温泉修行
 〜北海道無料露天風呂編 1 〜




<知床界隈>
カムイワッカ湯の滝・岩尾別温泉・熊の湯・相泊の湯・セセキ温泉

*カムイワッカ湯の滝(知床斜里町)
知床には野趣NO.1 無料露天風呂の「カムイワッカの滝」がある。
これはもう絶対に行っとくべきである。
温泉湯が流れ落ちる高さ13mの滝の滝壺そのものが、露天風呂なのだ。かなり酸っぱいお湯で、肌の敏感な人は、しばらく泳いでいると、ヒリヒリしてくる。そう、ここは泳げるのだ。泳げるというより、真ん中には底が深い所があるため、滝の間近に行こうと思ったら泳がなくてはならない。滝の上流は山肌のあちこちから湯煙が立ちのぼっている。信じられない位大自然の温泉なのだ。ここでは昔、みんな裸で泳いだらしいが今は水着OKだ。
ただしここへ辿り着くには、温泉湯が流れて足元がツルツル滑る川の中を30分、歩いて登らなければならない。足元の白い岩は温泉成分の影響で紫、黄、緑と色とりどりで綺麗だが、石がゴロゴロしてて急な斜面もあるので、水量はそんなに多くないものの、かなり危ない。
観光客の多い時間には、滝の入口に滑らない草履を売る(貸す?)屋台も出るようだ。私は前の晩立ち寄ったしれとこ自然村の温泉で買った川登り用の足袋¥800を使った。(しれとこ自然村温泉=キャンプ場のロッジの中にある温泉、お湯も良いし休憩室もあるし快適。¥500で夜10時まで)
この試練道、車道の登り口から3分程は普通の山道で、その後川登りがはじまるのだが、まだ序の口にある滝のお湯溜りを、終点の滝壷と間違えて、記念写真をとってる愚か者もいた。本物はその滝の横にある岩をよじ登って、さらにさらに上へと向かわなければならないのだ。
注)カムイワッカ湯滝 登り口までの車で20分位の砂ぼこりダートは7/29〜8/20はマイカー規制される。

*岩尾別温泉(知床斜里町)
原生林に囲まれた渓流沿いにある。車道から離れているし、だーれもいなかったので混浴スペースにすっ裸で入ってたら、カップルが来たので慌てて水中で水着をつけた。ここは「ホテル地の涯」の離れの露天風呂で、内湯は\500で入れるらしい。お薦め

*熊の湯(知床羅臼)
知床横断道路の上り口にある。男女別の露天風呂で更衣室もある。山の中の無料露天風呂なのに、しっかりした造りで、洗い場も石鹸こそ使えないが、そこそこ広いし、裸になってゆっくり浸かってられる。これから紹介する羅臼3大無料露天風呂の中で、一番整っている温泉だろう。

*相泊温泉(知床羅臼):上の写真
海岸にある温泉で、プレハブみたいな屋根の今にも倒れそうな小屋の中に一応男女別の木の湯槽。道路からは目隠しされているものの、海側には遮る物が無く、「これから入ろう」とする人からは丸見え。だからもちろん水着で入る。でもなんだか落ち着かない。目の前はすぐ海。でもなんだか大自然を感じるより人間臭さがぬけない海。まあ海岸で海を目の前に入る無料温泉は他にもあるが、小屋付きというのは珍しいので、羅臼に来たらこの小屋を覗いてみてもいいかもしれない。

*セセキ温泉(知床羅臼)
相泊温泉のすぐ近くの、海岸温泉。こちらは波打ち際に岩場で作られた小さな浴槽で、満潮時には水没する。入ると底からプクプクとお湯が湧き出しているのがわかる。近くの昆布屋さんにお願いして入らせてもらう。あたたまるとか汗を流すとかいうより、話しネタ向きの温泉

おまけ・これ食べとかなあかん!part 1
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