今年を振り返る その2 だんなさん入院 真面目に考えた編


 
Tシャツ。
普通のTシャツ。
ほんとうはビックリのTシャツ。



色が薄いからわかりづらいけど、切れてるんだよこのTシャツは。




救急車の中で救急士さまがたが切ってあれこれとお仕事をしてくださったそうです。
お世話になりました。



こんな風に切り込みを入れたのかな。

病院への到着が遅れたら
心臓が一部壊死してしまうこともあるらしい。
壊死がひどいと心臓がきちんと働かずに
心不全で亡くなったりすることもあるらしい。
そしたらお葬式だ。
そりゃ〜びっくりだ。
後から医師の説明を聞いてびっくりだ。



結論から言いましょう。ここで言いたいこと。

身近にいる人が急に心臓の病気で亡くなってしまったあなた、
突然大切な人を亡くしたあなた、
自分を責めてはいけません
あなたのせいではないです







だんなさんの場合、原因は細い血管にあったそうです。
コレステロールで血管が詰まったわけじゃなかった。

血管には詰まっているところもなかったし、血管の中には血栓もないそうです。
よかった。
食事とお弁当を作っている私のせいかと思った。
違った。

生きててくれたからカテーテル検査できたからわかった。



死んじゃってたら私が原因だって自分を責めたり
自分が責められてる、って思ったり
そんなこともあったと思う。
子供に合わせた脂っこいカロリーの高い食事が原因だ、って絶対思ったよ。


子供たちが学校に行きたいのに月謝が払えなくなったり。

行きたい学校にいきたいって言えなかったり。

そんなことになったかもしれない。

そんなことになったら
「私のせいだ〜」
って思ったに違いない。

義母や義妹が泣きながらお線香あげてたら
「私のせいだ〜」
って思って顔もあげられなかったに違いない。

一生そのことを背負って生きていくことになったに違いない。
だんなさんを間接的に殺してしまった、って思ったに違いない。


でも違った。

だんなさんは違った。

心臓をとりまく血管が痙攣したこと(スパズム)
が原因だった。
血管がけいれんするから、血液が流れたり流れなかったりしたんだって。

コレステロールは関係なかった。

生きていてくれて、カテーテル検査ができたからわかった
どこも詰まってなかった。
コレステロールが原因じゃなかった。


医師がパソコンの画面で検査の結果を見ながら
いかにも痙攣起こしそうな血管ですよね」
って言ってた。
血管にも個性があるなんて初めて知った(笑)
生まれつき血管が細いらしい。

これはどうしようもないよ。とりあえず私が作った食事は関係ないよ。

でも、もし手遅れになっていたら
原因はわからずじまいになってしまっていたはず。



だから、突然の心臓の病気でご家族を亡くされた方々がいたら私は言いたい。

亡くなってしまったことで
はっきりとした原因はわからずじまいでしたね。
原因はわかりませんよ。
あなたのせいではないです。
たぶん、生まれつきの血管に原因があったんです。


と。




医師は、病気を治すことだけじゃなくて
遺された人たちが生きていきやすくなるような言葉かけも考えるようにするといいね。

私が医者だったら
生まれつきの体質が原因でしたって言うと思う。

でもそんなこと言ったら、今度は親御さんとかおじいちゃんおばあちゃんがつらい思いをするなぁ。
遺伝だってことになっちゃうもんねぇ。難しいなぁ。

「血管が詰まったのか痙攣によるものだったのか、原因はわかりません」
がいいかな。
血管の痙攣が原因によるものもあるんだって知らせておいてあげてほしいな。

それを知らないと「食べ物が原因だ」ってほとんどの人が思ってしまう。


だんなさんが亡くなってしまっていたら
私もきっと「食べ物が原因だった」って思ったに違いない。
これからの人生がかわってしまったなきっと。

かなり気にしない + 楽天的 + 前向き + いいようにしか考えない

私だけど、それでも「ごめんなさい」「許してください」って毎日考えたに違いない。

生きていてくれてありがとう。



不謹慎編に続く