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だれかさあ…

妖怪大談義の中で中禅寺については少々語られてますね。
でもやっぱり榎さんはないのね…。
そりゃ特にこれは「妖怪」大談義なわけなので当然なんですが。
それでなくても主役じゃないし。


でもねー、やっぱりなんかさびしい。
これだからかえって作品論みたいのってなかなか読む気になれないのよね。
だってさびしくなっちゃうのわかってるもの。

陸軍中野学校に実際行かれた人とか
そして中禅寺とか
人間としてバランス失いそうな経験したってのはそうなのかもしれないけど
あまりその悲劇性みたいのを強調されるのはなんだかなと思い。
いや、京極先生は強調してないんですけど(笑)。

前にも書いたけど、少なくとも最前線とか特攻に送られるよりは命が安全だったじゃん、って思っちゃう。
あ、中野学校卒の方々はスパイだから命の危険ありありですが、
研究所にいた中禅寺その他ですよ(笑)。

榎さんは昇進してたから
部隊壊滅なんて憂き目にも遭ってなさそうだし
伊佐間とまちこ庵のキャラがああだし(笑)
わずかに出てくる戦時中のエピソードも軽いノリだし
だからって末期の海軍にいて、悲惨な場面に遭遇してないなんて
陸軍よりましだったなんてことはないはずなので…。

昭和史に詳しい方がどなたか榎さんについていろいろ論じたり解明したりしてくれないかなあ。