3月議会はさながら値上げ議会とも言うべき、各種手数料、公共施設利用料の値上げラッシュでした。平成16年度予算は名目は増額予算でしたが、実質的には3.3l減の予算と言う事で市財政状況は厳しい状況です。特に財政健全化計画の中で、開発公社所有の土地を本会計に移す事により元本の返済が始まる事、又、三位一体改革の関係では、16年度に限っても交付金の削減が7億円以上あると言う事で内憂外患と言った状況です。この様な状況下でいかに増収するかを考えたとき、手数料、利用料の値上げと言う事に成ったのではと思います。しかし、今回の値上げによる増収は約4000万円と言われています。施設を利用する者がある程度負担をすると言う事は受益者負担という事からは理解出来ます。しかし、本当に値上げすべきであったのでしょうか。
 平成15年度の第一回監査報告書が配布されました。総務、市民部関係の監査でしたが、総務部関係の契約件数16件、市民部関係14件すべてが随意契約でした。指名競争がたった1件でした。担当の話を聞くと、業務の特殊性や随意契約と言っても金額を下げて交渉していると言う事ですが、もっと一般競争入札を導入し、より効率的な契約にすべきではないかと思います。その他の公共事業、庁舎施設管理費、又は業務のアウトソーシング等経費節減、効率運営の方法はいくらでもあると思います。優先順位は何が先か、ほどほど見間違えないようにすべきかと思いました。
当然、議員の歳費引き下げは最優先課題かも知れません。