組織機構改善の目的は
1月13日、臨時議会が招集され、1部減、2課減とする事に決まりました。
改正の目的は、「より効率的な運営を進め市民満足を高め、政策中心の組織にし迅速な意志決定をしブロードバンド化を図る」と言う事です。具体的には、従来の企画財政部を廃止し市長公室と総務部に分けた事、商工課、農政課を統合し商工農政課とし、資産税課と市民税課を統合し課税課とした事です。改正の目的に謳われている「効率的な行政や市民満足度を高める事スピーディな決定、ブロードバンド化等はどれをとっても当たり前な事ではないか、今頃何故こんな事を言わなければと言う思いです。してみると、この様な視点で行政運営してこなかったのかそんなヘソ曲がりな考えまで持ってしまいます。
しかし、この程度で目的を達成出来るのでしょうか。一般質問をする事から組織改革を担当した部署に「具体的な指示、あるいは各担当課の目標等の検討はしたのですか」と聞いたら「会議をし改革文書を作っただけ」と言う事でした。具体的には指示も検討もしていないと言う事でした。驚きました。この事を一般質問したら答弁の中で「3月11日に部課長に通知をし、各課の目標を出来るだけ数値にし表明するよう求めた」と言う答弁がありました。何か泥縄の様な気がしますが、組織改革と各課目標の指示は同時ではないかと思いました。
今、行政改革の基本的な考えは、いかに行政自ら行う仕事を民間やNPO、それに個人のボランティア、コミュニティー等との連携の中で進めて行くかと言う事ではないかと思います。
何でも行政が抱え込み、効率を考えない運営は結果的に大きな負担を市民に負わせる事になるのではないかと思います。今回の改正にはその様な視点がなかったのではないかと思いました。