取引員を選ぶ

1.取引員とは?

取引員とは一般投資家の注文を公設市場に取り次ぐことを業としている会社のことである。市場に直接注文を出せる「受託商品取引員」と「取次商品取引員」に2形態が法律上用意されており、また現実にも2形態の取引員が存在する。ただし、取次商品取引員は2003年2月末時点で全101社のうち4社と極めて少ない。これは取次商品取引員が一般投資家からの注文をさらに受託商品取引員に取り次ぎ、その上で市場に送信するためコスト構造が割高になり、市場競争上不利なので普及しないためと思われる。

2.投資家にとって良い取引員とは?

それはもう、勝たせてくれる取引員である。手数料が安かろうが、勉強会を開こうが、勝たせてくれなければ意味がないのである。なぜならば先物取引は勝つためにやるからである。従って、自分のフォームが出来るまでは営業マンに導いてもらわなければならないが、通常営業マンは営業成績を挙げることが最優先課題として念頭にあるらしく、相場の張り方まで面倒は見てくれない。だから実際に相場を自己資金で張っている営業マンと組むのが一番いいのだが、探すのが大変である。運良く見つけたらとことん話を聞こう。読みの当たり外れは関係無い。どういう考えで張っていくのかが分かるからだ。相場は生き物である。1人の優秀な営業マンの方が勉強会よりも全然勉強になるのは確かだ、というのが率直な感想である。

3.具体的なお勧め取引員は?

1.日本ユニコム >>ネット注文ならいいです。手数料は全銘柄一律で往復1,000円。執行速度の速さには感動するはずです。
2.フジフューチャーズ >>ネット注文の最右翼。気配値まで見れるので、日計族には力強い味方となることでしょう。全銘柄750円。
3.山前商亊 >>ネット以外ではこの会社を推薦します。今まで見てきた会社の中で頭抜けた面倒見の良さです。損をしても悔いが無く、必ず勉強になる何かが残ります。

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