千曲市博物館めぐり 「国重要文化財・水上布奈山神社」 (2)
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                            下 り 竜  

■  貴重な彫刻の数々

 この本殿の特色は彫刻が大変優れていることと、その数が非常に多く、テーマが豊富であるというところにあります。他の神社建築では見ることのできない「蘇鉄に兎」といった題材や躍動感がよく表現されている「波に亀」・「上り竜」・「下り竜」などダイナミックな彫刻が本殿全面に渡り、展開されているのを見ることができます。

1789年に建造、正面の唐風造りの軒下の鳳凰、松に鶴




■ 国重要文化財に指定

柴宮長左衛門の略歴(1747〜1800)
柴宮長左衛門は、延享四年(1747年)に諏訪藩の大工棟梁伊藤弥衛門の四男として生まれ、後に柴宮家の養子となりました。
長左衛門は、安永二年(1777年)から四年間江戸で日光東照宮の建造で名高い大隅流平内家で修業し、その後郷里の諏訪に帰り、国の重要文化財に指定された諏訪大社下社春宮の拝幣殿や塩尻市の北熊井諏訪社本殿など数多くの優れた作品を手掛けています。

                                                           竹林の七賢人(四体)

    竹林の七賢人(三体)                       下り竜                           昇り竜   
     松に山鵲                            獅子と山鵲                                蘇鉄に兎   

                        寒山                                      拾得      
 
   波に飛竜                    松に鷹                  波に亀
                                 
   波に亀                                                        鳳凰  
  
   麒麟                                          下り竜 
@ 寒山
A 拾得
B 獅子
C 松に鶴
D 鳳凰
E 下り竜
F 上り竜
G 菊
H 松に山鵲
I 蘇鉄に兎
J 松の鷹
K 波に亀
L 竹に寅
M 獅子
N 上り竜
O 竹林の七賢人(三体)
P 天馬
Q 波に飛竜
R 麒麟
S 獅子
21 下り竜
22 竹林の七賢人(四体)



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