1日(3)
某国犬王省獅子村
前回、不審な何か?を見つけたうめきち
さてその正体とは一体?
なんだ〜ありゃぁ〜?(ルパン風に)
今までに見た事がない物を見るような
驚きの眼差しのうめきち、恐る恐る近づいて様子を見ます
そろ〜・・・誰?
さ、猿ぅ〜〜〜〜??
な、なんで本でしか見た事のない猿がここに・・・??
で、でも、王宮を荒らされるわけにはいかないよ
なんてったっておやつがかかってるんだからね
↑
(おやつのタメだけかよ・・・?)
おいっ!ちょっと待て!
うめきち 「ここは犬王省獅子村の王宮だ
これ以上の勝手な侵入は許さん!
お前は何者だ?どこからきた?」
いつも寝てるだけの臆病者のくせに
おやつがかかってると言う事もしっかりしてます
猿 「私は隣の猿神国からきたもん吉という者です
王様からの親書を持って参りました
獅子王様にお目通りを願います」
うめきち 「なに?親書だと?
内容はどういうものだ?まさか戦争に
つながるような文書じゃないだろうな?」
もん吉 「とんでもない、その逆です!
猿王様は、猿神国と犬王省の
親交を節に願っております、今回の親書は
猿神国と犬王省の境の関所を開いて
お互いに行き来ができるようにしたいという
開国願いの文書なのです
どうか犬王様にお目通りを!」
どうやらこの猿は、ずっと犬猿の仲(笑)だった
猿神国と犬王省を結びつけたいという
猿神国の王様の親書を運ぶ使いの猿だったようです
ふぁ〜〜ぁ・・・
うめきち 「どうでもいいけど、話長いから眠いよ・・・(p_-)」
↑
(やっぱり変わってないじゃん・・・またおやつ抜かれるぞ?)
もん吉 「あのぉ〜人の話ちゃんと聞いてますか?
緊張感のない犬ですねぇあなた」
うめきち 「あなたは人じゃなくて猿でしょ〜?
こっちはおやつ抜かれてお腹空いてるんだから
偉そうなこと言ってると食べちゃうよ〜?」
隊長 「バカモノ!遠路はるばるきた使いの者を
食べてしまうとは何事だ!」
うめきち 「あ、隊長〜!聞いてたんですか・・・?(泣)」
隊長 「話は全て聞かせてもらった、もん吉よ
よくぞ参ったな、遠いところをごくろうであったぞ!
中に入ってゆっくり休むがよい、犬王様にも話は通しておこう」
もん吉 「暖かいお言葉ありがとうございます、警備隊長殿
この親書を犬王様へ、なにとぞよろしくお願いします」
隊長 「うむ、さぁ中へ」
隊長 「うめきちよ、さっきは少し失礼が過ぎたようだが
最初に侵入者を見つけた時のおまえの態度は立派だったぞ!
それを称え、今日はおやつをいつもの倍与えるように・・・」
くか〜くか〜
うめきち 「(+.+)(-.-)(_ _)..zzZZ ほげっ ほげほげっ・・・」
隊長 「3日間おやつ抜き!」
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