START
詩: 有村 優子 (Update: Feb.24, 99)
もう二度と戻らないと知ったあの日
何故かほっとした
これで最後と思ったら
急に涙がでてきた
また新しいことができると思ったら
嬉しくなった
これで本当に最後
一本の白い線の前で立ち止まる
新たなゴールを目指して
今 SRARTをきった
恐 怖
詩: 有村 優子 (Update: Jan.03, 98)
私はおびえない 怖くないから
私は逃げない 仕方ないことだから
私はおびえない
私は逃げない
わかっていても 苦しかった
綺麗なWhite
第6回心の詩大賞コンクール入賞
詩: 有村 優子 (Update: Jul.13, 97)
心の底から愛せる人を捜そうと
失恋したあの日に決めた言葉
夕日にちゃんと誓つたのに
あの人のこと 好きなのかわからない
ずっと一緒にいたいと思うし
優しくされたい 可愛くなりたいって思う
でも「好き」って言葉が当てはまらない
真つ黒だった私の心に
少しずつ白を塗ってくれたあの人
私の心の風は 優しい白に包まれて
ゆっくりと溶けてゆく
今の心は薄いグレー
だけど白にはなれない
最後の白は私が塗らなければいけないから
真っ白になりたいのに
なるのが怖くて
まだグレーの私のまま
時が経ってゆく
有村 優子さんのプロフィール
1978.9.2 枚方生まれ。
生まれつきウェルドニッヒホフマン病で、4歳から車椅子生活を送り、中学
までは普通学校、高校からは国立療養刀根山病院わかば病棟に入院され、隣
接の刀根山養護学校に通学されました。
詩は中学から書き始め、昨年開いたコンサートから本格的な詩や音楽活動に
力をそそぎ、今年の第6回心の詩大賞コンクールで上記『綺麗なWhite』
が入賞。
1997年春には、カセット・テープ『WA・TA・SHI』を自主制作、歌唱、
作詞、作曲されています。
1997.6.25 に詩集『WA・TA・SHI(1)』を出版されました。
御感想、おたより、詩集のご注文、問い合わせは、下記または
有村 優子まで。
有村 優子
〒560 豊中市刀根山 5-1-1
国立療養刀根山病院わかば1病棟
(1998, 11月現在)
9月から病院内で念願のインターネットができるようになり、大喜びされました。
療養友達の小笹くんと共同でホームページをスタート。元気いっぱいの楽しいHP
ができています。みなさん、ぜひお立ち寄りくださいね。
HPはこちら、『WA・TA・SHI』です。
(1998,1月現在)
パソコンは持っておられますが、現在病院内ではインターネットへの接続は
許可されていないそうで、御本人も大変残念がっておられます。許可の日が来
るまでは、”ゆっくり・メイル(郵便)”でのご連絡をお願いします。
97年12月までのところでは、みなさまのご協力が順調に得られており、と
ても励みになっている様子です。最近は、小説、音楽に集中されています。
・・・・・(Update: Jan.03, 98)
|