香取神宮の祭典の時に使用する土器「サワラ」が地名の由来だと言われています。建保6年(1218年)の古文書に「佐原」という文字が最初に登場します。利根川の流れが定まる過程で上流の泥砂が沈積され、利根川南岸の低地部の水郷と呼ばれる地域が形成されました。

佐原

利根川水運が発達したことにより年貢米やその他の物資の集散地として繁栄し、「お江戸みたけりゃ佐原へござれ佐原本町江戸まさり」といわれる程、利根川流域の交通・経済・文化の中心として発展を続けました。

佐原

福新呉服店 県指定文化財
明治28年建築
明治25年の大火後に建てられた耐火構造の建物で江戸時代の店舗構造が良く残されています。

佐原

小堀屋本店 県指定文化財
明治33年建築
創業は天明2年(1782)。当時のそば屋の店舗形態をよく残している建物です。

佐原

正文堂書店 県指定文化財
明治13年建築
丸瓦が特色の土蔵造りの店舗です。登り龍・下り龍を配した看板が一際目に付きます。

佐原

三菱館 県指定文化財
大生3年建築
ルネッサンス様式で屋根にドームを配した近代初期洋風レンガ造りの建築です。東京駅舎と同時期のものです。

佐原

中村屋乾物店 県指定文化財
重厚な耐火建築の土蔵造りの店舗です。二階観音開きの戸びらは粋な看板になっています。