おうち日記 (2011.4月20日〜6月22日)



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高千穂 滝と新緑

風景ノスタルジア
6月20日発売の「風景写真」7-8月号に、フォトエッセイ「風景ノスタルジア」第3回目を連載させて頂いてます。
今回のタイトルは「満たされて」
兵庫県のシワガラの滝の風景です。 ぜひぜひご一読いただければ幸いです。

急に暑くなってきました(6月22日)
暑いというより、蒸し蒸ししてましたね。今日は。毎年懲りずに経験する、夏バテの季節が近づいてきました。でも、今日の私はそれほど暑い思いはしませんでした。貴船にね。行ってきたんです。
最初は貴船に行くつもりはなかったんですが、貴船の手前、静原のあたりに用事のあった母を車で送って行った帰り、ふと思いついて行ってみました。貴船の辺りには、夏になると「川床」が設けられ、京都の風物詩にもなっています。その写真をデジでも撮っておかなくちゃと思ったんです。
改めてびっくりしたんですが、ほんとに川岸って涼しいんです。今年はじめてのひんやり感を味わいました。そして、この辺に来ると、もう何回も撮っているのにまた撮ってしまう貴船神社の参道。今日も撮ってしまいました。私、撮り始めると、キリがないんですよね。持ってる写真なのに、夢中で撮ってしまいました。おまけに、せっかくだからと、水占い、本殿、結社、相生の杉・・・と、貴船特集が組める位、あれもこれもと撮りはじめ・・・あとで冷静になって考えると、その時間でまだ持ってない場所を撮りに行けばいいのにね。なかなかそれは出来ないんですよね。

貴船神社 初夏の参道


久しぶりの撮影(6月20日)
今日は久しぶりに、撮影に滋賀県平池へ行って来ました。一昨日から父がショートステイに行っているので、ちょっと精神的にもゆとりが出てきました。不思議ですよね。時間の有無だけでなく、気分の切り替えというのが、今まではなかなか出来なかったんです。
ただ、カキツバタの群生は、残念ながら盛りすぎ。ここの花の状況は、近くにあるビラデスト今津という宿泊施設のHPで随時確認できるので、わかってはいたんですが・・・霧の状態はよかったんですがね。正直なところ、今年は花付きもよくなく、これがモーレツ撮影熱中モードの時なら結構ながっかり感だったのでしょうが、今日の外出で「とにかく撮りに行く」スイッチは入れられたかな。

平池

月夜に・・・(6月17日)
この週末で、休日高速1000円も終了。旅好き人間にとっては、本当に夢のような法案でした。
私はというと、脱出は断念せざるを得ず、相変わらず京都にひきこもっています。
今週半ばの満月には、「絶対、海の見える場所か、高い山の上に行きたい」と思っていたのですが、ダメでした。そんなこんなで、今、私の中には、天使と悪魔がせめぎあってるわけですが、ふと、一ヶ月前の満月の夜を思い出しました。
正確にいうと、満月ではなく、満月過ぎだったのですが、その日は九州の仙酔峡でキリシマツツジを撮っていました。今年は、阿蘇山の毒ガスで、花はよくない状況でしたが、不幸中の幸いというか、花付きのいいツツジが何株かあったので、それを撮りました。
ガスもその日はほとんど流れてこず、臭くもなく、視界も良好でした。
九州のミヤマキリシマツツジで有名な場所は、九重あたりの平治岳や雲仙ですが、仙酔峡はそれよりずっと早い時期に見頃を迎えます。ここの魅力は、花のすぐ近くまで車で行けること。九州の中で最も楽にツツジ鑑賞ができるんです。歩きたくない方にはピッタリの場所です。

昼下がりのひと時(6月10日)
残念ながら、いよいよ本格的な梅雨に入りそうですが、私はこのちょっと前の季節が一番好きです。 花粉症も治まり、暑くもなく、寒くもなく、風が気持ちいい。
この前までは、夏毛への変わり目だったせいか、ブラッシングすると脱毛症のごとく、毛が抜けていたお隣ニャンコのチロも、ようやく抜け毛がおさまってきました。

さて、こんな気持ちのいい日、チロがどこにいるかというと・・・
近くの空き地の草むらで、くつろいでました。
ちょうどいい具合に伸びてフワフワっぽい草むらは、ほんとに気持ちよさそう。贅沢ですよね。

昼寝するネコ


この場所は、ちょうど人間にとっては、「見えるけど、行きにくい」場所なので、声をかけても「無視!」したまま悠々と寝てることもしばしばです。

ところで、最近ちょっと困ってるのは、お客人の落しモノについて。
斜め向いのおうちのガレージに、毎年ツバメがやってくるんですが、うちのせまーい庭の葉っぱを食べてる青虫を狙って、しばしばご出勤されているらしく、毎朝起きると、彼らの落しモノを発見します。
私的には、ビュンビュン目の前をかすめ飛ぶツバメより、むしろ毎日大きくなっていくのを見ていた青虫君に愛着があったのですが・・・自然というものは厳しいものですね。(去年もスクスク育って、まるまると太ってきた青虫が、ある日突然姿を消しました。)
ま、とにかく、食べるのは弱肉強食で仕方ないとしても、落し物はねえ。なんて恩知らずなの(笑)

で、水でゴシゴシ洗い流して、それが乾き始めた頃・・・チロが来て、クンクン匂い嗅いだ後、可笑しくなりました。「ネコにまたたび」ってよく聞くけど、イコール「ネコにツバメの落し物」ってことわざが出来そうなほど、仰向けになって、地面に背中こすり合わせてゴロゴロと・・・けっこう執拗だったので、気でも狂ったのかと、見ててちょっと不安になりました。

脱出失敗(6月6日)
もうすぐ終了の休日1000円を利用して、この週末こそは撮影に行こうと、秘かに企てていたのだが、計画挫折。
私が5月下旬に早々に九州から帰京した遠因でもあるのだが、最近、父母の体調がイマイチ。 父は以前からだが、今回は母の足が赤信号で、父の介護ができなくなってしまった。(ありがたいことに、まだまだ大変な介護ではないのだが)
それでも先週は、父入院→ショートステイと、母の体の負担は少なく、父母とも落着いてきた。となると私も仕事である以上、全く撮影に行かないのは、後々困ることがわかりきっているので、日曜の朝はベットの中で、今夜出発しよう・・・と。でも言い出しにくいので、きちんと撮影の計画をたてて、帰宅予定日まで説明できるようになってから一階に降りようと、二度寝しながらグズグズしていた。

そしたら、携帯が鳴った。見ると母の番号だ。
「は?」と思い、とったが、切れた。
「はあ?」と思っていたら、メールが来て「助けて」と・・・

慌てて階段をおりる。母は朝おきようとしたら、膝がいつも以上に痛くて、立つことすらできなくなっていたらしい。
ビックリした父が、急にシャンとして、あまり歩けなかったのが、玄関まで新聞を取りに行って、新聞は持ってきたのだが、それ以外は、もちろん母を支えることも出来ないので、二人で私が起きてくるのを静かに待っていたそうだ。父母にしても遠慮があったようだが、食べることも飲むこともできず、あまりに私の起きてくる気配がないので、ついに待ちきれず・・・

その後は車で救急診療をしている病院に連れて行ったら、骨折はたぶんしていないとのことで、痛み止めの注射を打ってもらい松葉杖を貸りて帰宅。
しかしショック療法になったのか、急に父がしっかりした。そういえば、前もそんなことがあったように思う。たまにはビックリさせたほうがいいのかもねと笑いあう余裕もできた。 もちろん出発どころじゃなくなってしまったけど。

家事をしたり父母の世話をしたりするのは、「私でも役に立ってるみたい」とそれなりに充実感はあるし、「今しないと、絶対後で後悔する」のもわかっているので、納得はしているつもりだ。

でも本当に「それだけで」一日が終わってしまう。
時間的には、写真の整理をしたりする時間はあるのだが、慣れていないせいか、「締め切り」とか義務的なものがないと、なかなか気力が続かない。自分の部屋の椅子に座ると、し残したこととか、もうちょっと手伝えることを思いついてしまって、落着かない。
うちの父母は二人ともがんばり屋なので、ちょっとくらい無理してでも、自分で出来ることは自分でしようとする。それがかえってイライラすることもある。きっと何もしようとしなかったら、もっとイライラするんだろうけど。

一番おそろしいのは、家事や介護をしながらでも家にいることで、小鳥の声を聞きながらお茶を飲む時間とか、うちに遊びに来る猫と戯れる時間とか、本を読む時間が一番幸せ・・・と、今の生活に満足し、なし崩し的に撮影意欲までなくなること。
普通なら私はとっくにお嫁に行ってて、この家にいるはずのない年齢だし、普通なら平日は9時から5時まで働きに出ていて、やっぱり家にはいるはずのない年齢だし、今、私が家で感じている日常の幸せは、写真を撮って、それで多少なりとも収入があるおかげなのに、それを忘れてはバチがあたる。父母には迷惑をかけるが、今週はしっかり役に立っておいて、その分、来週こそはなんとか多少は撮影に出かけたいと思う。

進化していた小浜温泉(6月3日)
今回の九州旅で、あまりにも大きな変貌に驚いたのが、雲仙の麓にある小浜温泉。
以前、ここに来た時は、大通り沿いの共同湯・浜の湯に入ったのですが、お湯はいいとして、特にこれといった魅力も感じず、まあ、温泉入浴コレクションを1つ更新しただけの温泉でした。
で、そのあと、どこでだか忘れましたがその周辺で、地元名物の「ろくべえ」というサツマイモの麺類も食べたのですが、これがまたあまり私の口に合わず・・・知人から「ろくべえは美味しい!」と聞いていたので二重にショック(これもたぶん行ったお店とタイミングが悪かったのでしょう。でも以来、食べる気にはならず、食べてません)

そんなわけで、以来、雲仙に行っても、小浜方面に下りることはありませんでした。

しかし今回は、「日本一の足湯」ができていると耳にしたので、渋々行くことにしました。
たいして期待もせず、まあ、日本一もんと日本三大もんは押さえておこう・・・という位の訪問だったんですが、これがまあ!
以前の小浜温泉を知っている私には、別の温泉地に来たと言われたほうが信憑性があるくらい、変わっていました。いやもう一体、小浜温泉に何があったんでしょう?

何がって、ご想像のとおり、たぶんアメリカのオバマ大統領の登場に活気づき、すざましいレベルのやる気だしちゃったんでしょうね。
私は関西在住なので、あの時、福井県の小浜市が「オバマだ、小浜だ」と大騒ぎしていたのは知っていますが、さすがに九州の小浜温泉の動向までは知りませんでした。でも、観光協会の入口に、バーンと等身大のオバマ人形がおいてあったので間違いないと思います。

進化した小浜温泉、お薦めします。

チロの予言(6月3日)
今、地震があったと思うのだが・・・
ガタンっと、縦にほんの一揺れ、でも家の中にいた私には、それなりに大きく感じて慌てたもんだが、外では何事もなかったように、近所の子供達の遊ぶ声が聞こえる。ちょうどうちの前の通りでは、幼稚園やら小学校から帰って来た子供達がお母さん達と一緒に、おもちゃの車を運転したりと賑やかな時間で、その楽しそうな声にはなんの動揺もなく、お母さん達も全然何事もなかったかのようだったので、「あれ?うちだけ?」と不思議だった。テレビをつけたけど、地震速報もなく・・・しばらくしてから、震度1のテロップが出たけど、震度1にしては大きく感じたから、やっぱりうちだけかな?

実は昨日はお隣のニャンコ・チロが、ほぼ一日中、我が家を出たり入ったり。嬉しい反面、季節がら(ネコの夏毛に変わる時期)ブラッシングをしてもしても、掃除する後から猫の毛が舞うので、ちょっと困るほどだった。
そして、そんなことが数ヶ月前にもあったのだ。311の大震災の前である。あの時も妙に人恋しそうで、膝の上から離れなかったが、今回もそんな勢いだったので、「もしや、また・・・」と心配してたんだけど、まあ震度1程度で、外にいる人が気付かない程度なら助かったというところか。


ついに高速千円廃止(6月2日)
フェリー会社復活するのかな?無理だろうな。復活してほしいけど。

1000円中止で、よろこぶのは本州内高速1000円でめっきり観光客が減ったといわれる北海道。
逆に観光客が減るのは四国でしょうね。
九州も、今回行ってみると、もうすぐ1000円廃止効果なのか、関東中部などの遠方からの車が異常に多かった。私、高速1000円になってから、何回も九州行ってますが、そんなことは初めて。ということは、九州も遠方からの車の観光客は減るんだろうな。

それにしても、四国の橋。特にしまなみ海道。「じゃあー元に戻すねー」ではなくて、橋の料金そのものを再考してほしい。
だってしまなみ海道の全部を一気に渡る料金はまあ現行で仕方ないとしても、四国から一番近い島に渡る料金っていったら、走行時間10分足らずだったと思うんだけど、1700円だっけか?常識では考えられないほど高い。そして怖いのが、その高速料金を該当地区の役所観光課に聞いても、「わからないので、ちょっと調べてみます」(そんなに利用客がいないのか?)
聞いてみて「ええーー!」って驚くと、「そうなんですよー休日ならどの時間でも1000円なんですけどね」とのんびり話してる場合じゃないぞ。その距離なら1000円でもちょいと高いなと思うのは、私だけじゃないはず。まあ観光で成り立ってないのならいいのかもしれないが。
すみません。ひさしぶりに(?)毒を吐いてみました。

日本一のラムネ温泉、七里田温泉下湯(6月1日)
今回の九州旅の目的のひとつ・・・というと大げさですが、今までずーっと「次回次回」と入りそびれていたラムネ温泉です。
ラムネ温泉というと、かつて花王が入浴剤のバブを発売した時に「日本一の炭酸泉」として位置づけてしまった(らしい)長湯温泉が有名ですが、私が以前に入った感想としては、長湯にはそれほど炭酸を感じませんでした。

長湯では、きれいなほうの温泉施設も、地元の方用のちょっとひなびた共同湯も、無料丸見えのカニ湯も、色々と入りましたが、炭酸という意味での感動はそれほどなかったし、長湯のすぐ近くのラムネ温泉はそれなりに炭酸度が高くそこそこ感激して、そこでも確か手についた泡アワを撮ったりしたのですが、とにかくお湯がぬるくてぬるくて・・・炭酸泉ではないけど湯温が高めの浴槽(こちらも温泉)があったからいいものの、炭酸泉だけの勝負では、ラムネ度、入り心地ともに七里田温泉下湯に軍配があがりそうです。(設備は長湯近くのラムネ温泉の方が整ってますが、私、設備は二の次でいいタイプなので)

他にも四国祖谷温泉(ここもそれなりに炭酸度は高い、けど、やっぱり寒い)や山陰地方(特に島根)、それからすぐには思い出せないけど、全国津々浦々けっこうあちこちに炭酸泉はあるんですが、いずれも下湯のラムネパワーには及ばない・・・と思います。

まあ、温泉の良し悪しは炭酸度だけでないので、人好き好きでしょうが、私は 七里田温泉下湯、大好きです!

玄海町・浜野浦の棚田(5月26日)
風景写真に連載中の風景ノスタルジアに毎回「旅の羅針盤」として、テーマを決めて全国の撮影地などをピックアップしたコラムを掲載しています。
時間的に余裕ができたら、HPにて各地の写真も載せたいと思いつつ、なかなか作業がすすみません。
なかには以前訪れた時と今では変化のある場所もあったりして、今回の九州旅も再確認するための訪問の目的もありました。
また、高速休日1000円もいよいよ終了ということで、今までついつい後回しにしていた「行きたい場所」にも行ってきました。

まあ、一週間の旅程だし、訪問先全部を全部アップするのも大変なので、一番撮りたかった浜野浦の夕日と大潮のときだけ出来る海の砂模様をアップしてみました。

九州から帰ってきてます(5月24日)
先週の休日ETC割引を利用して、一気に九州に向かい、つい先日の休日ETC割引で京都に帰ってきました。九州まで行って、こんなに早く戻ってくるのは初めてですが、今回はどうしても撮りたい場所があり、場合によっては2泊3日でもいいからと思い切って行ってきました。
が、私のことですから、予定よりは長く一週間程の滞在となりました。ほんとはGW連休最終日に信州から高速に乗って、そのまま九州に行くつもりだったのですが、GW明けが雨予報だったのと、できれば早めにしておきたい所用が京都であったのとで、一週間先延ばしの九州旅でしたが、結果オーライで、要領の悪い私にしては、なかなか効率的な撮影ができたように思います。後日、画像と共におうち日記を更新したいと思います。

が、やはり遊び?過ぎたツケで留守中に貯まった仕事で、ただ今、あくせくしています。ずっとメールを頂きっぱなしになっている方々、そういう状態なので、今しばらくご容赦下さい。たぶんしばらくは京都にいると思います。

桜旅から帰ってきました(5月10日)
今回はなんだか疲れました・・・疲れのせいか、京都に帰ってきても、周りの人の花粉症はとっくに終了しているのに、私ひとり、いまだに少々クシャンクシャンやってます。花粉がひどい年は、もう花粉がなくなってるはずの頃になっても、粘膜にくっついてるのか、敏感になってしまっているのか、しばらく症状が続くんですよね。

連休中の長野〜新潟にかけての撮影地では、顔見知りさん大集合状態でした。それぞれの個性に合わせた色んな情報が飛び交い、私を含め、みんな東奔西走している様子が面白かった。特に某所のダメッぷりに振り回されたのには、数年内にリベンジできたら、絶対に面白可笑しく書いてやるぞと思ってます。

帰宅した日は、ずっと続いていた睡眠不足を補うべく、ひたすら寝ました。やっと人心地つき、大洗濯を始めたんですが、京都は昨日からすごい雨です。それでも旅先からくっつけてきた花粉と黄砂を洗い落としたく、何回も洗濯機を回しました。帰宅後の洗濯は、なんだかストレス発散になるんですよね。

ところで、すでに「風景写真」誌面でも発表されたのですが、来年度のコンテストの審査員をさせて頂くことになりました。「まだまだ未熟なのに、私でいいのかな?」とも思ったのですが、せっかく頂いた光栄なお話だし、私自身が同誌のコンテスト出身者なので、お言葉に甘えて受けさせて頂くことにしました。

で、今回の旅では、コンテストでグランプリを競っている方々にお目にかかる機会も多々あったんですが・・・
私がコンテストに応募していた2年間は、最初の年は年度賞といって、一年間の最優秀賞作品の中からA、B各部門一点ずつの年間最優秀賞(年度賞)を選ぶ方式。次の年からは、現在も続いているポイントランキングによるグランプリ制に変わった過渡期でした。

私は幸運にも2003年度・年度賞と2004年度グランプリ(現在は部門別もあるようですが、当時は総合だけでした。)を頂けたんですが、年度賞に関しては予想すらしていなかった状態、グランプリに関してもそれほど意識することはありませんでした。なので、「まあそんな感じ」に考えていたんですが・・・今のグランプリはすごい。私の時は、コンスタントに毎号数点入賞して、最優秀を1つでもとれば安定した状態。一度点数差がつくとそれほどヒヤヒヤすることもなく、そのままグランプリ獲得できる感じだったのですが、今は点数配分が変わって一発逆転の可能性が高くなり、常に実力者の方々が熾烈を極めた高度な競い合いをされている。一票の重みがより大きいわけです。こんな時に気楽に「私、この写真好きだから」という選び方をしてはいけないな。選ぶ立場の私自身が、審査当日までしっかり勉強して、きちんと写真を観る目を養ったうえで選ばないと、下手したら、どなたかの運命(?)を不適切に変えてしまうかもしれない・・・と、思いました。大げさに聞こえるかもしれませんが、その位、皆さん、真剣に真摯に写真に取り組んでおられるので、気持ちが引き締まるのを通り越して、プレッシャーすら感じました。審査は秋なので、私自身も独学だ個性だ感性だと開き直っていないで、これから必死に向上していこうと思います。


桜旅第一弾に行ってきました。(4月20日)
四国〜山陽〜近畿地方の桜旅から帰ってきました。311以来、どうも気が塞ぎ、「今年は桜を撮らず終いかな?」とまで思っていたのですが、思い切って外に出てみると気分も変わり、それなりに充実した桜旅でした。
ただ、今年はライトアップを中止されているところも多く、人出も土日以外は少なめだった気がします。桜旅の前後に、京都の桜もしっかり撮って行ったのですが、京都もやや観光客の数が少なかったように思います。といっても、そこそこ沢山の方が来ておられましたが・・・なんといっても今年の京都の桜はきれいだった。初めて見た東寺のしだれ桜のライトアップ、「こんなにすごいの、なんで知らなかったんだろう」と思ったら、桜自体が何年か前に東北方面からお引越ししてきた桜だったのと、やっと根付いた今年からライトアップが始まったようです。
もうひとつ、今まではそれほど素晴らしいとも思わなかった清水寺の桜のライトアップ、今年は桜の見頃とバッチリ合ったせいか、感動しました。

京都の桜を撮った後、すぐに四国に出発。今年は桜の島・岩城島の積善山の桜や、伯方島の開山公園の桜 にも挑戦。そのまま広島の千光寺公園の夜桜や筆影山、岡山の醍醐桜、山桜の群生などを撮ってから、またまた土日割引高速で一気に吉野山へ。吉野山での撮影は、桜の見頃や天候を優先して、バッチリ土日の撮影となってしまいましたが、こちらも(地元カメラマンの話では)ここ数年の間の中ではきれいに咲いたそうです。私的にもそれなりに満足。その後、奈良〜三重の桜を廻って、最後に三多気の桜を撮って帰路に着きました。

醍醐桜 も 三多気 も以前に撮ったことがあるのですが、周りの様子は随分変わっていてビックリしました。

風景ノスタルジア
4月20日発売の「風景写真」5-6月号に、フォトエッセイ「風景ノスタルジア」第2回目を連載させて頂いてます。
今回のタイトルは「しあわせごっこ」
山形県の散居村の朝の風景です。 ぜひぜひご一読いただければ幸いです。

また、被災地の復興を願って立ち上げられたプロジェクト、風景写真家1000人のメッセージにも参加させて頂いてます。
詳しくはこちら→風景写真家1000人のメッセージ

→ 私のも探してみてくださいね・・・と書くつもりでしたが、1000人分というのは想像以上の規模で・・・私の写真は322番。海辺のたんぽぽです。
近日中には撮影者や撮影場所からのインデックスも完成する予定だそうです。(4月21日追記)


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