元ネタ説明

俺が独自に調べた、カードの元ネタ。
生半可な知識で書いていることも少なくないので、あまり鵜呑みにしない方がいいかも…?(ぉぃ)

ラハブ
「混沌」を意味する怪物。元は天使だったが、神の「地球を創るため、宇宙中の水を飲め」という命令を拒否して殺されている。
その後復活し、「原初の海の守護者」として、エジプトの守護神となった。

リヴィアタン
多分「リヴァイアサン」の方が、通りがいいかと思われる。海の支配者たる怪物
死神モトの命令で、海だけでなく地上でも暴れ回るが、バールによって退治される。
また、堕天使として分類されることもあり、この場合、「高慢なる者の王」という称号を持ち、「嫉妬」を司る。

ダゴン
カナアン神話に登場する海神で、「魚」を意味する「ダグ」と、「偶像」を意味する「アオン」の二つの単語から発生したと思われる。
クトゥルフにも、同名の海の怪物が存在する。

ヒドラ
ギリシャ神話の、ヘラクレス12の難行の2番目に登場する海蛇の怪物。
沢山ある首のうち、ひとつは不死身で、残りの首は、斬るとその切り口から二つの首が生えるという。
ヘラクレスは、ヒドラの首が再生しないように斬った後に切り口を焼き、不死身の首は岩に埋めて殺したという。
また、ヒドラの血は猛毒を誇り、ヘラクレスは鏃にヒドラの血をしみ込ませ、毒矢を作った。

ハーピー
ギリシャ神話に登場する、鳥の体に女性の顔を持つ怪物。
元々はクレタ島の風神だったのだが、神の使者として、汚れ役をこなすことが多い。
歌声による魅了効果は、同様のことをする「セイレーン」が、鳥人の姿だという説から、同一視されたために、出た話らしい。

ワイバーン
イギリスの紋章学の中に出てくる、ドラゴンの一種。通称:飛竜。
ドラゴンとの違いは、腕が生えていないことと、ブレスは吐かないという二点。

ニーズホック
世界樹ユブドラシルの根元に棲み、その根をかじり続けている。
世界樹の頂に棲む鷲の怪物・フレスベルグと敵対しており、絶えず口喧嘩しているという。

ヴァンパイア
日本語でいえば、吸血鬼。モンスターの中では、メジャーな存在だろう。
いわゆるアンデッドの一種で、埋葬された死人が復活し、血を求めるようになった者や、ヴァンパイアに血を吸われたれた者が、ヴァンパイアになる。
倒すためには、心臓に白木の杭を打ち込み、首を切り落とすことだ。

ヴァンパイアロード
ヴァンパイアを一躍有名にしたのは「吸血鬼ドラキュラ」の話だが、 そのモデルは、15世紀ルーマニアの君主ヴラド・ツェペシュである。
これは、ヴァンパイアロードのイメージにも、何となく合っている。
ヴラドはルーマニアでは名君として知られているが、 寧ろ敵対するトルコの捕虜に対して行った、串刺し刑のほうで有名になっている。
ちなみにヴラドは別名を「ドラクル」とも言い、これは「竜の子」という意味がある。

バール
バールとは「主」という意味であり、その名の通りの、カナアン神話の主神。
豊穣神でもあり、魔界の死神・モトに捕まったことから、地上の作物が枯れ果てたという。
これは季節の循環の元となった話なのだが、向こうでは作物が枯れるのは冬ではなく、乾燥する夏の方らしい。

バジリスク
トカゲと鶏を合わせたような姿をしており、同じく石化で有名な怪物、コカトリスとは、もともと同一のものである。
鶏の卵を、蛙や蛇が温めると、できるらしい。
その猛毒ゆえに、倒すのは難しいが、唯一イタチにだけは弱いという。

マステマ
元々は人間に知識を与えるために、地上に降りた天使だったが、人間と交わり、巨人を産ませたことで、天に帰れなくなった。
その後、神が悪霊や堕天使を魔界に落とそうとしたとき、罪人を堕落させるために少し残すようにと頼み、認めさせている。
こうして彼は、罪人を堕落させることを仕事としている。

キングゥ
ティアマットの息子にして、夫。ティアマットの軍勢の司令官でもある。

ティアマット
バビロニアの海水の女神で、淡水の神・アプスーと交わり、神々を産む。
しかし、アプスーが自分の子供である神々と敵対した挙句殺されたことにより、彼女も神々と戦うことになる。
彼女の軍勢は強かったのだが、英雄神マルドゥークに倒されてしまう。
ちなみに、ゲーム本編の「ペレ」という名前は、ハワイにおける火山の女神の名前。

ミノタウロス
牛頭人身の怪物。ミノス王が、王妃と牛を交わらせて産ませた。
非常に乱暴な上に、人を食う癖があるため、迷宮にとじこめられ、毎年14人の少年少女が生け贄に捧げられたという。
その後、生け贄に混じって迷宮に潜り込んだ英雄テセウスによって倒される。

ゴリアテ
聖書に登場する巨人の名前。ダビデによって、石で倒される。

ベヒモス
「牛の中の牛」という意味を持つ、リヴィアタンと対で作られた陸の怪物。
元々食料として作られた怪物であり、性質は温厚で、非常に大喰らい。
ちなみに、某所では竜として扱われている「バハムート」とは、このベヒモスのアラビア語読み。

サッキュバス
女性型の夢魔。男性型だと「インキュバス」になる。
男を誘惑して、堕落させることを目的としている。

スフィンクス
ライオンの体、女性の顔、鷲の翼を持つ怪物。
エジプトのピラミッド近くにスフィンクスの像がある通り、元々はエジプトの守り神だった。
これがギリシャに渡ると怪物扱いされ、「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足の生き物は何か」という謎を出し、 答えられない者を喰っていた。
しかし、エディプス(かのエディプスコンプレックスの語源の人だ)に「それは人間だ」と答えられ、自害してしまう。

ベリアル
「無価値なる者」という意味を持つ堕天使。ソロモン72柱の悪魔のひとりでも、ある。
大層な美丈夫で、威厳に満ちた姿をしているが、邪悪な心と巧みな話術を持つ。
ちなみに、「ガイアマスター」では、妖精として登場している。

マンモン
「富」という意味を持つ堕天使。七つの大罪のうち、「貪欲」を司る。
金の発掘か得意であり、人間に金鉱脈の採掘法を教えたともいう。
人々の、金銭欲を掻きたてる悪魔でも、ある。

デゥポン
ギリシャ神話における風の怪物で、「台風」の語源でもある。
男の上半身、蛇の下半身、頭髪の代わりに蛇が生えている。
また、女神エキドナと交わって、 ヒドラスフィンクスなども生み出している。

ヘルハウンド
イングランドにおける、漆黒の体に赤い目をした、犬の怪物。
野犬を引き連れて、人に危害を加えるだけでなく、見ただけで死んでしまう、とも言われる。
しかし、アイルランドでは、子供達を守るいい妖精とされている。

ゴルゴン
見たものを石にすることができる、3姉妹の怪物。
中でもメデューサが有名だが、ステンノ、エウリュアレというもうふたりのゴルゴンもいる。
元々この3姉妹は、大層な美女だったらしいが、女神アテナの神殿を汚した罪で、呪いを受けて怪物になってしまった。

ウィルオーウィスプ
いわゆる人魂。この世をさまよう、死者の魂である。
男性系を「ジャック」とも言い、カボチャ提灯の怪物「ジャックオーランタン」も、これの一種だという。

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