Lesson 内容紹介その1  UP DATE
 2002/12/15 (日)
 フレーズを生かす

☆ただ弾けるだけがベースじゃない!かっこよく弾けるかが大事。

:ex1


  音源(MP3 376KB)

::とりあえず弾けるように
  まずは弾けなきゃ意味がないって事でリズム(クリック等)に合わせて弾けるようにする。
  正確なリズムで弾けるようにする。弾きやすい運指を自分で考えるのも大事な要素。
  なるべく音源を良く聞きベースラインを歌えるくらい練習するのがコツ。


  と、ここまでで『弾けたからいいや』って投げ出してしまうのは損
  レッスンではここから先『どうすればかっこよくなるか』ってことをやっています。

1:フレーズのポイントを見つける



  音源を聞くと分かるようにドラムもベースもギターも赤丸の所にアクセントを付けている。
   このようなポイントは絶対にはずしたくない。特に後ろのEの音はビシッと決めたい。
   Eの音はスタッカートにした方がより印象的になる。ただしあくまで『アクセント』を付けたい場所なので

   この音が頭のDより弱くなってしまっては逆効果。このようなアクセントを見つけることが最大の鍵となる。
   おまけとして、2小節目のGの音を少しチョーキングさせてやるとブルージィでかっこよくなる。
   それもいきなりグイッってチョーキングするより、付点8分の音の長さの中たっぷり粘った方がなおよし。

2:音価(音の長さ)



  音価(音の長さ)をコントロールすることもかっこいいベースを弾くにはこの上なく大事である。
  赤丸の部分も頭のDやGの音をぎりぎりまで伸ばせればなおかっこよくなる。
  青丸の部分は音価のコントロールによって生きる部分。1、3小節目の3,4拍目は最後の
  Bの音のみスタッカートでないところがポイント。人間の息の呼吸だとしたら息を吸う部分になる。
  2、4小節目の3,4拍目はテヌートに音をいっぱいに伸ばせば伸ばすほど次のフレーズが生きる。
  音価(音の長さ)によってフレーズ、はたまたメロディも聞こえ方が全然違ってくる。

3:隠し味



  緑色で丸してある部分は実は隠し味的な音符である。実際にこの音を強く弾けば違和感があるはず。
   これは『飲む音』的な所で、弾かなくても全体のフレーズの聞こえ方はたいしてかわらないかもしれない。
   が、しかし、小さい音量でそう聞こえなくてもここを弾くということは弾いてる本人が16ビートを感じている

   ってことになり、フレーズに16ビート感が出てくるのである。このように譜面に書いてあると全ての音を
   しっかり弾いてしまいがちだが、飲む音までしっかり弾いてしまうと逆にフレーズが生きなくなってしまったりする
   音の大小のついでに付けると2、4小節目の3,4拍目のようなあがっていくフレーズは赤線で書いてあるように
  後ろに向かって音が大きくようになるように少し抑揚を付けてやるとかっこよくなる。

 ☆以上のポイントをおさえてレッツトライ!
      マイナスワン(MP3 376KB)


★:コメント
  結局全ての音符がポイントになってしまっている。簡単に言うと気を抜いてはいけないってことなのでしょう。
  もちろんここに書いてあること以外にもかっこよく弾くためのポイントはたくさんあります。
  このようなポイントを見つける事がかっこいいベースを弾くってことに繋がり、本当のテクニックというものが身につくのでしょう
   弾けてはいるのになんかかっこよくない。って思う事は誰にも経験があることだと思います
   レッスンではこのような『かっこよく弾けるポイント』を見つけることをやっています。

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