カードの逸話

ここではカードの逸話について、そのまんま書いていく。

エナジーボルト
「あぁ、昔はよかったな……」
一人黄昏るマケイヌ
「師匠、どうしたんですか?」
「イブマヤか……いや、最近は禁止魔法も増えてやりにくくてな。ライトニングは好きな魔法だったのに……」
「はぁ、よくわかりませんが、エナジーボルトとなにが違うんですか?エネルギーの矢を飛ばす魔法ですよね?」
ぱくぱく。マケイヌは言いたいことが多すぎて、口をぱくぱくさせる。
「あ、私食事の用意がありますんでー、じゃっ!」
ぱくぱく。イブマヤが去った後も、マケイヌはいつまでもぱくぱくするばかりだった。
〜『イブマヤのルポ』

エナジーボルテッカー
「エナジーボルテッカー!!」
川にエネルギーの矢を大量に同時発射する。
魚が大量に浮かぶ。
「イブマヤ、こんなに魚とってどうするんだ?」
「いえ、師匠。これでも取れないときは一匹にも当たらないんですよ」
「一か八かの漁をするな!!横着せんで釣れ!!」
「冬は食いが悪いんですぅ」
〜『イブマヤのルポ』

デス
「貴様は知っているか!?というのは置いといて、さっそくウィットでゴージャスなジョークを一つ。
デスの魔法って死の呪文って本当なの?本当デス(です)」
「……」
即死であった。
〜『大魔導師 アンティゴ・マーイの憂鬱』

ジェノサイド
「これがジェノサイドの呪文だ。わかるか、イブマヤ?この呪文は最強であるがゆえに成功率も低い。
デッキマスターである以上、この呪文は最後の武器だと思え。
一か八かで使用する状態になったときは、デッキマスター自身の問題だ」
「へーぇ。私にぴったりの呪文ですね」
「話を聞いていたか?」
〜『イブマヤのルポ』

メテオ
「あれぇ、りゅうせいかなぁ。いやぁりゅうせいはもっとぱーっといくもんなぁ」
「ねぇフーア何それ?」
「めておごっこ」
「へんなの」
〜『フーアとミティの呪文修行 鼓動編』

メテオドライブ
「あっ、流星ですわ。それもあんなにたくさん!早くお願い事をしなきゃ……。
悪魔様と一緒に世界を破滅に追い込めますように!
悪魔様と一緒に世界を破滅に追い込めますように!
悪魔様と一緒に世界を破滅に追い込めますように!」
一心に願うマリアだが、その流星雨はメテオドライブの魔法だということは知る由もなかった。
〜『マリアのささやかなる野望』

アンチマジック
「この呪文があれば、どんな呪文でも打ち消せる」
「それって、デッキマスターに対しては最強じゃないですか?」
「でも、そのぶん殴られるのは痛いぞ」
「それはいやですねぇ」
〜『イブマヤのルポ』

アンチマジックドーム
「アンチマジックドームは、ドーム上に構成したアンチフィールドで一定空間を覆い、その中での呪文効果を完全に打ち消す魔法じゃ。
アンチマジックの上位魔法じゃが、魔法理論的にはそれより遥かに高度な呪文なのである」
「カンタンろび!オナベガヒヲフイタトキ、ヌレタオルヲカブセルノトオナジろび!」
「そうかの?言われてみればそんな気もするのぅ……」
〜『チャペック その輝かしき研究』

ダークセイバー
だーくせいばーはきらい
せまいのくらいのだいっきらい!!
〜『フーアのじゃくてん』

ダークセイバーファランクス
「ダークセイバーファッラーンクス!」
イブマヤが呪文を叫ぶと、虚空から数本の剣が現れる。ダークセイバーファランクスの魔法だ。
「……」
「あ、師匠!すいません、どうも叫ぶクセが抜けなくて……」
「けっこう格好良いな」
「でしょ!?師匠もどうです?」
その後、ダークセイバーファランクスの魔法を仲良く唱える師弟の姿があった。
ところで、全体魔法は二人で唱えても意味がないと思うがどうだろう?
〜『イブマヤのルポ』

エボラ
「イブマヤ。俺の机の上にあったカード知らんか?」
マケイヌが私に聞いてくる。
「知りませんよぉ。疑うなんて酷いなぁ。どんなカードです?」
「あまりにもむごいんで、封印しようとしたカードだ」
「へ?むごい?」
「カード名は『エボラ』。すべてを巻き込む病原体がつまった、自らも危険な凶悪カードだ」
「師匠……外でない方がいいですよ」
〜『イブマヤの私がやりました』

クイックワールド
「師匠、クイックワールドの魔法って、早くお腹がすきますねー」
「おまえたちだけだ」
「ぼ、僕はちがうにゃ」
「ケット・シーの裏切りものー!」
〜『イブマヤのルポ』

ニゲート
フーーーアーはーねー
こーのーじゅーもーんーけーっこーすーきーなーんーだー
みーんーなーにーはーひょーうーばーんーわーるーいーけーどー
〜『フーアのおともだち』

パトスアトリビュート
「師匠、変です!この呪文を使用しても効果が現れません!」
「お前はな」
〜『イブマヤのルポ』

アドテゥマジック
「魔力を吸い取るんですね」
「そうだ」
「吸い取ると、背中に影が浮かぶんですか?」
「浮かばん!!」
〜『イブマヤのそれは火事場の〜』

カードシャッフル
「よしイブマヤ今日のおさらいだ。カードシャッフルをやってみろ」
「はい師匠!」
……
「どうした?早くせんか」
「敵のカードを混ぜるんでしたよね?ミキサー使っていいですか?」
「ダメだ」
「すりこぎも?」
「お前、魔法の修行をしとるじゃないのか?」
〜『イブマヤのルポ』

はいつくばれ
「師匠!!くらえ!!」
私は「はいつくばれ」のカードを師匠にぶつけた。
…………。
「で…お・ま・えは何が・し・た・かったんだ?」
「いや・これ・で・師匠・をはいつくばら・せようと」
「で……自分も・はい・つく・ばるとは・おもわな・かった・と」
部屋の中。
超重力に押しつぶされ、はいつくばって身動き取れない私とマケイヌ師匠がいた。
〜『イブマヤのルポ』

ジャンボマキシム
「師匠、これ呪文使わなくてもハンバーグ食べればいいんじゃないんですかねぇ?」
「あれは『なれよ』って言う希望だからなぁ」
〜『イブマヤのルポ』

悪夢
よく夢を見ますの。
人々が、叫びを上げながら溶岩の吹き出る大地を逃げまどったり、体中の穴という穴から血を吹き出して死んでいくの。
助けて、助けて……って断末魔を上げながら。
人々は狂い、この世の最後とかいって、略奪、姦淫、殺戮を繰り返す……。
ねぇ、素敵な世界だと思いません。
〜『マリアの悪魔大辞典』

来訪者
「師匠、これ、何に使うんですか?」
いぶかしげな顔をして、イブマヤが言う。
「さわるな!!それは駄目だ!!」
イブマヤがカードをふるうと、全てのものがこんがらがる。
「なんなんですか!!何にも無くなっちゃいましたよ!!」
「だから言ったのに……このカードは全てを元に戻すんだ」
「へ、便利じゃないですか、すんごく!!」
「元にちゃんと戻してくれればな」
そこらじゅうにあったものは、いろんな所にしまわれていた。
イスが煙突の中にあったり、パンが暖炉の灰の中にあったり……
「ありがためいわくですね」
イブマヤは大掃除の格好でため息をひとつ。
〜『イブマヤのルポ』

偽りの月
お月様がきれいだと、せつなくなるにゃ〜
どうして、かにゃ〜
歌いたくなるにゃ〜
その月は偽物であった。
〜『ケット・シーのひとりごと』

100倍
「いっぱいいますねぇ、師匠。これなんです?」
「これか?これは大沼星人といって、けっこうどこにでもいるぞ?」
「うそ!!どこです?」
イブマヤは、大沼星人を捜し始めた。
星人っていってるだろう……。
マケイヌのため息。
〜『イブマヤのルポ』

真夏の夜の夢
タイコの音がするにゃ〜
なんだか……ついて行きたくなるにゃ〜
ケット・シーはゾンビとネズミといっしょについていきました。
ケット・シー君……きみって……いったい何?
〜『ケット・シーのひとりごと』

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