〜〜ン ときてしまった。浦島太郎のキビダンゴとはここの吉備のことなのだと自慢げに家族に話したら、「それは桃太郎のことで しょう!!」と鋭いチェックをいれられた。(あたりまえか!!)
 気を取り直し、そろそろ九州も近くなったかなと地図を見ればまだ間先は長そうだ。話はころりと変わるが、ここまで 1080km走ってきたのだが、山陽自動車道を走ってからタイヤのロードノイズが静かになったようだ。一番うるさかった のは中央自動車道で路面のあれ具合が関係しているのだろう。また山陽を走ってから、燃費も良くなり雨の中なのだが走りや すいような気がした。詳しくはわからないが、多分山陽自動車道などは設計が新しく、車線幅・カーブのR・路面などが余裕 があり新材料など使ってはいないだろうか。これで天気がよければGOOD!!なのだが・・・。
 7:45pmようやくです、飽きるほど走り続け1443km、27時間ほどかけてようやく関門橋を通過し九州上陸ができた。 ここでアレレです。実は俺はなぜか高速は橋で渡るのではなく、トンネルを抜けて九州に渡るとなぜかなぜかそう思い込んで いたので、橋でたどり着いたのでアレレでした。多分地元青森の青函トンネルのイメージが強くてそう思っていたのだろう。 (ちなみに青函トンネルは、列車専用で車はとおれません。)
 吉志SAで九州上陸の記念写真をとり、次の日の長崎観光を考えもう少し近づいておこうと、金立SAまで走りPキャンプ をすることにした。ここで盛大におでん鍋で発泡酒をプハァプハァ〜グビグビとカミさんと宴会モードになりました。
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