爾時世尊。そのとき、お釈迦様は。
従三昧。from、
瞑想・禅定
(ぜんじょう:精神集中)の三昧状態
安詳而起。そして、安詳として
(=気分すっきり頭脳明晰状態で)、
静かに、起きられ(目を覚まされ)ました。
告舎利弗(ふつ)。舎利弗に、
告げました。
諸仏智慧。
甚深無量。すべての仏の智慧は、みな、
奥が甚だ深く、また、測れない量だ。
其智慧門。 難解難入。さらに、その智慧・知識の領域は、
難解で、入るのすら難しい(取っ付き難い)。
一切声聞。自身の利得の為だけに学問する (他人をも救う[済度]、
という大きな志が無い) 小乗仏教者である、
全ての、耳弟子にとって、
辟支仏。また、仏の支えを避け、誰の手助けも乞わず、一人で修行し、さらに人への教化もしない聖者、
独覚・縁覚にとって、
所不能知。それらを知ることは、所詮、不可能である。
所以者何。それは何故ですか?
(何故、諸仏の智慧を知ることが無理なのか。)
仏曾親近。 百千万億。
ゆえはいかん。者「は」は、他と区別し強める助詞。@かつて私は、沢山の仏達に親しく近づき学んだ、
その仏の数は、百千万億にも及ぶ。
無数諸仏ぶつ。数知れない色々な仏達に教えを乞うた。
尽行諸仏。Aそして、私は、諸仏に対し、全力を尽くした修行をした。
無量道法。測り知れない量の広範囲な道と法を学んだ。
勇猛精進。しかも、全精力を奮い立たせて、精進に励んだ。
頑張り・頑張り抜いた。
名称普聞。おかげで、その道の名声をも得た、程である。
成就甚深。 未曾有法。Bいまだかつて無い(奇跡の)悟りの法
を、非常に深いレベルで成就した。
随宜所説。Cそして、仏は、相手モードで説明する
(= その人に分かってもらう為に最善を尽される)、
意趣難解。
(- 赤ちゃんには、"ブーブー、アブナイ"と言う、
"自動車、危険"とは言わない。
- 先生からその知識を全て学び取るには、
生徒側の姿勢・態度も重要。仏は人を見る。)(以上、少なくとも@〜Cなどの考慮要。)
だから、
仏の言動から真の意趣を理解することは難しい。
舎利弗。しゃりほつ ちゃんよ
吾従成仏已来。私は、悟りを得て (=成仏して) から今日まで。
種種因縁。
種種譬喩。
(= 自我得仏来) 30 or 35歳で正覚さまざまな因果関係や、さまざまな例え話を用いて
広演言教。広く人々に、言葉によって教えを説き示してきました。
無数方便。無数の方便を使いました。
引導衆生。衆生を導きました。
令離諸著(煩悩)。さまざまな煩悩を 彼等から 引き離なさせました。
所以者何。それは何故ですか?
如来方便。
(どうして、それをすることが出来たか。)如来は、方便の能力と。
知見波羅蜜。六波羅蜜の第6パラメータ知見(智慧)の能力と、の。
皆已具足。皆、既 (已)に、
その2つの能力を完成し、身に付けているからです。
舎利弗。しゃりほつ ちゃんよ
如来知見。
広大深遠。如来のこの知見能力は、
無量無碍。
広大(広範囲にわたり)で、深遠(内容は奥深く)で、限りない「慈悲喜捨」の四無量心の精神を持ち、
力。
また、妨げるものが無い、自由自在の言葉で、十種の力 を備え、
無所畏。恐れを知らない、のです。
禅定。
(勇気、師子吼の如し)如来は、瞑想と
解脱。物欲解脱と
三昧。集中力と
深入無際。を用いて、深く際限の無い境地に入り、
成就一切。
未曾有法。かつて誰も経験したことが無い(奇跡の)悟りの法を
ことごとく、手に入れたのです。
舎利弗。しゃりほつ ちゃんよ
如来能。如来は能力を持つ。
種種分別。 巧説諸法。分別能力。
言辞柔軟。
悦可衆心。
諸法を巧みに伝える能力。そして、言葉使いは柔軟で、
衆生の心を喜ばす。
舎利弗。しゃりほつ ちゃんよ
取要言之。これを要約すると
無量無辺。
未曾有法。仏悉成就。
(要するに)、だ。測り知れなくて果てしない
未曾有の奇跡の法を、
仏/私は、
ことごとく成就したのです。
止舎利弗。しゃりほつ ちゃんよ、もう、止めよう
不須復説。もう説明すべきでは無い。
(あんたらの二乗の頭では、無理。
と、ワザとつっぱねる。)
所以者何。それは何故ですか?
仏所成就。
第一希有。
難解之法。
(何故、話を止めるのですか。)仏である私が成就させた所のものは、
唯仏与仏。
乃能究尽。
諸法実相。
まず第一に、滅多に無いもの、
そして、この法は難解だから。
i.e. 『第一稀有難解の法』を行ずることだよ。唯一、仏と仏の関係者だけが、
(or 仏のみが仏を与える)
乃ち能く
諸法の実相(悟りの法 [or 事物]の実像[究極の仕組み])
を究め尽くしているのだ。
所謂諸法。諸法 (あらゆる生命・現象・法則・悟りの法) の捉え方、
如是相。
所謂(いわゆる) 10大 (= 十如是) 要素。It is like a 姿・形.
如是性。like a 内在する性質.
如是体。法の相・性を合わせた総体
如是力。内在する力
如是作。
(体の次は、体力の力)作用
如是因。直接的原因
如是縁。間接的原因
如是果。結果
如是報。報い, 結果が外に表れる事
如是本末究竟等。これら9個は、最初のもの(本)から最後のもの(末)まで、
究極の所、同時発生。
( 瞬時に備わる生命の一貫したサイクルを
本末究竟等と述べている。
-- 諸法はそのまま実相/真実の現れである。
-- 仏は人を見る。仏はいつでも、あなたモード/あなた色。
-- i.e. 教えてと頭を下げれば、教えてくれる?。
-- 刹那において、衆生も仏も、同体である。)
■鳩摩羅什[くま らじゅう] (5世紀) の微笑み ( 竺法護[じく ほうご] (2世紀) 訳『正法華経』から『妙法蓮華経』への名前変更 --- 秩序を封印した。) @妙=meow (ミャウ)=猫叫声、 蓮=Leon (レオン, レオ)=獅子/ライオン :妙+蓮=師子吼(ししく、449) A妙法 Myoho 蓮華 Lenge 経 Kyo :アルファベット頭文字 M+L+K=弥勒(みろく、369) Bアルファベット頭文字の3連続降順性 M→L→K : 弥勒下生(みろく げしょう) (救世主として天から降りてくる様子) 彼はアルファベットの知識をシルクロードを介して既に知っていた。 ■日蓮 (13世紀) 題目のご加護 (偶然にも摂理を保ち、さらに深めました。) 南無 / 妙法 / 蓮華 / 経 (/ 日蓮) = Nam / Myoho / Lenge / Kyo (/ Jitsu日 +Hasu蓮: 日は実とも発音する) • なんと、アルファベットの7連続降順性(但し、日("実"の音)は先頭2文字): N→M→L→K→J→I→H ● my英語耳: 法蓮華≒ harangue [ハラング]=師子吼(する) ...親戚:arrange [アレインジ]=調整・手配する © F.IMAI from Sept, 2007 , All Rights Reserved. (=上記の法則の発見は、F.IMAIに帰属する。) (補足:何の因果か分かりませんが、西暦 369年という年は、鳩摩羅什が丁度二十歳の頃です。) |
随宜方便事 無復諸疑惑 心生大歓喜 自知當作佛 | 宜しきに随う方便の事を知り、また、諸々(もろもろ)の疑惑無く 心に大歓喜(だいかんき)を生じて 自ら当(まさ)に作仏(さぶつ)となるべしと知れ。 |