3月15日

洋「今のは、かなり効いたべ…」
和歌彦「ちっ…、まだ、やるのかい?」
洋「無茶こぐでね。これじゃ戦えねぇべ(ヒュッ!)」
パキン!
和歌彦「そうかい。素手で殴りかかってきてもいいンだぜ?」
洋「虚勢さ張るでね。おめぇだって立づのがやっとだべ?」
和歌彦「まぁな。楽しませてもらったぜ…」
洋「ンだども、おめぇあの刀さ手に入れて何どするつもりだ?」
和歌彦「別に何かやろうって気は無ぇけどよ、アレってそんなすごいものなのか?」
洋「俺はよぐ分がんねども、こごの人間はあの刀の持づ力が欲しいみでぇだぁ」
和歌彦「そうか。あれってそんなすごいものなのか…」
洋「アレの対になってる刀をおめぇが持ってるって聞いだども、本当に知らねぇなが?」
和歌彦「あぁ。前に満月の日にこいつ使ってみたら、危うく暴走しかけたけどな」
洋(鈍いのか、すっ呆けてるのか、分がんねぇ奴だべ…)

昭哉「ていっ!」
ヒュン!
竜一郎「く…!毒爪まで隠していたのか」
昭哉「おれの毒手にかかった以上、大人しくしていてもらうッス。かすり傷でも十分な毒ッス!」
竜一郎「それは常人ならば、であろう?」
昭哉「あちゃ〜。あんたも毒に免疫があるッスか」
竜一郎「欲しくて習得した訳ではない」
昭哉「それもこれも、おれをやっつけるためッスか…」
竜一郎「あと、あの隻眼の男から刀を奪わねばな。アレは陰陽揃って初めて真価を発揮するものだ」
ナージャ「つまり、君達の目的は沢渡一族の抹殺だけじゃないってことかな?」
竜一郎「陰の刀を手に入れて、そこから先のことは私も分からん…ン?何だ?」
昭哉「そっちの方向は…七瀬!」

ゴゴゴゴゴゴゴ…
七瀬「な…何この音?」
昴「その娘からだよ。何か、とてつもない力を感じる…」
亜美「グオォォォォ…
昴「これって…怨念か何か?」
七瀬「ね…ねぇ。昴の神霊術で、何とかならないの?」
昴「私は浄化はまだ出来ないって言ってるじゃない。それに、生半可なお祓いじゃ無理だよ〜…」
亜美「沢渡…殺ス…!
ドガッ!
七瀬「うわぁっ!」
昴「七瀬!」
七瀬「痛たた…。今ので足くじいちゃっ…」
亜美「トドメダ…
七瀬「気弾?しまった!避けられな…」
バァァン!
和歌彦「そうは…、させねぇぜ!」
七瀬「バカ彦!そんなボロボロの体で無茶しちゃって…」
和歌彦「ンなこと言ってられっかよ!おい、鬼島の大将さんよ。ここは休戦といこうじゃねぇか」
竜一郎「休戦だと?バカな事を…」
亜美「全テ…滅ボシテクレル…!
和歌彦「おまえさんの面子よりも、あんな事になってる妹さん助ける方が先だと思うが?」
竜一郎「く…、貴様の話も一理ある。しかし…」
和歌彦「『男には、負けると分かっていても戦わねばならない時がある』ってな」
竜一郎「根性論は好まんが…、まぁ、良かろう。しかし…」
ドォン!
ナージャ「まずい。怨霊にとり憑かれているせいかい、敵味方の区別もつかないみたいだねぇ」
亜美「次ハ…貴様カ…!
ナージャ「落花流水!
ヒュゥゥゥ…
和歌彦「ちっ、こうなったら…火柱!
竜一郎「貴様…!やはり…」
キィン!
亜美「グオォォォ…!邪魔ヲスルナ…!
和歌彦「ちっ。伊達に400年分じゃねぇってことか…」

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