「神話と伝説の山 冠着山」 探訪(3)
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★気軽なトレッキングコース
長野市・千曲市から見る冠着は冠型の美しい形の頂だが、上山田や築北村から見る冠着は尖がったピラミッド型でとても同一の山とは思えない。

千曲市から見る冠着山ここからの姿が一番美しい                                 築北村一本松峠付近から見る冠着山

家族連れで山登りの楽しさを味わう事が出来る山として人気が有り信州の100名山に選ばれています。

頂上には、方位盤、三等三角点の標識、冠着神社があり石碑には、「更級や姨捨山の月ぞこれ 虚子」とあります。
冠着山についての説明案内板には [冠形の峰を大空にそびえ立たせた美しい展望の山であり、別に姨捨山ともいう 山体は古い溶岩(第三紀の安山岩)が浸食し残された山、すなわち残丘である山の形が端正であり、また月の照る美しい山として古くから文学の山でもあった 神代の昔「天の岩戸」を背負って天翔けてきた「手力男命」(たじからのおのみこと)がこの美しい峰にひかれてここで一休みして冠を着けなおしたという伝説のある山 また「わが心なぐさめかねつさらしなやをばすて山に月をみて」の孝子伝説の山でもある ]と記載されています。
更級小学校からのコース  不動滝                      小学校の学校登山の拠点 千曲市営坊城平キャンプ場

坊城平からの登山道                               冠着や姨捨に関する万葉集や和歌が並ぶ山頂

★「ぼこ抱き岩」 
頂上直下に「ぼこ抱き岩」があります。(ぼことは、方言で子供と言います)遠くより見ると岩が子供を抱いている様に見えたので、その名前が付きました。
昭和40年から始まリ数年間続いた「松代群発地震」がありましたが、その時に「ぼこ」が剥がれ落ちてしまい現在の様な岩だけになりました。

★山頂からの眺望
山頂からは西方面に北アルプス。南方に浅間山、美ヶ原、八ヶ岳、晴れていれば富士山。北に戸隠連峰、飯綱山善光寺平等大パノラマが楽しめますが樹木が邪魔をしているのが残念。
南方面の眺望                                       長野自動車道と姨捨駅へスイッチバックで入線しようとしている篠ノ井線

★朝日と夕焼けの美しいポイント 

       頂上から見る日の出                 北アルプスをシルエットにした夕焼け            日の出を待つカメラマン

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