平成十六年度決算承認する

九月定例議会が一日から二十二日まで開催され、報告二十一件、議案三十七件上程され審議可決いたしました。九月定例議会は前年度の三郷市の全ての事業の決算を議会に報告承認を求める議会でもあります。
 歳入については、人口減少が続く中個人市民税が2.8l減少しかも、未収額が18億もある状況です。法人市民税は、景気の好転も言われる中0.7l増、固定資産税に尽きましても地価下落が続いておりますが、1.7l増と言うことです。
特筆すべきはたばこ税が46.7l増の10億円の収入でした。
三位一体改革の歳入に対する影響は約8億円の交付税の減収があり次年度以降についても厳しい状況が続くものと思います。
歳出については財政難の中では新規事業も少なく、農産物直売場への補助四百万、又開発公社所有の半田運動公園を23億円で三郷市の所有としました。昨年の33億合わせて57億円でした。
 又、高齢化が進む中、国民健康保険への一般会計から補助も六億四千万円、又、介護保険へも四億二千万円補助をしています。しかも、国民健康保険税については収納率が1l低下し85.8lと言う状況です。
 より一層の無駄をなくす様議会としても厳しく追及して行かなければと思います。
1.開発指導要綱を条例化し、最低宅地面積の拡大を
安全で住みよい街を作るには、宅地面積は広い方がよい事は論を待ちません。
しかし、潜在的な需要もあると思われますので最低面積の拡大につきましては、その方法論を含め検討したいと思っています。指導要綱の条例化については、私も前々から指導要項では拘束力がないので条例化すべきと考えています。今後、法律等の兼ね合いも含め検討して参ります。
2.ネットフェンスを5年から10年で一掃し魅力的景観を作ってはどうか
 市といたしましては、今後、全面的に改修する場合は出来る限り景観に配慮した整備が出来ればより望ましいと考えています。なお、すでに下第二大場川や三郷放水路以南の二郷半用水路 さらには前間水路では擬木の景観に配慮した整備を実施しています。今後新たに水路整備を実施する所につきましては、引き続き景観に配慮した整備を心がけて参りたいと考えています。
5年から10年でネットフェンスを一掃してはどうかと言う事ですが、短期間で景観に配慮してフェンスに変えるには、費用が相当必要となる事から、現在の財政状況では困難であります。又、市内の業者と提携し事業を進めてはと言う事でしたけれども財政面からして可能なれば活用して参りたいと思います。
3.コンピューターシステムを点検し重複投資を避けるべきではないか、CIOの役割は
CIOは情報統括責任者と言われますように当市では助役がCIOでありますが、情報セキュリティーの役割を担っています。今後IT化を進めるにおいて庁内を円滑に進める事、システムの全般的な事、業務変革等CIOを補佐する業務の配置の検討が重要であると考えている。
4.首都圏都市ランキング130位どう考えるか、人口減少が続いているが
 一気一夕する必要はないと考えています。ちなみに、三郷市は周りの市より住みよいと言う人も多く、毎年数百世帯の転入があります。又、本市には高級官僚や知名度の高い弁護士、大学の教授や学者、有名団体の代表者等いわゆる著名人も多く住んでおられます。つくばエクスプレスも開通し街作りが進めば さらに多くの方が移住してくるものと思っています。