12月議会に、議員提案の「議員定数2名削減案」が可決されました。共産党、民主党は反対でしたが、自民、公明、市民派が賛成し可決しました。
小泉内閣の三位一体改革は三郷市財政にも大きく影響し、平成17年度予算の各課からの要求額に対する不足は40億もあったと言う事です。当然要求に応える事は出来ず大幅に減額しなければならない状況と言う事です。
この様な財政状況は、議会としても無視する事は出来ず、議員定数の削減、又は、報酬の削減は避けて通る事は出来ない問題でした。会派の中でも議論がありました。議員削減についても全員が賛成と言う事ではありませんでした。報酬についても、積極的な意見は少ないと言う印象でした。私は「削減は2名以上、報酬にしても10l以上減額すべきではないか」と言う事を主張していました。報酬についての議論では「報酬は生活給だから減額する事には反対」と言う事を他党の意見と言う事で聞きました。確かに生活給の方もいるとは思いますが、職員の給料を減額し、自分の事については、「生活給だから反対」ではいかがなものですか………。
生活給と言う事も解らないではありませんが、給料ほしさに議員をやっているとは考えられませんので、この様な意見がまかり通る様では、残念な気がしました。
議会と言えども、現状を直視し今なにをやるべきかを真摯に考えなければ成らないのではと思いました。三郷市が発展し、26名では不足ではないかと言う意見があったときには、定数を増やせばよい事で、今日の状況では削減は当然の事であると思います。
7月には任期満了による選挙があります。当然、定数削減は選挙戦にも影響する事で、大変厳しい選挙に成るかも知れません。しかし、その事で、定数問題を議論すべきではなく、与えられた環境の中で精一杯努力する事しかないと思います。定数削減がどの様な結果になるか、我々だけでなく、市民の皆さんにとっても関心事になるのではないかと思います。冷静な判断を期待したいと思います。
一時4名削減と言う話もありましたが、幻に終わってしまいました。