カードの逸話

ここではカードの逸話について、そのまんま書いていく。

エルフレンジャー
「くっくっくっ、ここが奴等の秘密の森か…」
「誰だ!貴様は!」
「俺様こそは、愛と平和の悪を貫く、大魔導師アンティゴであーる!」
「何をっ!自然は僕らの手で守る!かかってこい!」
「あれ…?赤い奴は?」
「え?」
「…なんでみんな青色の服なの?五人とも?」
「え?」
「え?」
立ちつくす俺様達の間には。ただただ冷たい空気が流れるだけであった。
豆知識。空気は、温かいところから冷たい場所に流れるゾ。
〜『大魔導師 アンティゴ・マーイの豆知識』

エルフドルイド
「また青かっ!バカにしているのか、貴様らはっ!!」
「え?」
「貴様、六人目だろ!?何で六人目も青なんだよっ!」
「え?」
「もういい!貴様らには、もう期待せんっ!帰らせてもらう」
「え?え?え?」
かくして、エルフドルイドは、悪の手から自然を守りぬいたのである。
がんばれ僕等のエルフドルイド!がんばれ僕等のエルフレンジャー!!
豆知識。12月は恒例のレッドショー!
〜『大魔導師 アンティゴ・マーイの豆知識』

伝説のコウメイ
「師匠?コウメイって誰?」
私は、趣味の悪いギンギラエルフを見ていった。
「東方の国にいた戦争の天才だ」
「へぇ、戦争の天才ねぇ…」
「いろいろな逸話を残している。『白眉を切る』とか『生けるチュウタツを走らす』とかな」
「ふーん。で、なんで世界征服出来なかったの?」
「ついた主人が運がなくてな」
「そうか…私みたい」
「何か言ったか?」
〜『イブマヤのルポ』

アイスドラゴン
ドラゴンなんてぇ物は、出会った時に恐れちゃぁいけねぇ。
目が合ったらそらしちゃぁいけねぇのよ。
ワシがドラゴンにあった時は、気合で奴の目を見つめたね。
いくら図体が大きくても気力の勝負になりゃぁ、こちとら負けねぇ。
なんだその目は?
信じねぇのか?
ドラゴンにあったワシが今生きているのが証拠だ。
なぁ?そうだろう?
〜『ガストン立国日誌』

ブリザードドラゴン
サラ様。私、ついにやりました!!ドラゴンを見たんです。
氷の山を越える途中で、伝説のアイスドラゴンを見たんです。
やっぱりドラゴンってかっこいいです。
ぜひサラ様も機会がありましたら見てください。
超感動です。
では、またお便りします。
PS 何で西に向かっているのに氷の山を越えていたかは聞かないで下さい。
〜『ミティの手紙』

エルフバード
あのね
フーアはうたをうたうのもすきなんだよ
えるふのぎんゆうしじんといちにちうたってたんだから
らーらーらー
らららららら
どうしたの?
いっしょにうたおうよ
おれはしょうぎをあいしてるー
ね?たのしいでしょう?
〜『フーアのおともだち』

ホークマンさすらい人
サラ様元気ですか?
今日、有翼人の旅をしている方に会いました。
空を飛べる人は、やっぱり遠いところから来ているようで、もしかしたらアイツのことを知っているかな?とおもったんですが、駄目でした。
いったいアイツは何処まで行ったんでしょう?
そうそう。有翼人って空をいつでも飛べるように、ダイエットが必要なんですって。
私も、アイツに会う前に少しやせようと思ってます。
びっくりさせてやるんだから。
では、お体にお気を付けて。
〜『ミティの手紙』

オンミツ
オンミツは、実はこの迷宮の何所にでもいる、あまり珍しくない生き物です。
ただし、見つけるのは至難の技と言っても良いでしょう。
彼等は隠れる事にかけては、昆虫にも引けをとりません。
どうしても見たい方は、意外な石をひっくり返したり、密閉空間で燻してみるのも効果的です。
天井を「曲者!!」と言ってハルバード等でいきなり刺すと手応えがあったりします。
わざとらしい猫の声なども注意しましょう。
ただ、自爆するクセのあるオンミツもいますので気をつけてください。
〜『ブラックオニキス観光協会パンフ』

伝説のフウマ
あれだけ見つけにくかったオンミツも、レベルが上がると、ある種容易に見つかります。
出現率は、圧倒的に低いのですが、マスタークラスになりますと、手のひらを返したかのように派手好きになるのです。
天然記念物の方が、オオクワガタよりも見つけやすいようなものです。
地下二百階以下にいかれますれば、容易に出会えるでしょう。
〜『ブラックオニキス観光協会パンフ』

ウィンドドラゴン
「ドラゴンは万物の霊長なのです。
人間は、ちっぽけな存在でしかないのです。
緑の色のドラゴンは、風を守護者とし、我々人間の想像もつかない所で、いつも我々を監視しているのです。
我々は、この世界の輪を大事にして……はたまた、人間は……」
マケイヌがこうなったら、半日は覚悟だ。
〜『イブマヤのルポ』

ストームドラゴン
我等が迷宮にも、ドラゴンは生息しています。
地下432階より下になりますと、我々の調べもつかない世界になると言われておりますが、
124年前の事、その時の勇者ゴウテン・ゴウが、433階より持ち帰りしドラゴンの鱗がその証拠となっております。
専門家の調べでは、ウィンドドラゴンではなく、その一つ上のクラスのドラゴンだと言われており、
それ以来、この迷宮でのドラゴンの存在が確認されたのであります。
霊峰と言われた登龍門のドラゴンではなく、この迷宮に発見された独自のドラゴンを、「ブラッキー」と名づける運動がその当時ありましたが、
その名前は縁起が悪いと却下された逸話がのこっています。
〜『ブラックオニキス観光協会パンフ』

ホークマンハンター
「貴様は知っているか!?
ホークマンハンターは有翼人の狩人だということを!
決して有翼人を狩る人のことではないぞ!
そこでウィットでナイスなジョークを一つ。
ホークマンハンターって狩人だってホントー?はんとー(ハンター)」
「つまんね。激つまんね」
またひとつ、尊い命が闇に滅した。
〜『大魔導師 アンティゴ・マーイの憂鬱』

ヒューマン戦闘奴隷
「何かを背負った戦士って、影があって素敵ですよねぇ」
闘技場の中の筋骨隆々のマッチョな戦士を見つめてため息を一つ。
「何がだ?」
「この戦士は、何らかの事情でここに立っているのよ。失われた国家の王子?恋人との別れ?騎士団長の陰謀で?
ああ……どれをとっても素敵だわ……」
「アイツはたしか……女をたらしこんだ罪で奴隷になったハズだが?」
「いいの、乙女の空想に口出さないで!!」
〜『イブマヤのルポ』

フリーマン
「俺はフリーマン。地獄ともいえる戦いの果て、自由を手に入れた孤高の戦士…」
「うむ、早い話が無職じゃの」
「いや、そういうわけでは……」
「この不景気に大変じゃのう…。よし!ワシもちょうど助手を探していたところじゃ!あんたを雇ってやるぞぃ!」
「いや、だから、勝ち取って…孤高のですね…」
「ええぃ!ぐちゃぐちゃ言っとらんで、さっさとついてこんかい!」
「ふっ…どうやら俺の自由もおあずけらしいな…」
このときフリーマンは、まさか新型ロボットの対戦相手として雇われたとは知る由もなかった。
そしてこの夜、チャペック研究所から男の叫び声がとぎれることはなかったという…
〜『チャペック その輝かしき研究』

伝説のムサシ
「ムサシって称号は剣士の憧れだ。我々デッキマスターが、サラ様を崇めるようにな」
マケイヌが私に言う。
「へぇ、ムサシってそんなにかっこいいですか?」
私は怪訝そうな顔で答える。
「何を言ってるんだ、ムサシだぞ?そりゃぁあこがれるだろう?」
「えーだって蜂の名前でしょ?」
〜『イブマヤのルポ』

ニューマン
「頼む!科学の進歩のためじゃ!
解剖させてくれっ!大丈夫、痛くはせん。痛くはせんから、ちょっとだけ…」
「むぅむむぅううう!」(さるぐつわ装着済み)
「おお!快くひきうけてくれるか!ロビー、早くニューマン君に麻酔をうつんじゃ!」
「リョウカイろび」ぷすっ。
…………ぐぅ。
「すごいぞ、ロビー!おそらくこれが、ニューマンパワーをためておくニューマン袋だ!」
「ハカセ、ニューマンハ、ダイジョウブろび?」
「平気じゃろ。なんたってニューマンなんだからの!」
〜『チャペック その輝かしき研究』

全てを知りえし者
「スベテヲシリエシモノってどんなカードなんですか?」
私はマケイヌに聞いた。
「それは、デッキマスターの中では伝説のカードだ。存在すらも確認されてはいない。
その名の通り、全能の神だと言う者もいるがな」
「へぇーいいなぁ」
「そうか?そんなカードが何故欲しい?」
「なんでも知ってれば、師匠の弱みもわかるかと思って」
〜『イブマヤのルポ』

鉄生ル者
アイアンゴーレムの作り方?
まず、木材に針金を巻いて作った芯に粘土を盛り、大まかな形を作る。
粘土が固まったらそれを削り、細かなディティールを彫り込む。
形が出来上がったら、次は仕上げじゃ!
400番くらいの耐水ペーパーで磨き始め、600,800と目を細かくしていく。
だいたい1000番まででOKじゃろ。
磨きおわったら、サーフェイサーを吹く。
ここまでの状態で、クレイゴーレムの完成となる。
後は超耐熱シリコンで型取りし、出来た雛形に融けた鉄を流し込む。
冷えるまで待って取り出せば、アイアンゴーレムの出来上がりじゃ!
簡単じゃろ?
最近はおなごの形ばかりつくる、軟弱なゴーレム作りが多くなったが。
おまえさんは違うじゃろうな?
〜『チャペック その輝かしき研究』

大イナル守護人
これが意思を持った鎧か…
はっ!これを使えば、簡単に意思をもったロボットがつくれるじゃないか!
そう考えたワシは、さっそく試作ロボットに鎧を着せた。
「ココハ…ドコダ?」
出来た!意思を持ったロボット、第二号の完成じゃ!
ワシは、このロボットをハックと名付けようと思う。
「ハカセ ハカセ!」
ロビーがワシを呼ぶ。まったく、いったい何の用じゃ…
「コレ、マネキンニ キセテモウゴクろび!」
その後、ワシが鎧をめちゃめちゃに壊したのは言うまでもない。
〜『チャペック その輝かしき研究』

ヒューマンベガー
「この生物強いの?」
すすけた人間を前にして、私はマケイヌに聞いた。
「いや」
首を横に振るマケイヌ。
「じゃぁ、何でいるのよ」
「安いからだ」
〜『イブマヤのルポ』

ノームモンク
静かなる戦士を見て、私はマケイヌに聞いた。
「ねえ師匠、このモンクは厳しい修行をへて強くなっていくんでしょ?」
「そうだ。伝説になる為に」
「大変よねぇ」
私は感心する。
「デッキマスターも同じだ」
「え?だって拳法家って瓶を背負って暮らしたり、片手を毒に漬けたり、眼が見えなかったり、
サルを操ったり、頭にブーメラン仕込んだりするんでしょ?」
〜『イブマヤのルポ』

ノームシュゲンジャ
「いろんな修行してるのねぇ」
「まぁ、一部変な物も混じっているが、その通りだ」
「でも、悟りを開くって何?」
私はマケイヌに問う。
「お前には一生縁の無いものだ」
〜『イブマヤのルポ』

伝説のオズヌ
「ふぁーはははは。このワシが召還されたからには、もう安心じゃ」
高らかな声を上げて、召還されたノームは笑っていた。
「このノーム……何なの?」
私はマケイヌに尋ねる。
「修行をやり遂げた拳法家ってのは、こうなるらしい」
ため息混じりに答えるマケイヌ。
「ぬわぁーにをゴチャゴチャ言っておる。
このオズヌが来たからには、どんな敵であろうとも、この拳だけですべて打ち砕いてくれるわ!!」
なるほど……このカードを使いたがらないわけだ。
〜『イブマヤのルポ』

鳴動の巨人
あーすじゃいあんとはねぇ
やさしくてちからもちなんだよぉ
このまえもねぇ
ほうせきとりにいってうもれたフーアをたすけてくれたんだ
ありがとおっておれいをいったよ
〜『フーアのおともだち』

激震の大巨人
あーすじゃいあんとろーどはねぇ
あーすじゃいあんとのおうさまなのー
すごくやさしくてすごくちからもちなんだよぉ
おうさまのあたまにあるおうかんにはねー
フーアがとってきたほうせきがはまってるんだよぉ
すごいでしょー
〜『フーアのおともだち』

ノームスカラー
ノームは見ての通り勉学好きだ。
ワシの若い頃、ある研究で若いノームと大喧嘩になったことがある。
何で喧嘩したかって?
そいつ、エールには焼き鳥じゃといって聞く耳を持たん。
ワシはエールには枝豆じゃと言い張ったんじゃ。
喉を流れるエールの刺激と、枝豆をプチプチ口に運ぶあの感触。
君にならワシの気持ちがわかるじゃろ?
何?エールには焼き鳥だ?
ちょっとソコにすわれ。
まず、エールと言うのは……
〜『チャペック その輝かしき研究』

ドワーフソルジャー
「ドワーフは山の守り神だ。彼等の生き方、考え方、全ては山々の恩恵を基準に決められている」
マケイヌが私に言う。
「へぇ、でも山の恩恵はプロポーションはよくしてくれないのね。私はそんな恩恵いらない」
〜『イブマヤのルポ』

パワードナイト
奴等はいつもワシの国にちょっかいをかけおる。
その癖、ワシの前には姿を現さんのじゃ。
よっぽどワシが恐いと見える。
なんじゃと?いつも逃げてるからじゃと?
そんな事はない。
ワシはいつも戦況を見極めて戦略的撤退をしているのじゃ。
〜『ガストン立国日誌』

伝説のソロモン
「ふははは!目覚めたか、ソロモン王よ!」
「そなたは…誰だ?」
「俺様は大魔導師アンティゴ・マーイ。貴様と同じく、魔力で世界を統べるさだめにある男……
ソロモン王よ!我とともに世界を革命しようではないか!」
「……ふっ、面白い。わが無限の魔力…そなたに預けよう」
「やったー!ソロモン、GETだぜっ!」
「……すまんが、今の話、なかったことにしてもらおう…」
〜『大魔導師 アンティゴ・マーイの誤算』

灼熱の巨人
ファイアージャイアントと戦争するには、冬に限る。
アイツらは寒くて動きが鈍るし、ワシらは奴等がいるだけでヌクヌクじゃ。
だからワシは、いくらワシの鋼の軍隊が強くても、奴らを全滅させることはせんのじゃよ。
毎年攻めてきてもらわんと、寒くてかなわんからな!
〜『ガストン立国日誌』

爆炎の大巨人
火の巨人の王であるこのモンスターには、かなりの地下まで潜らなければ出会うことは出来ません。
そこで、わが協会では、このモンスターに懸賞を出すことにしたのです。
普通のファイアージャイアントはよく目撃されるのですが、ロードともなりますと……。
噂では、ファイアージャイアント五百匹に一匹の割合で捕まるといいます。
ぜひ目撃された方は、わが協会までご一報を。
お礼に、ブラックオニキス特製の「震える闇からの咆哮」ペーパークラフトを差し上げます。
〜『ブラックオニキス観光協会パンフ』

ドワーフクラフトマン
「いいじゃないか、買ってくれよ。わしゃあ、もう研究費がないんじゃ、ピンチなんじゃ!」
「ダメダメ!そんなこと言って、この前もそのロボット売りにきたろ?」
ドワーフクラフトマンの店で、そんなやりとりが聞こえる。
この店では工芸品を扱う他に、珍しい道具の買い取りも行っているのだ。
「違う違う。これは別のやつじゃ!」
「本当か?また逃げ出すんじゃないだろうな?」
「ダイジョウブろび!コンドハニゲナイろび!」
「今度はぁ!?」
「しまった!ずらかるぞ、ロビー!」
〜『チャペック その輝かしき研究』

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