カードの逸話

ここではカードの逸話について、そのまんま書いていく。

アイスリッパー
「隙あり!!」
後ろから迫った私は、マケイヌの後頭部にアイスリッパーを叩き込んだ。
「……これは何のつもりだ?」
頭に包帯を巻いてマケイヌが言う。
「いやー、やっぱり達人に不意打ちをかけて、こう師匠が受けて『甘いわ』なんて言ってくれると、師弟らしいかと思いまして……」
いつになく説教がこのあと長かった。
〜『イブマヤのルポ』

アイススラッシャー
「隙あり!!」
「来ると思った。エアシールド」
……その後。
「師匠……怒ってます?」
マケイヌの頭に包帯が巻かれている。
「怒ってない!!」
「やっぱり怒ってるじゃないですか」
「あのな……じゃぁ言わせてもらうが、アイスリッパーを打ち込むとは思ったが、スラッシャーとは聞いてないぞ!!」
「いやー、数が多い方が見栄えがいいかなと……」
師匠は三日間、口をきいてくれなかった。
〜『イブマヤのルポ』

ダイヤモンドダスト
「ダイアモンド!!ダ・ス・トー!!」
「イブマヤ、いちいち振り付きで力入れなくてもよろしい」
「いや、この方が氷原の貴公子っぽいと思ったもので」
〜『イブマヤのルポ』

ダイヤモンドストーム
まわりがかき氷でいっぱいにゃ!!
夏に雪がふるにゃんて!!
うれしいにゃ!!
か・ら・だ・が・う・ご・か・な・く……
〜『ケット・シーのひとりごと』

フリーズ
「フリーズ」
この呪文は、敵の後ろを取った時に使うと気持ちがとてもいいものだ。
この為に、俺はデッキマスターをやっているような気がしますねぇ〜ほぁ〜。
〜『ヤコブレフの『ああ男道』』

ブリザード
「貴様は知っているか!?ブリザードはフリーズの上位魔法だということを!
そこでウィットでめちゃイケなジョークを一つ。
ブリザードの魔法は俺様にはあわないな。ふぶき(不向き)」
「さむー」
「うむ、ブリザードなだけにな」
「……」
またひとつ、若い命が凍り付いた。
〜『大魔導師 アンティゴ・マーイの憂鬱』

クリスタルシールド
「師匠!!やっぱりシールドはこれですよね」
「そうか?」
「え?このシールド、パリーンって割れるんでしょ?」
「割れん」
〜『イブマヤのルポ』

アイスウォール
ワシが北方のアイスジャイアントと戦になった時の事、ワシの最強の軍隊は、大きな氷の壁に遮られて進軍できんかった。
この氷を溶かす方法は無いものか?と考えたワシはある偉大な方法を思いついたんじゃ!!
どんな方法かって?あるじゃろ、すぐに体から出てあったかい液体が……。
もちろんワシ達は大勝利じゃった。
それ以来、トイレが近くて困っておるがの。
〜『ガストン立国日誌』

アイスミラー
「アイスミラー!」
イブマヤが呪文を唱えると、虚空に氷の盾があらわれた。そして彼女は氷の盾に自分の顔を映す。
「あー!やっぱり目の下にクマが出来てる!もー、師匠の説教が長いせいだ……」
「おまえが呪文をそんなことにしか使わないからだ!」
「あ、師匠!」
そして今日の朝も、マケイヌの説教から始まった。
〜『イブマヤのルポ』

アイスミラーズ
「師匠!鏡がいっぱい出ました!」
「うむ、そういう魔法だからな」
「……」
「どうした、何を心配している?」
「こんなに出口があったら、二次元人が迷いませんかね?」
「そんな心配せんでよろしい」
〜『イブマヤのルポ』

アイスセイバー
氷の刃は、肉や魚を切るのには、最も良い方法じゃ。
なぜかというと、熱で食べ物がだれない所が素晴らしい。
つまり、アイスセイバー理にかなった武器なんじゃ。
〜『チャペック その輝かしき研究』

アイスセイバーファランクス
奴らは強かった。
氷の剣で武装した北の蛮族と戦った時のことだ。
切られても血が出ないほど鋭かった刃にワシの最強の軍隊は全滅寸前だったんじゃ。
え?「どうやって勝ったか?」だと?
簡単なことだった。
奴らの部隊に水をかけたんだ。
氷の刃は、水を含んでみるみる凍っていったんじゃ。
切れない剣など恐くはなかったぞ。
〜『ガストン立国日誌』

アイスアーマー
「師匠、裸のバトルスレイブにこの呪文は、ある意味我慢大会ですね」
〜『イブマヤのルポ』

アイスアーマーズ
「と言うわけで、バトルスレイブを三体呼び出して、我慢大会を開いてみました」
「かわいそうだから止めとけ」
〜『イブマヤのルポ』

ヒール
「ヒールって、やさしいお母さんのような呪文ですね」
「どうしたイブマヤ、熱でもあるのか?」
「そんな事無いですよ」
言葉と同時に私は崩れ落ちる。
「やっぱり熱があったか……ほれ、『ヒール』」
〜『イブマヤのルポ』

オールヒール
「私、オールヒールの魔法には賛成できません」
「なぜだ?」
「だって、ベビーフェイスあってのヒールでしょ?みんなヒールなんてねぇ……」
「回復魔法のベビーフェイスってなんだ?」
〜『イブマヤのルポ』

クリスタルウォーター
「解説しよう。クリスタルウォーターの呪文で解除できる状態には……」
「ハカセ、モウジカンろび!」
「え、もうそんな時間か?ワシャまだ何も……」
「モウジュウブンろび」
〜『チャペック その輝かしき研究』

クリスタルレイン
「解説しよう。そもそもクリスタルレインはクリスタルウォーターの強化版であり、
ウォーターの効果が対象者一人に対してレインの効果は全体の……」
「ハカセ、モウジカンろび!」
「おいロビー、いくらなんでも早すぎるぞ!?」
「ハカセノカイセツハナガクテフヒョウろび!テキトーデイイろび!」
「ワシはジャマー解除関係にはうるさいんじゃがのう……」
〜『チャペック その輝かしき研究』

ホーリーウォーター
「師匠!!何ですかこの水!!」
「何って……只の水だが?」
「嘘!!触ったら熱かったですよ!!」
「いや、だから只の聖水なんだけど……」
〜『イブマヤのルポ』

ホーリーレイン
雨………
こんな聖なる雨は、晴れ晴れとして気持ち悪いですわ。
やっぱり雨は、じとじとと気が重く憂鬱になるような雨じゃないと……。
〜『マリアの悪魔大辞典』

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