政務調査費の使い方について
 
 多くの方は何に使うの、なんなのと思う事でしょう。私も議員になって間もなくは、その様なお金が支給されている事すら知りませんでした。政務調査費は、議員一人年間10万円が会派に人数分支給されると言う事です。その使途は、議員の政治活動費と言う事で、個人的に使用したり、歳費同様の使途は出来ないと言う事です。自民党の場合は、会派の視察研修や全戸配布の広報誌、自民党の「重点要望事項」という冊子を作り、全町会長、自治会長さんに配布しご覧戴いています。会派の視察研修は、本年度は、全国初の電子投票を実施した岡山県の新見市に行き、電子投票についてお話を伺ってきました。又、この2月に教育関係の視察を計画しています。
 私は、今回、月額2万円年額24万円の提案に対し、従来の2.4倍と言う事では、余りにも高額であると、会派での会議の席で主張しました。しかし、他会派のなかでは、他市町村に比較しても三郷市は少なく当然と言う意見が多いと言う事でした。議員の調査研究に、これだけ必要だから要求すると言う事はとんと聞かれませんでした。大変残念です。
私は、せめて、必要と言う事であれば、15万円で十分であると主張しましたが、議会での採決では、会派での決定という事で賛成しました。反対は共産党でした。しかし、反対したのですから今回は使わない事でしょう………。
 会派の中では、全額会派としての支出ではなく、個人の調査費用も認める事を提案しました。個人の費用を認めれば請求するか否かは個人の判断に任される事になります。その場合、私個人としては、請求するつもりはありません。
 この問題については、「議会だより」編集会議でも、私はこの問題は取り上げるべきであると主張しましたが、一名のM女性議員も取り上げるべきと同調しましたが、おきまりの「紙面のスペースがない」と、又「増額したのであるから、視察研修の報告を「議会だより」にきっちり報告すべき」と発言しましたが、古老の議員が「代表者会議で検討しなければと、編集会議で決定する事は出来ない」と強く主張し、紙面は従来通りと言う事に成ってしまいました。
 より開かれた議会は多くの市民の要求でもありますが、三郷市議会はこんなていたらくです。インターネットで議事録が閲覧出来る自治体が珍しくない状況であるのにもかかわらず、三郷市の「議会だより」では、一般質問の氏名の掲載すらできていないのです。私は過去に掲載をすべきと言いましたが、常套句の「代表者会議で検討する」で未だに掲載出来ていません。
議員の中には、開かれた議会と言う事を市民の前では発言している方もいますが、内側はご覧のとおりです。
市民の皆さんのより大きな声が必要の様です。