新和小学校新築工事9ヶ月遅れる。完成は平成16年4月
         平成15年9月暫定開校

平成14年3月より建設されていた新和小学校の校舎等新築電気工事と外構工事が9ヶ月遅れる変更契約の議案が提出されました。本体は、ほぼ完成し本年9月開校出来ますが、グランドその他の工事が間に合わず、全面完成が来年4月23日と言う事です。その間、グランドは一部の使用しか出来ません。遅れた原因について市の説明では、敷地内地権者の移動の遅れ、橋の工事、隣地第二大場川の護岸工事の遅れ等、区画整理事業の遅れの説明がありましたが、このことは工事以前から解っていた事で余り説得力のある説明ではありませんでした。遅れた分について、業者から違約金を取るべきではないかと委員会で強く求めましたが、学校側の事情もあったと言う事で市としては不問にするとの事でした。この様な工事遅れの議案が提出された事自体、前代未聞であると言う事です。民間では考えられない事です。せめて4月入学式までには完成する様に強く求めました。
    中川処理センター上部デッキ整備始まる
      「芝生広場、サッカー場を造る」市長答弁する。

 昭和50年に62fの農地を買収し昭和52年から工事が進められていた中川下水処理センターの上部デッキ6.9fが完成しました。中川処理センター事務所に伺い整備計画を尋ねた処、埼玉県の整備計画は地権者に約束をした運動公園計画を大幅に後退し、下水処理場としての環境改善工事、芝を張り周囲に植栽する程度と言う事でした。これに対し三郷市は何の要望もせず、県の計画をそのまま受け入れると言う事でした。しかし、一般質問で「何故地権者との約束を要求しないのか」と問いただしましたところ、2問目の市長答弁が「芝生広場とサッカー場を造る」と言う答弁に変わりました。事務方の考えとは異なり大幅に前進する答弁でした。早々に答弁通り実施するよう計画の変更を強く求めました。見守りたいと思います。
 この下水処理場買収時には、地権者にとり忘れられない事がありました。買収された地域は、買収される直前、基盤整備事業が行われ、入り組んでいた水田は整然と整備されました。地権者の約7lの減歩により整備されたのです。その後の買収であったため整備された農道水路は、62fの内8.7fあり、その土地も埼玉県の買収となりました。その金額は21億5795万円となりました。この時期、三郷市は現在の市庁舎を総額37億5000万で建設し、土地改良によって生み出された8.7f21億5795万円を市庁舎の建設に充当したのでした。現在の庁舎の建設費57lを366人の地権者が負担した事になるのです。この様な事情からも、是非答弁の通り運動公園整備の約束を守るべきと思います。