花追い人 ・ 旅語り
〜 愛媛 〜

 


西法寺の薄墨桜

西法寺

源太桜

西法寺にある薄墨桜は松山市の天然記念物で、天武天皇の皇后由来の由緒ある桜。現在は三代目でそれほど大きくない。薄紅色の八重桜は頑丈な石の柵で囲まれている。このお寺、おみくじがくくりつけてあるかと思えば植木鉢には風車が並び、そうかと思うと本堂の前には象の置物や国旗がある、「無国籍風なんでもあり」っぽいユニークなお寺である。
源太桜は山中に咲く一本桜。車道からもちらりと見えるが、間近で見上げるとかなり迫力ある。上の写真では小さくてわかり難いが、比較の為、下のほうに赤い服に白い帽子をかぶった人を入れた。これだけ大きな桜で、こんもりと花付きの良い、のっぽの美しいスタイルの桜には感動した。ただし車から降りて20分程歩かなければならない。そのためか、これだけ立派な桜なのに見に来る人は少ないようだ。

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