7月は農業委員の改選です。農業委員は公選が20名、農協、共済組合から各1名、議会推薦が4名の構成です。三郷市の農業委員会の構成は、昭和31年早稲田村、彦成村、東和村の合併し、翌昭和32年6月の定数改定を今日まで引きついています。そして、これからも、常磐新線に伴う区画整理、又インターA地区の区画整理と約200haの農地が宅地化されます。 このように、大きく変わってきているにも関わらず、農業委員の定数を変えなかった事自体、行政の怠慢としか言えないと思います。又、現在の農業の現場では、女性の労働なくしては考えられないと言う事も事実です。農業委員の中にも、女性農業委員がいても不思議ではありません。 今回、三郷市農業委員会委員長より議会議長宛に上位機関の県農業会議の「女性農業委員を議会とし推薦して戴きたい」と言う要望書が提出されました。この様な状況の下、三郷市初の女性農業委員をと思いました。 そんな中、公選で地区の推薦を受け立候補する女性が現れましたので、私としては、議会として女性農業委員を是非推薦したいと思い、早稲田地区の2つの婦人団体に呼びかけました。しかし、検討して戴きましたが、推薦する該当者がなく実現出来ませんでした。しかし、議会推薦として若い農業者を是非推薦したいと早稲田地区の自民党の議員さんと協議しましたが、先輩議員さんは、現状のまま、現在の議会推薦の方でいいと言う事でした。若手の議員も明言を避け現状を肯定していました。若い方、中堅で頑張っている農業者は早稲田地区には多数います。若い意欲のある農業者を是非議会推薦したかったのですが、 残念でした。自らの力不足を恥じいるばかりです。多くの議員は行政の変革を言いますが、いざとなれば現状肯定で、真に変革を考えているとは思いません。変革のリスクを自ら負うと言う事が出来ないのかもしれません。そんな事が結局は地域の活力を失う結果ともなるのではないでしょうか。今回の件では、大変残念に思いました。この事にこりず、積極的に三郷市が少しでも変わるよう活動して行きたいと思います。 7月10日、農業委員の議会選出のための臨時議会が開催されました。農業委員の議会選出は東和地区2名、早稲田彦成地区が各一名づつ計4名の選出と成っています。この問題については、上文に報告したような経過がありましたが、市民から異議ありと言う抗議がありました。地域を代表する方の意見と言う事で私は、十分傾聴する必要があると思いました。内容をお聞きしても、私が日頃感じている事で何ら疑問を差し挟む余地がないと感じました。農業委員として公職に就くのは余りにも倫理に欠けると判断せざるを得ないと思いました。この事は自民党新生会のN議員も同じ判断をし、再度人選をする必要ありと言う事に成りました。人選については、N議員と私の意見が同じと言う事でO氏を推薦する事になりました。その席には、Y議員も同席していて、異論を唱えることもなく同意したものと理解しました。 10日の臨時議会前に早稲田地区の全議員が集まり人選する事になりました。経過説明の後色々議論がありました。私とN議員はH議員推薦の方は断固として反対、与党であるk党の二人は人事はしこりが残るのでH議員推薦の方で良いのではないかと何度も何度も強調されました。k党の方は、賛成と言う事でした。日頃から論理的な物言いのk党の方は、農家の事は解らないと言いながら、変更する理由がないと論理的に矛盾がないのかなと思われる事を言っていました。又、一言も発言しない方もいました。事前にお話はしていたのですが、残念でした。大きな声を張り上げる方もいましたが、私は自らの良心に従い最後まで認める事ば出来ませんでした。この様な状況では、いっそのこと早稲田地区からは選出しない方がよいと言う事になりました。異論を唱えなかったY議員はこの日は反対に回りました、反対するのであれば、前日N議員との話し合いの時、なぜ反対と意思表示をしなかったのか理解出来ない行動でした。 私とN議員も早稲田地区の皆さんには申し訳ありませんが、了解しざるを得ませんでした。0氏に対しましては大変申し訳ない事をしたと思います。 私は、何故この様な結論に至ったかについての説明責任があると発言し、事実関係を正確に伝え、多くの農家の判断を仰ぐと言う事に成ると思います。 私はこの問題について、会派の先輩議員に、人事案についての考え方を聞きましたら、「いづれにしてもしこりと言うものは残るので、自分達で決められる事であれば複数候補者がいれば、賛否を問うてもよかったのではないか」と言われました。 選挙を意識し人間関係に気を配りすぎ、自らの判断を放棄する事が、多くの市民から信頼を失ってしまうのではないかと思います。この様な事だけは避けなければと思いました。 私は自らの良心に従い決断し、自らそのリスクを負う事こそ必要な事ではないかと思いまし。 私の一般質問で、発言に「異議あり」と言う事 で発言の一部を削除しました。発言は人口減少の 状況を指摘し街作りに何もやらない事を批判的に 発言した事でした。発言は「環境整備と言えば水 路の蓋かけしか言わない議会、展望を示し対話と 説得をやらない行政、リーダーの不在、この三す くみが三郷市の人口減 少の原因ではないか」 と指摘したところ、自 民党の別会派「自民党新生会」と公明党より議会 の部分の発言を削除をするよう求められました。 野党からは何も言われませんでしたが。同じ与党 の議員からクレームがつきました。何故だかわか りません。私は、過去4回の議会を見てきての印 象を象徴的に発言したつもりでしたが、真意はく み取られませんでした。 議会での一般質問は、三郷市をどうするのかと言うよりは、自分の地域の問題、又関係する人々や団体の立場での要望や要求と言う事が多いと感じられます。三郷市の将来について、危機感を持って発言をしていると言う事は感じられません。環境整備について象徴的に発言しましたが、道路が悪い、水路が臭いと言う発言はありますが、区画整理事業を実施し真に快適で安全な街を造るべきだ、又行政として提案をすべきと言う話を聞いた事がありません。私は、地域の問題を、一般質問で改善要求すると言う事ではなく、直接、担当部署と協議をする様にしています。質問は市全体、行政全般に関わる事にしたいと思っています。 この事は、当然、厳しい言い方になってしまう事もあります。今回の事はそんな思いから発した事と思っています。一度、知り合いの議員さんに「三郷市の街作り」について聞いてみてはいかがでしょうか。 |