花追い人
〜 番外編 信州旅語り vol.1 〜

 





最初は1階でうろうろしてたのだが、そのうち二階の特別室(?)に上がらせてもらった。一階はワビサビながら可愛らしいウサギや猫の置物やら、ちょっとした「女の子の好きそうな物」が色々おいてあるのだが、二階には「マダムが好きそうな」上等っぽいものが少しづつおいてあった。
天井の高い屋根裏部屋のような二階はセピア色の障子から日差しが柔らかに注ぎこみ、本を読みながら昼寝したくなるような部屋だ。お客さんも「お許し」がないと上がってこれないようで、だーれもいない空間は、幼い頃こっそり一人で蔵に入って冒険したようなワクワク感と懐かしさを感じるような気がした。
ところで右の写真は店の入口の隅っこで、鏡を眺めてる猫なんだけど、「こりゃ大発見!」と思って激写したのに、奥さんに聞くと、「みんなあれ撮っていきますねー」だって。この微妙な隅っこ加減が、「私だけが見つけた」感を誘うんだろうなあ。

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Copyright (C) 2003 Yuka Hoshino