女の子写真派
 女の子が好きで、可愛い女の子の写真を撮りたくて写真を始めた野郎ども。
 カメラ自体に興味はないので、デジカメとかポートレートモードを備えた一眼レフ入門機がお気に入り。
 ポートレートモードでばかり撮っていて、カメラの仕組みや写真の技術についてはさっぱり知らないので、難しい撮影条件では連戦連敗である。
 ポートレート写真の評価の基準は、写真としての出来映えではなく、モデルの女の子が自分の好みのタイプかどうか。芸術が理解できないので、プロの撮ったアートとしてのポートレート写真には全く興味を示さず、芸術的なポートレート写真を見ても、
 「おれの撮った女の子のほうが可愛い」
ということしか考えていない。写真雑誌は一冊も読まないが、アイドルの写真の載っている雑誌は毎月チェックを入れている。
 「女の子が可愛いく撮れてる写真がいい写真」
 「撮影のとき、女の子が楽しそうにしてたらいい撮影」
と信じて疑わないので、作品性とかテーマを問題にする写真派とは全く話がかみ合わない。
 「女の子を可愛く写すということ以外に女の子写真のテーマなんかあるのか」
と思っている。
 カメラは女の子を撮る道具なので、女の子撮影向きの中望遠単焦点レンズが標準レンズ。でも、普通の人は100%持っている標準ズームレンズは一本も持っていなかったりする。安物の一眼レフ入門機に高級な中望遠単焦点レンズを付けていれば、その人は間違いなく女の子写真派だ。

(自分のことだ率:95%)

(注)女の子写真派の中には、「ロングヘア派」というとってもマイナーなのもいたりします。


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