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いつもながら、準備不足の私。九州へむかう道中、山口県 萩の道の駅で、くじゅうの観光案内所に電話して、「ミヤマキリシマを見に行きたいんですが、今ならどこが見頃ですか?」と質問。 九重のミヤマキリシマの写真で一番有名な場所は、「今年は尺取虫の大発生で、花芽がほとんど付いてない」と、扇ヶ鼻と星生山を勧めてもらった。 もっとも、たとえ尺取虫の被害がなくても、私の登山経験(無に近い)と梅雨の平日に一人で登ることを考えれば、この二箇所が限界だったかもしれない。 最後に「登山口の牧ノ戸峠にも売店があるから、そこで詳しい行き方を教えてくれますよ。」と言われ、「私が登り始める時間には、たぶんまだ売店は開いへんやろ」とわかっていたが、「どうにかなるわ」とめんどくさくなって、大体の行き方だけ聞いて電話を切る。 いざ、登ってみると、扇ヶ鼻はすぐにわかったものの、地理感覚もないまま聞いた道程は、やっぱりというか当然というか、あやふやで、電話で教えてもらった「星生山に分岐する道の標識」が見当たらない。 で、ここ、扇ヶ鼻頂上で、役所の開く時間を待って電話。 その間にも、お天気は晴れたり霧に包まれたり・・・霧ってほんとに流れてるんだなあと実感しながら撮影。 さて、やっと役所に電話がつながり、自分が今、扇ヶ鼻にいることと、そこから星生山への行き方を聞くと、どうやら「星生山を案内する標識」はない様子。かわりの目印「九重山」の標識を説明されるが、それって、道中、何回も見かけたので、「どれですか?」と聞く。 結局、方向音痴のうえ、地図も持たず、磁石もなく、まったく地理もわからない私には、いくら説明してもらってもよく理解できず、役所の方もついには「扇ヶ鼻を下りた所で、他の登山客に聞いてください」と・・・ 「登って来るときも、今も、全く人間の姿は見かけへんねんけど・・・」 と思いつつ、いくら聞いてもわかりそうにないので、あきらめて扇ヶ鼻を降り始める。 |