カードの逸話

ここではカードの逸話について、そのまんま書いていく。

トリスアギオン
「この剣は、剣自体がトリスアギオンと言うわけではない。
彫られた意思ある言葉がトリスアギオンなのだ」
「つまり、この言葉が彫られていれば、剣でなくてもトリスアギオンなんですね?」
「そうだ。今回は物わかりがいいね」
「じゃぁ、じゃぁ、このまな板もトリスアギオンですね!」
「いつの間に彫った……?」
〜『イブマヤのルポ』

懲罰の剣
「えー、この剣は懲罰の剣と言って……」
「師匠、ごめんなさい!」
「何をおびえる?」
「師匠のカード、こっそり売りさばいちゃったの反省してます。だから斬らないでぇ!」
マケイヌは、本気で剣の使用を考えた。
〜『イブマヤのルポ』

ジャスティスブレード
ワシの愛剣をしっておるか!!
その名も正義のジャスティスブレード!!
この剣で、悪のドワーフどもをなぎ倒してきたんじゃ!!
なに?なぜそんな剣を持っているかだと?
え?正義の心で使う剣はそう言うんじゃないのか?
…………。
えーコホン。
ワシの剣の名前は……。
〜『ガストン立国日誌』

七支聖剣
「イブマヤ、ここにあった剣をしらんか?」
洗濯物を干している私の後ろから、マケイヌの声がする。
「知りませんよ師匠」
「たしかにここに置いたんだが……本当に知らんか?こう七つに枝分かれした剣で……イブマヤ?」
「知りません!!絶対に洗濯物なんか干してません!!ましてや師匠のパンツなんて!!」
〜『イブマヤのルポ』

黒龍の大剣
「この大剣は、長い年月を経て鉱物化した黒龍を鍛えて作られたものだ……何をしている?」
「いえ、師匠。さっきからお湯をかけているのですが……まったく戻りません!」
「錆びるからやめなさい」
〜『イブマヤのルポ』

エクスカリバー
エクスカリバーは、魔を滅する伝説の剣です。
この度、我々はそのエクスカリバーを、お借りする事が出来ました。
それを持ちまして、ブラックオニキス街立ホールで、エクスカリバー展を開催します。
同時に、あの大魔導師のローブも展示します。
ぜひ、ブラックオニキスに御寄りの際はご来館下さい。
〜『ブラックオニキス観光協会パンフ』

雷王の剣
雷王の剣は、人間界では天の怒りとも言われている、高エネルギーの剣です。
この剣の欠点は、高いところから順番に当たることです。
〜『ドミニオンの天界白書』

事象の終わり
「その剣を振るう者、全てを破壊し時の涙を見る……。
神剣『事象の終わり』にまつわる予言だが、少し大げさだな」
「では、試してみましょう。えいっ!」
「うわっ!」
……
「師匠!なにも起きません!」
「そんなにポンポン全てが破壊されてたまるか!」
「本気でびびってたくせに……」
〜『イブマヤのルポ』

燃える舌先
「どうした?剣にレモンなんかかけて?」
一心不乱に剣にレモンを絞る私にマケイヌが声をかける。
「え?師匠はレモンはかけないんですか?
……ははーん。タレ党ですね。やっぱり、塩とレモンですよ!!」
〜『イブマヤのルポ』

紅焔の亀裂
「さて、ちょっと小腹が空いてきたな……」
「師匠!ダメです」
「どうした、突然?」
「『紅焔の亀裂』でイモを焼いてはいけません!」
「するか!お前じゃあるまいし……あ?」
その日のイブマヤの食事は、罰として消し炭と化したイモだけだった。
〜『イブマヤのルポ』

岩壁の鱗
サラ様、御元気ですか?
今日、私は岩壁にしがみつくドワーフさんと知り合いました。
彼等は、岩壁で特殊な鉄鉱石を探し出すんですって。
その石を鍛える事で『岩壁の鱗』って言う銘刀が出来るんですって!!
え?なんでそのドワーフさんと知り合ったかって?
いや……初めは燕の巣を取ってるのかと思って『それって、おいしいんですか?』って聞いたら大笑いされちゃって……。
では、サラ様もお体にお気をつけて。
〜『ミティの手紙』

斬馬刀
「師匠、でっかい剣ですね。こんな鉄塊、だれが振り回すんですか?」
師匠のカードから出現し、地上に突き刺さった大剣を見上げながら、私は言った。
「だれって……戦士とかに持たせればいいだろう」
「やっぱり片目の剣士ですかね?」
「いや、そうとも限らんが?」
「でも、喧嘩屋はもう使わないって言ってましたしね」
「???」
〜『イブマヤのルポ』

昇龍剣
「師匠、これやっぱり無……」
「無敵時間は無い!!」
〜『イブマヤのルポ』

風溜り
この剣はすごいにゃ
一振りすれば、嵐を呼ぶにゃ
僕はグレートにゃ!
〜『ケット・シーのひとりごと』

絆の刃
「絆の刃は伝説の剣だ。
与えた者と、与えられた者の絆の強さがその剣の強度と切れ味を決める。
つまりは、人間の相思相愛の心が無限大の強さを引き出す剣なのだ」
私は、自ら書き綴っている論文を書き終え、「ふぅ」と一息つく。
バタン!!と音を立てて、イブマヤが飛び込んできた。
「師匠!!この剣、勝手に使って悪いと思ったんですけど……まったく切れません!!」
〜『マケイヌの論文『明鏡止水』』

村正
「見よ、これが伝説の刀、むらさまだ!」
「むらまさでしょ?」
「そうそう、むらさま」
「師匠、なまってますよ」
〜『イブマヤのルポ』

闇の剣
やみのけんってきらいー
だってフーアのきらきらきれいなほうせきがみえないんだもん
〜『フーアのおともだち』

棄てられた願望
棄てられた願望……、なんて自虐的でひねくれた名前の剣でしょう。
きっとこの剣に名前を付けた方は、お心のゆがんだナイスガイですわ。
お会いできないかしら?私達、とても良いお友達になれそうな気がしますの!
〜『マリアの悪魔大辞典』

締め上げるもの
「締め上げるものは伝説の剣だ。
使用した者と、使用された者の心の強さがその剣の態度を決める。心弱き人間は、その剣にとらわれてしまう。
つまりは、人間の力ではなく、心の強さだ。自らの心の弱さに打ち勝ってこその強さを生み出す剣なのだ」
私は、自ら書き綴っている論文を書き終え、「ふぅ」と一息つく。
バタン!!と音を立てて、イブマヤが飛び込んできた。
「師匠!!この剣、勝手に使って悪いと思ったんですけど……まとわりついて取れません!!」
〜『マケイヌの論文『明鏡止水』』

嘲笑う影
「嘲笑う影ですか。かっこいい名前の剣ですねぇ」
「鞘から抜くなよ」
「え?」
ひゃーはっはっ、ひゃっはっはっ……
「わかったか?この剣の恐ろしさが」
「ええ、なんとなく……」
〜『イブマヤのルポ』

デッドエンド
ワシの愛剣をしっておるか!!
その名も最終兵器デッドエンド!!
この剣は、ある時ワシが絶体絶命の時に、袋小路に追いつめられ、とっさに使用した剣だ。
なに?なぜそんな剣を持っているかだと?
え?絶体絶命の時に使う剣はそう言うんじゃないのか?
…………。
えーコホン。
ワシの剣の名前は……。
〜『ガストン立国日誌』

処刑者の歌
「処刑者の歌。
何百人もの罪人の血を吸ってきたギロチンの刃から削りだされるこの剣は、鞘から抜くたびに悲しい声で歌を歌うという。
これから斬られる犠牲者を悼んでな……」
「……」
「どうした?難しい顔をして」
「師匠!真面目すぎてボケどころがわかりません!」
「無理にボケんでよろしい」
〜『イブマヤのルポ』

預言者の蛮刀
やったにゃ!!
ともだちのグーシオン君に剣をうってもらったにゃ。
預言者の蛮刀って言うにゃ。
これを持てば、未来がわかるらしいにゃ。
これで、安心にゃ?
え?予言者が使っていた蛮刀なだけだろう?
ちがうにゃ!!断じてそんな事は無いにゃ!!
グーシオン君はいい人にゃ!!
〜『ケット・シーのひとりごと』

デスブリンガー
「師匠、デスブリンガーって、装備すると混乱してデロデロになっちゃうんですね」
「うむ。」
「私は嫌いじゃないです。」
〜『イブマヤのルポ』

哀しみの花
このはんまーつかうとかなしくなっちゃうの
はなはきれいなんだけどね
フーアはたのしいことがすきだからこのぶききらい
〜『フーアのおともだち』

大地のフレイル
「大地のフレイルかぁ……。使うと大きな岩が落ちてくるんですよね?」
「不満か?結構大きなダメージだぞ?」
「いや、金ダライくらいじゃないと使えないなぁ……って」
「お前は何を目指してるんだ?」
〜『イブマヤのルポ』

トールハンマー
このブラックオニキスでは、発見確率の高い武器として知られるトールハンマー。
一振りすれば稲妻が光るこのハンマーを見つけることが出来れば、あなたももう中級冒険者の仲間入り。
どうしても見つからない方は、地上南四番街の辻下りるの「モケタバ」で売っていますので、ぜひお立ち寄りください。
〜『ブラックオニキス観光協会パンフ』

金剛六尺棒
「師匠!ただの棒です!」
「みもふたもないことを言うな」
「でも……」
「シンプルな武器のほうが強いこともあるのだよ」
「でも、でも……」
金剛六尺棒に関しては、イブマヤの気持ちがわからなくもないマケイヌだった。
〜『イブマヤのルポ』

受刑者のメイス
「受刑者のメイスは伝説のメイスだ。
使用した者の罪の重さに比例して威力を上げる。つまりは、人間の暗黒面の強さがこのメイスの威力なのだ。
もちろんその影響で、このメイスの重さも、その威力に比例する。
つまりは、人間の力と心のバランスがこのメイスの最終的な強さを生み出すのだ」
私は、自ら書き綴っている論文を書き終え、「ふぅ」と一息つく。
バタン!!と音を立てて、イブマヤが飛び込んできた。
「師匠!!このメイス、勝手に使って悪いと思ったんですけど……重くて持ち上がりません!!」
〜『マケイヌの論文『明鏡止水』』

ファランクス
「出来たぞ!これが新兵器、ファランクスじゃ!さ、ロビィ。さっそく実験じゃ!」
チャペックはそう言うと、ロビィの両脇に樽を一つずつくくりつける。
チャペックの合図でロビィはターゲットに向かって突撃し、樽の中の爆弾を発射する。
ぱかっ、ごろごろごろ、ばうーん……爆炎が辺りを包み、視界を白く閉ざす。
煙が晴れたときターゲットは跡形もなく、ただロビィが立ちつくすだけであった。
「ハカセ、トケテジョウハツスルカトオオモッタろび!ニンゲンダッタラコナゴナろび!」
「大丈夫!足りない分は勇気で補うのが人間じゃ!」
〜『チャペック その輝かしき研究』

先見の槍
神が人間に武器を与える事は、珍しい事ではありません。
先見の槍も、我々が人間に使わした神の御加護が付加された槍なのです。
この槍は、行き場を見失いがちな人間に神が与えた道標なのです。
〜『ドミニオンの天界白書』

刻印の槍
「勇者に相応しいと天使が認めた槍には、神の手によって印が付けられる。
その神の印を得た槍は刻印の槍と呼ばれ、大層高値で取引されるのだ」
「その刻印って、ぢすマークですか?」
「さぁ、きんマークだと思ったが……?」
「……やるな、師匠」
〜『イブマヤのルポ』

一つ目獣の牙
「一つ目獣の牙ってそんなに長くないのにどうして槍になるんですか?」
私はマケイヌに質問する。
「それはな、弱い一つ目獣は、牙がのびて、最後には自分の身体を突き破るんだ。そこまで長くなった牙を使用するのだ」
「それ。一つ目獣の話でしたっけ?」
〜『イブマヤのルポ』

眩しい角
まぶしいつのってねー
ぴかぴかひかるやりなの
そんだけー
〜『フーアのおともだち』

ロンギヌスの槍
ロンギヌスの槍は、天界では禁句なのです。
その言葉を聞くと、暴れる天使がいっぱいいます。
いろんな意味でごめんなさい。
〜『ドミニオンの天界白書』

逆鱗の槍
ある朝、私は天界の湖のほとりでべそべそ泣いているヴァルキリーを見付けて声をかけた。
「君、いったいどうしたのかね?」
「ぶぇぇええ、大切な槍を湖に落としてしまったんですぅ……」
実を言うと、私は先ほど一本の槍を拾っていた。しかし、その槍は彼女が持つには手に余るしろものだった。
私は確認の意味で彼女に質問した。
「あなたが落としたのは刻印の槍かね?眩しい角かね?それとも逆鱗の槍かね?」
「よくわがりませーん……たぶん逆鱗の槍ですぅ」
しかし、こんな頼りないヴァルキリーが逆鱗の槍を持っているとは……
逆鱗の槍。ドラゴンの最も堅い部分から削りだされるその槍は、その貴重さから一握りの勇者にしか手に出来ないといわれる。
〜『ドミニオンの天界白書』

地龍の戦斧
この斧は、硬い鱗の地龍の首さえ叩き切れることから、この名前がついています。
ブラックオニキス内でも、取扱店は少なく、まらマガイモノも数多く出回っています。
皆さんも買われる時には、グリップの底にある龍のマークに注意して見てください。
龍の羽が、マガイモノは大きめに彫ってあります。
〜『ブラックオニキス観光協会パンフ』

旋風の斧
「これが旋風の斧だ。幅広い刃は、一振りするごとに鋭い風を生じさせる」
「夏は団扇代わりに使えますね!」
「すっげぇ重いぞ」
〜『イブマヤのルポ』

跳梁する殺意
「跳梁する殺意は伝説の斧だ。
使用する者と使用される者の殺意の量に比例して威力を上げる。つまりは、人間同士の憎しみがその斧の威力なのだ。
またその影響で、この斧の重さは、その威力に反比例する。
つまりは、憎しみあう心が、この武器を使用させようとするのである」
私は、自ら書き綴っている論文を書き終え、「ふぅ」と一息つく。
バタン!!と音を立てて、イブマヤが飛び込んできた。
「うわっ!!」
「どうした、イブマヤ」
「いや、この斧重くて使いものにならないって言おうとしたら……軽くなりました」
〜『マケイヌの論文『明鏡止水』』

鎮魂の杖
「この杖を振ると、死者を悼む弔いの鐘がなるのだ」
「振ってみていいですか?」
「……やめといたほうがいいぞ?」
イブマヤは、師匠の言葉を聞かず、杖を一振りした。
ちんこーん……
「……最悪ですね」
「うむ」
〜『イブマヤのルポ』

浄化の杖
「師匠!!洗濯物はありませんでしょうか!!」
「この叩くとお金があふれ出る杖(嘘)で自分を叩いたな。成功、成功」
〜『イブマヤのルポ』

記憶の錫杖
○月×日 今日も師匠に叱られた。
腹いせに、食事に脱翼薬を入れたが変化はないようだ。髪の毛には効果ないのかな?
「イブマヤ!イブマヤ!」
「はーい、なんですか師匠!あ、ダメですよ師匠!人の日記を読んじゃ」
「記憶の錫杖を日記代わりにするんじゃない!いや、それよりもだな……」
マケイヌの小言は夜まで続いた。
そしてその夜、記憶の錫杖に新たな1ページが刻まれるのであった。
〜『イブマヤのルポ』

約束の錫杖
約束の錫杖、これはワシが戦友がさらわれて一人で九つの門を乗り越えようと……こら、話を聞いていけ!
〜『ガストン立国日誌』

罪人の杖
「用意はいいですか?」
私の問いに、若き天使は静かにうなずくと、罪人の杖にそっと手をのばした。
多くの罪人が流し続けた混沌の気を封じた『罪人の杖』。
人の身ならともかく、秩序の気に慣れ親しんだ天使には側によるだけでも身が削られるような痛みを味わう。
若き天使は数歩進むと、苦悶の表情を浮かべながらそのまま崩れ落ちた。
「少し早すぎましたか……」
私は若き天使を抱き抱えると、罪人の杖が安置されている部屋を出た。
天使の昇級試験は過酷である。
〜『ドミニオンの天界白書』

髑髏の錫杖
「やっぱりこれでしょう!!」
私は、師匠の武器庫から一本の杖を取り出した。
「ほう、それは髑髏の錫杖か……なぜそんな物がいいんだ」
マケイヌが武器をくれるというので、私はマケイヌの武器を漁っていたのだ。
「えーだって、魔法使いといったら、この杖でしょう!!」
「おまえ……悪の首領にもなるつもりか?」
〜『イブマヤのルポ』

破魔の鞭
「師匠!これはなんですか?」
「これは破魔の鞭だな。清めた銀の鎖と茨の蔓を束ね、世界樹の樹液で固めたものだ」
「それで?」
「グリップには鮫の皮を巻いて滑りにくくしている。この付け根の細工も、指をしっかり押さえるための工夫がされているな」
「それから?」
「そんなところだが?」
「……なーんか普通ですね」
「ただの武器にそんな期待をされてもなぁ」
〜『イブマヤのルポ』

ヴァンパイアキラー
「師匠?なんで鞭なのにヴァンパイアキラーなんですか?やっぱり杭とか十字架だとかじゃないんですか?」
「これと聖水の併用がヴァンパイアに効くと最近発見されたんだ」
「誰にですか?」
「それは言えん」
納得のいかないイブマヤ。
〜『イブマヤのルポ』

力強き悪鬼
これですわ、これ。
これを手にすれば、あの悪魔様達が、私に平伏するんですのよ。
まるで……ハーレ……きゃっ!!
なんてはしたない考えなんでしょう。
〜『マリアの悪魔大辞典』

神の拳
「吼えろ疾風、轟け雷光!神の拳を受けてみよ、ツザリ……」
ぱこーん!
「セリフはいらんから、さっさと殴れ!」
マケイヌの突っ込みは、神の拳よりも素早かった。
〜『イブマヤのルポ』

草薙の拳
「くらいやが……」
「だから、セリフはいらんから、さっさと殴れ!」
〜『イブマヤのルポ』

バーニングブラッド
なんてきれいな色をしているのでしょう。
バーニングブラッドの名に相応しく、燃えたぎるようなどす黒い血の色……
マリアは一目で虜になってしまいましたわ。
ゆっくりと手にはめてみると、ぬるぬるとした血が指に絡みつくようでとっても魅惑的
まるで愛しの悪魔様と手をつないでいるようですわ!
〜『マリアの悪魔大辞典』

ゴッドボウガン
「ラーイ」
「なんだそれ?」
「やだなぁ師匠、弓撃つ時の気合ですよ」
〜『イブマヤのルポ』

那須与一の弓
「貴様は知っているか?
那須与一の弓は、当方に名高い弓の名手である与一が愛用した弓だと言うことを!
そこでウィットでホットなジョークを一つ。
与一が何かを狙って弓を弾きました。ひょうふっ!(びょうぶ)」
「扇だよ」
「そんなことは分かっているっ!」
またひとつ、若い命が燃え尽きた。
〜『大魔導師 アンティゴ・マーイの憂鬱』

サジタリウスアロー
「師匠、この矢は光速なんですか?」
「いや、普通の矢だが?」
「なーんだ」
〜『イブマヤのルポ』

納められぬ矛
「その矛は、決して納められることはない。
紅く濡れた刃は新たな犠牲者の血を欲し、使用者を戦へと駆り立てるのだ」
「わー、ホントにでっかい矛ですね。これじゃあ納められませんね」
「人の話を聞けって」
〜『イブマヤのルポ』

魂の鎖
「魂の鎖は伝説の鎌だ。
使用した者の現世への執着心がこの鎌の威力を下げる。つまりは、人間の悟りの強さがこの鎌の威力なのだ。
自らの存在と自然のあり方を理解した時、この鎌は最強の切れ味を見せるであろう」
私は、自ら書き綴っている論文を書き終え、「ふぅ」と一息つく。
バタン!!と音を立てて、イブマヤが飛び込んできた。
「師匠!!この鎌、草刈りにも使えないぐらい切れ味悪いです!!」
〜『マケイヌの論文『明鏡止水』』

死神の鎌・デスサイズ
「この鎌って、大きいですけど切れそうには無いですね、師匠」
机に向かって仕事中のマケイヌに私は聞いた。
「その鎌は、人間を切ると言うより、人の魂のつながりを断ち切る鎌だからな」
「へぇ、良かった」
「何がだ?」
「さっき勢いで、師匠の頭の上を飛んでいたハエを切ろうとしたんですよ」
〜『イブマヤのルポ』

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