潮来

潮来は古くから水運陸路の要所として栄え、鹿島神宮ヘ通じる駅路「板来の駅」を設けたのが町の始まりだと伝えられています。元禄年間に徳川光圀公が「鹿島の潮宮」にあやかって「潮来」と書き改め、今日に至っていると云われています。

潮来

近世になると、奥州諸藩の物産を集めて江戸に向かう千石船が銚子河口から利根川にて潮来に至り、潮来で1〜2反帆の高瀬舟に積み荷の積み替えを行い、前川は行き交う大小の船で賑わい、荷の揚げ降ろしの船付場(河岸)が続き中継港として大いに繁栄をしました。

潮来

前川あやめ園、浅間下あやめ園、北利根川あやめ園の3箇所に、紫・白・黄と色とりどりのあやめが咲き誇ります。約500種100万株が早咲きから遅咲きへと移り変わってゆきます。

潮来

「潮来花嫁さんは舟で行く」の歌で親しまれる嫁入り舟はここから出発します。日常的に交通手段として使われていた舟で嫁ぎ先へと向かう、いわば水郷ならではのバージンロードです。

潮来

船頭さんが操るサッパ舟に乗って、あやめ咲く前川をゆったりと進みます。風情あふれる水郷潮来の魅力を満喫できます。

潮来