いよいよ市内コミニティーバス走り出す     
                 本格運行は秋以降から  

 市内循環バスは、昔から市議会では議論のあった事で、いわば、革新系政党の常套句の様に言われていました。
南北に長い三郷市にとりましては、その必要性については、私としても感じておりました。
吉川市では、昨年度より、都市整備公団のきよみ野にありますオアシスを起点に50分で戻る4路線の無料バスを運行しています。
しかも、運行費用が年間2700万で業者が請け負っていると言う事です。この話を会派の議員さんにお話をしたら、そんなに
安い料金で出来るはずがないと言われ、私は、再度吉川市に訪ねましたが、間違いがなく、しかも乗降客も多く、文字通り
コミニティーバスとして役割を果たしていると言う事でした。私は、この話を市に対してもお話をしましたが、三郷市は規制緩和が
2002.4月より始まるのでそれに合わせて考えていると言う返事でした。
それが、3月26日より30日までの間、試験運行が始まり、いよいよ三郷市内を走るコミニティーバスがスタートする事になったのです。
議員の中でも、「乗る人がいない。採算がとれるはずがない」と言った議論が多く、コミニティーバスに対して冷ややかな印象を受けました。
そんな議論はあっても、どうしたら市内のアクセスをよくする事が出来るのかと言った政策はないのです。
今回のコミニティーバスの運行は、新たな市民の足として、むしろ需要を喚起する、新たな需要を掘り起こす事の可能性すらあると思います。
三郷市としても市民の足としての交通手段に止まらず、三郷市をより知ってもらう手段として、又、行政情報の広告媒体として等々様々な
活用をも出来るのではないかと思います。
赤字がでた場合は赤字額の1/3を補填すると言う事ですが、様々な形で活用し利用料を払う事で援助し、単純に赤字補填すべきではない
と思います。コミニティーバスが軌道に乗る事になれば、私は、三郷市の大胆な改造すら出来るのではないかと思います。市内の学校統廃合
や公共施設の配置についてもコミニティーバス路線の活用により大胆に出来るかもしれません。コミニティーバスの成功は、これからの街作りにも大きな
影響を与える事になるのかもしれません。期待を持っても見守りたいと思います。

本格的な運行は秋以降と言う事です。
          3月26−30日試験運行実施する。
  各社運行結果は表の通りです。PRをすればもっと利用者があったかもしれません。路線によっては、一便に33人の乗客
と言うのもあったと言う事です。早く運行をと言う声もあっと聞いています。

     ルート別 実施日 一便あたり利用者数
早稲田循環東西ルート 3月26日   14.4人
三郷駅〜新三郷駅ルート 3月26-30日   15.3人
新三郷駅〜吉川駅ルート 3月26-30日    8.5人
三郷駅〜金町駅ルート 3月26-28日    7.3人
新三郷東循環ルート 3月26日    4.5人