過去の公演
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ポール・クローデル没後50周年記念行事 作・構成・演出:渡邊守章 2005年3月22日(火)19時開演 3月26日(土)14時30分開演
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照明 服部基
演出助手 前川錬一 舞台監督 本城義明 制作 渡邊清子 荻原達子 制作助手 岩崎マチ子 主催 空中庭園/ポール・クローデルの詩による創作能上演委員会 助成 芸術文化振興基金 企業メセナ協議会認定事業 後援 駐日フランス大使館 ポール・クローデル没後50周年記念企画委員会 日仏経済交流会(パリ・クラブ) 自由が丘日仏協会 |
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於:宝生能楽堂 全席指定
お問い合わせ:空中庭園 tel 03-5753-0418 |
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ポール・クローデルの詩による創作能『内濠十二景あるいは<二重の影>』 於:パリ日本文化会館 於:京都造形芸術大学春秋座 文化庁先駆的舞台芸術振興事業・国際交流基金・企業メセナ協議会認定事業 後援 |
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「空中庭園」を拠点に活動している演出家渡邊守章が、古巣の演劇集団「円」のために、橋爪功のシラノで、平成13年2月に、世田谷パブリック・シアターで演出し、大好評であった舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」。日本では、辰野隆・鈴木信太郎訳で知られるこのフランス・ロマン派最後の打ち上げ花火を、訳・演出の渡邊は、橋爪功という現代演劇の最も台詞の立つ俳優にはめて、自らの新訳により新演出をし、作品の現代性と、同時に歴史的な奥行きを舞台に立ち上げた。 渡邊は、かねがねこの戯曲のテンポやリズムは、ジャズのスイングのように、軽快で遊びに貫かれていなければならないとして、従来の日本におけるセンチメンタルで重ったるいシラノを作りなおすと宣言していたが、事実橋爪はこの役で、読売演劇大賞にノミネートされる記念碑的な演技を見せた。同時に石井英明のクリスチアン、高橋理恵子のロクサーヌも新鮮な魅力に溢れ、この劇作の真の意味をよく理解させたと評判であった。 演出スタッフは、いつも渡邊演出を支えてきた装置の丸田道夫、照明の服部基、衣装の渡邊園子、音響の深川常次、演出助手の前川錬一、舞台監督の井川学と、息の合ったチーム・ワークで、ともすれば豪華なショーと名優の一人芝居に終わりがちな『シラノ』を、現代の作品として読み直すことに大いに力があった。 翻訳も第一幕の冒頭をかなりカットしたほかは、原作に忠実であったが、同じに、時代的な枠組みーーつまり19世紀末が見た17世紀前半の文化と人間ーーを鮮明にするために、プロローグを付け、場面転換の語りを入れ、特に第4幕から第五幕にかけての転換は、クリスチアンの屍骸を引きずりながら「ガスコン青年隊」の台詞を絶叫するシラノによって、極めて感動的な情景を作った。映像の一部は、渡邊が放送大学で持っている授業番組『現代における伝統演劇』でも使われている。 ついでながら、同じ世田谷のシアター・トラムで、渡邊が「空中庭園」の製作で作ったジュネの『バルコン−−革命夜話幻想館』(篠井英介)主演は、放送大学の大学院『表象文化研究』の第14回「イメージのドラマトウルギー」で、そのさわりを見ることが出来る。 |
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フランス17世紀古典悲劇の代表作として名高いジャン・ラシーヌの「悲劇フェードル」は,演出家渡邊守章のレパートリーとして知られており,すでに1986年に東京とパリ国立シャイヨー宮劇場で上演されて,絶賛を博しました。今回は,ラシーヌ没後300年記念の企画で,1999年11月から12月にかけて,東京は青山円形劇場において,パリはパリ日本文化会館(館長磯村尚徳氏)で上演しました。 |