じゃーじゃー橋は
江戸時代の初め、灌漑用水を送るために木製の大きな樋を作り、小野川に架けたのが始まりだそうです。もともと人を渡すためではなかったのですが、大樋の上に板を敷いて人が渡れるようになりました。
樋から流れ落ちる水の音から、じゃーじゃー橋ともいわれるようになりました。現在の橋は平成4年に架け替えられたもので、残したい日本の音風景百選に選ばれました。
伊能忠敬の旧居跡を見学できます。
郷土の偉人伊能忠敬は、今から200年前の江戸時代中期に、50歳をすぎてから、日本全国を測量して歩き、実測によるわが国最初の正確な日本地図を作製するという大事業を達成した人物です。
伊能忠敬記念館では、忠敬の人生を年代順に追い、その業績の結晶である伊能図を紹介しています。
小野川沿いは、河港商業の中核として栄えました。利根川の流れが洪水で変わり、小野川沿いに米問屋や醸造業を営む店が増えて、周辺や近隣から物資を集め江戸へ運び、江戸から呉服や砂糖・塩等の日常品を運び近隣に売り捌くのに利用されました。
川沿いの建築物は、比較的大規模で寄棟妻入りの平屋・2階建てのものが多く、切妻平入り2階建てもみられるますが、いずれの形態も道路側へ瓦屋根を葺き降ろしています。屋敷は、大小様々であり、香取街道沿いのものより広く、生業による違いではないかと考えられています。
正上(しょうじょう)醤油店
千葉県有形文化財
江戸時代より醤油の醸造をしていた店で、今は佃煮の製造販売をしています。天保3年(1832年)の建築で、下屋庇の道路側の置き敷居、格子戸、揚げ戸(鎧戸)、内部に千本格子障子が残り、江戸時代の面影を残しています。袖蔵は、明治初期の建築です。