三郷中央駅南側におどり公園の第二大場川を挟んだ対岸約22000uにキヤノンファインテック社が進出する事に成りました。来年8月には事務所棟と研究施設棟20000uの建物が完成すると言う事です。従業員関係者約1000人程度が中央駅を乗降すると言う事ですが、駅周辺の賑わいばどうなるのでしょうか。
言わば、駅前の一等地しかも22000uもある広大な土地、この土地こそ三郷中央駅の顔を決める大きな可能性を持っていたのではないかと思います。そうであるから、私は議会の一般質問でも三郷市としてどうするのか衆知を集め検討し都市再生機構と話し合いをすべきであると強力に訴えていたのです。しかし、今回キヤノンに決定した事について、私は駅周辺の賑わいを考えたときうれしさ半分と言うのが本当の気持ちです。
私は、キヤノンファインテックが新聞報道された後、早々に常総市の本社工場を見に行きました。こちらは工業団地の一角で土地もゆとりを持って緑も多く比較的良い環境の中にありました。駐車場は大きく取ってありましたが、特別の印象はなく極普通の企業団地と言う印象でした。三鷹市の研究開発事業所も周辺状況を視察してきました。周辺にはNTTデータの大きなセンターがあり、周囲も企業住宅商店等が密集しておりやや手狭ではと言う印象でした。それから考えると、中央駅の駅前は正に好立地ではないかと言う印象でした。三鷹市の商工担当課に言ってお話を伺がおうと訪問しキヤノンについて尋ねたところ担当者がその存在を知らなかったと言う事には驚きでした。ゼンリンの地図で調べて解ったと言う事でした。担当者のお話では、三鷹市から多くの企業が転出をしていると言う事でした。
今回の進出に対して、社員や関係者は1日1000人くらいの乗降があると言う事ですが、朝夕の乗降に限られ駅周辺の賑わいをどう作って行くかが大きな問題であると思います。私は、進出予定地に集客施設の誘致を訴えていましたので大変残念な気もします。
駅前の大きな土地は駅タクシープール北側に9000uの土地が有ります。この土地の活用如何が中央駅の顔が決まるといえるのではと思います。一部公的施設や商業施設、銀行等のテナントを取り込み住宅だけでない施設とすべきではと思います。そうする事が個人の土地活用の呼び水になるのではないかと思います。
ここでは三郷市としてどうするのかと言う明確な戦略が必要なのですが……。この議論が聞こえてきません。
駅前の賑わいをどう作って行くのか
三郷中央駅周辺
常総市の現在の本社 三鷹事業所