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ルンルンハイキング壷阪寺から高取山


2月も半ばになり、顔に当たる風がやわらかく春を感じました。
今までに行ったことがないルンルンハイキングができるところということで壺阪山と高取山を選びました。
電車の中は春の日ざしで背中が温かでした。
高取町の町を散歩したり壷坂寺ではゆっくりお参りし高取城址では往時の気分を味わいました。

  近鉄南大阪線壷阪山駅―高取町散歩―壷阪寺―五百羅漢ー高取城址ー猿石ー上子島ー壺阪山駅

壺阪山駅で降りて駅前を東に歩いていくと
長い長い信号があります。
其れをわたると高取町の土佐街かいわい散歩道です。
やさしい石畳の白壁や連子格子の家が続きます。
石川医院です。
明治時代に高取城下屋敷の表門を
移築したそうです。
今でも実際に診療しています。
かわら塀の上を見るとからすうりがまだ残っていました。
観光案内所の夢創舘・山崎では早々と
お雛様が飾ってありました。
金剛力酒造では新酒の無料試飲をし一本買いました。
お里・沢市のお墓に参りろうそくをあげました。

街の角々には花がいけてあったり、
古美術が展示してあったりと
一つ一つ眺めながら歩きました。
「牛乳酒店」があったり、
何の建物かわからない家があったりと
楽しんでいると梅の馥郁とした香りが
漂ってきました。
上を見ると今盛りの蝋梅でした。
その後壷坂寺のうっそうとした参道を
歩くというより登って壷坂寺につきました。
壷阪寺は西国33カ寺第6番札所のお寺です。
「眼病封じの観音さんが祀られています。
これは山門のあうん像のあ像です。
大きなどっしりしたものです。
入場料が500円はちょっと高いように思います。
三重塔は重要文化財だそうです。
本堂には十一面観音像がご本尊様です。
壷阪霊験記でしられるお里沢市のお話で有名です。
養護老老人ホームなどの福祉施設が
隣接されています。
日印共同で作れれた仏伝図石造リリーフです。
お釈迦さまの生まれる前から悟りを開かれなどの
お話がレリーフにしてありました。
わからないことも多いけど、説明を読んでみていくと
興味深かったです。
天竺渡来の大涅槃石造と大観音像です。
大きさに圧倒されました
ベンチに座って眺めているとぽかぽか陽気の眠くなって
このまま山に行かずボーとしていたい気になりました。
壷阪寺から登っていくと五百羅漢像がありました。
きちんと並んだ羅漢さんを想像していたのですが
岩山に彫られていました。
一箇所ではなく,あちこちに彫られていました。
五百羅漢道を歩いて高取山を登っていきます。
途中の登山道の脇でラーメン食事をしました。
お昼から急に風が強くなりました。
高取城址は昔を面影がよくわかる
立派な城跡でした。

城跡といっても本当に何もないと思っていたのですが、
ここを歩いていると昔のお城を歩いているようでした。
本丸から眺めると南は大台大峰の山が東には高見山が見えました。
お昼から雲が多くなってきました。
春一番風がだんだん強くなってきました。
杉の木が風に吹かれて互いにこすれあって
キュルキュルと音がします。
今にも倒れそうで怖かった。

杉の枯れ枝や実が風に飛ばされて
雪のように降ってきます。
あたると痛かったです。
これは猿石です。
高取上の門外の分岐点に置かれたものです。
後は下るだけです。
にわかに悪くなってお天気にせかされて
壺阪山駅についたとたんにザーッときました。
もうすぐ春が来る日のルンルンハイキングでした。

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