たいていの車には,オプション品として「クリーンボックス」(要するにゴミ箱)が用意されている.
X80系のオプション品にも存在するのだが,その中でもこれは「クリーンボックスEX」という名前で,
ちょうどオーディオの左横の部分にぴったり装着でき,ボタン一つで蓋が開くようになっているものである.
装着すると,こんな感じになる.
入手法であるが,現在,新品は製造中止で在庫もないので買うことはできない.解体屋で探索すると, たまに見つけることができる.オークションでも時折,売られているので,欲しい方は探してみられるよいだろう. ただし,往々にしてフタが閉まらないといった問題はあるので,下を参照にして修理するか, 程度の良いものを根気よく探す,ということになるだろう.なお,解体車から取ってくる場合, 構成部品のうち保護用の不織布(取り付け時の位置決め用にも使われる)を忘れがちなので,気を付けよう. |
グレーのクリーンボックスEXを,とある方からいただいたのだが,解体車から取ってきたということで,
かなり汚れがあって,フタが閉まらない状態だった.部品は説明書も含めてすべて揃っていたので,なんとか修理して使いたいと考えた.
とりあえず修理するなら,まず完全に分解する必要がある.その後,部品をきれいに洗浄して組み立てようというわけである.
現在の問題点を整理してみると,(1)外見上の油汚れ. (2)フタが閉まらない. (3)ボタンの動きが渋く,引っかかる. といったあたりである.ともかく完全に分解して,解決法を考えることにした. 分解手順であるが,最初にフタをはずす.アームはフタの裏側に差し込んであるだけなので,単純に引き抜けばよい. アームを引き抜く はずしたフタ.少し油汚れがある オープナーのボタンであるが,ボックス裏側のカバー(差し込んであるだけ)を引っ張って抜くと, 爪が3カ所あるので,マイナスドライバーなどでこじって嵌合をはずしてやると,ボタン部分がとれる. 上で修理したボタンをボックス本体に取り付けてみたが,そうするとまたどこか引っかかっているような感じがある. よく見てみたところ,ボタンと本体の開口部のエッジの部分が干渉している様子だった(下写真左). そこで,本体の干渉している部分を少しだけ削ってみた(下写真右).その結果, まったく引っかかりなくスムースにボタンが押せるようになった. 完成 |
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