ドラクエU  


前に抱き合わせでドラクエ3について書きましたが
今回はドラクエ2です!


このゲーム、パーティーは王子2人と王女の3人で
初代ドラクエの世界アレフガルドも出てくるという当時の
子供達の間ではかなり熱中度の高いゲームだったと思います


朝起きて、「具合悪いから学校休む」つまり「学校休んでドラクエ2やりたい」
と、顔つきや動作などを演じたりしてまでドラクエの時間を作ってた人もいたのです
        
        
俺じゃないよ・・・ドラクエ2ではその手は使ってないです・・・                 



さてそのドラクエ2なんですが

当時の月間ジャンプやマガジンの中に、いろいろなゲームの裏技などが
のっているコーナーがあったのを知ってるでしょうか??
そこには裏技だけでなく、言うなれば「やりこみ自慢」みたいなコーナーもありました
例えば低レベルボス攻略や、思いっきり強くしてボスを何ターンで倒せるかなどです


そして、ドラクエ2にもそのような企画がありました、それは

いなずまの剣低レベル取得
です

これは文字通り、いなずまの剣をどれだけ低レベルで取れるかという
レベルの低さを競う企画です


いなずまの剣とはドラクエ2最強の剣で、かなり最後のほうまで進まないと取れません
その時のレベルと道具にいなずまの剣があるのを写真やビデオなどにとり
送るというものだったと思います
パーティーが3人なので、いなずまの剣取得時に一番レベルが高かったキャラのレベルが
適応されるということでした
(つまり、LV50、LV1、LV1ならばLV50が適応になり低レベル取得にはならないってことですね)


この企画に応募した人が何人いたかはわかりませんが、相当の応募があったことでしょう
その中で一番低レベルだった人が、そのレベルと名前(紙上名)を紙上で公開してもらえるわけです


そして締め切りが過ぎ、最優秀者の発表の月になりました
一番の人ってどれぐらい低いレベルだったのかな?とドキドキしながらページをめくり
たどりついた俺が目にした結果は・・・


いなずまの剣低レベル取得、最優秀者


「LV、3」


  「えっ?ムリ!」即答!


ドラクエ2には、ストーリーを進める上で必ずめぐり合う敵、いわゆる中ボスがいます
まず船をとるためには、町で魔物に襲われている人を助けてあげる必要があります
その魔物とはグレムリンなんですが、レベル1で戦えば、勝ったあとの経験値でレベル3
までしか上がらずに済むかもしれません・・・が


はっきり言ってレベル1でグレムリンに勝つのはムリだって!


しかも俺の記憶によると2匹だよ!2匹!!


まぁ1万歩ぐらいゆずってレベル1で戦って勝ってレベル3までしか上がらなかった
ってことにしてあげましょう


しかし・・・


いなずまの剣は最後のボスがいる城のある大地に向かう洞窟の中にあるんですが
この洞窟に入るためには「邪心の像」というアイテムが必要です


そしてこの「邪心の像」をとるためには、歩くとダメージを受ける溶岩のある洞窟の
一番奥まで進み、像を守る悪魔神官(地獄の使いでした)2匹を倒さなければいけません


もしここまでレベル3のまま行けたとしても、悪魔神官(地獄の使い)2匹を倒したら

確実にレベル5以上はいくはずです


それにレベル3で悪魔神官(地獄の使い)2匹に勝つのはムリ、ムリ、ムリ!!!

だってイオナズン(べギラマでも)やられたら3人とも即死じゃん・・・


それでもさらに5万歩ぐらいゆずってこれもうまくいったとしましょう


さぁ「邪心の像」を使っていなずまの剣のある洞窟に入ります


しかし・・・


いなずまの剣のある場所まではかなり長く、もちろん敵はメチャ強です
フレイムやべビル、果てはあのドラゴンまで出てきます
もし ドラゴンなんかに回り込まれた場合
1匹に炎を吐かれただけでヘタすりゃ全滅の危機です
その他の敵でも回り込まれたらほぼ即死でしょう・・・


これほど無謀すぎる挑戦があるでしょうか??
この戦い、言ってみれば




















ドラえもんが、ポール牧に指パッチン勝負を挑むようなものです


可能性として、グレムリン悪魔神官(地獄の使い)などの中ボスからも逃げることができるらしいので
全てから逃げ続けられたならレベル3取得は成功すると思います・・・が


このゲームは復活の呪文がやたらと長くてただでさえ時間がかかるうえ
普通に考えて全ての戦闘から1回で逃げられるなんてありえないと俺は思ってます
しかも雑誌の企画なので、奇跡に近い逃げ続けられる可能性に比べて期限が短すぎます


そこから導き出される結論は・・・

















                いなずまの剣LV3取得、絶対嘘!


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