ティールーム(2002, 5月- 2003, 3月)


各部屋では 十分におはなしできなかった犬のこと、
植物や野鳥などの自然、その他思うことなどを
綴っているお部屋です。
            


No.213(2003.03.05)犬が苦手の介護ヘルパーさん
     
     友人のひとりは、町の介護ヘルパーとして週に数回活動をしています。
     明るい人でとてもよくやっている様子ですが、彼女には悩みがありまし
          た。
     
     「あなたのところにワンちゃんいたわね。ちょっと聞きたいことがある
     のだけれど・・・。」
     と、切り出しましたが、じつは犬がこわくて犬の居る家には介護活動に
     出向けないで困っているのだとわかりました。高齢者も多くの人が犬を
     コンパニオンにして生活を楽しんでおられますので、犬を避けると、介護
     に出向ける家はごく少数になってしまうとのことでした。

     犬は”人間が好き!”なこと、犬がどういう動物なのか、を理解して、
     犬との間に上下関係を確立さえすれば、”全然怖がる必要はない”ことを
     説明しました。家に来てもらい、ワンワン・ムーミンとウォルトに触って
     もらったところ、彼女は、ごく自然に犬に触れ、
     「もう、犬は大丈夫と上司に話すわ。」
     と、言って帰りました。
     
     後に嬉しい報告がありました。介護訪問したらまず、「お座り!」を
     させて、あごの下をなでてあげるそうです。

     間接的ではあったけれど、こんなことでも介護のお役にたてるのですね。
     ミニ・ボランティア活動でした。
     

No.212(2002.09.25)NHK総合TV ”犬は大事なパートナー”@
     
     犬のしつけの基礎と問題犬の矯正のし方などを教えてくれる番組でした。
     メモをご紹介します。

     @お散歩のしかた:リーダーウォークまたはリードウォーク

     ★★大事なことは、
     主人(リードを持つ人、リーダー)がリーダーシップを発揮して
     犬をリードすること。

     ★散歩の時間は決めない。雨の日は行かない。・・・ようにするのがいい
     そうです。つまり、リーダーの都合に犬が従う!

     ★ひじは(だらりと下に)伸ばし、リードが少したるむようにする。
     リードがぴんと張ると、それに反応して犬はますます引っ張るのだ
     そうです。

     ★★リードがピンと張った状態になったら、
     一旦リードをちょっとゆるめてから、逆の方向に歩き出す(引っ張る)
     ようにするとよいそうです。・・・”首にキュンのショック”効果!

     ★この時、ずるずる〜っと引っ張らないことが大事。
     あくまでも、キュン、キュン(キュッ、キュッ)・・・と。
     (首へのショックで躾けるので、ハーネスではなく必ず首輪をはめる。)

     ★常に犬に逆らった歩き(方向)をして、犬の注意を常に引くようにする。
 
     ★犬が前に出てしまう場合は、早く歩いてついてこさせる。

     ★リードをくわえてしまう、また、リードに前足をかけて(立ち上がる)
     しまう場合は、こちらが手を差し伸べてはずすことは絶対しないこと。
     リードを真上にキュンと引っ張る、または、グイと振り切るようにする
     だけで、犬はリードを放します。

     ★★★ポイントは、躾をするには、”見ない、しゃべらない”だそうです。
     下の者が上の者を見て伺うわけで、飼い主が犬を見ると下の立場
     になってしまう。

     ★リーダーが立ち止まると犬もそばに座るように訓練する。 

     ★★ リーダーが(急に)左に曲がる練習は効果的です。
     犬を通せんぼする形で左に曲がるようにすると、犬は常に左側につくように
     なり、前に出なくなる。と、同時に、リーダーの顔をしょちゅう見上げて
     どの方向に行こうとしているのかを知ろうと注意を集中するようになる。

     犬が常にリーダーに集中して、次にどのような指示が来るかを伺っている
     ようになるまで、がんばりましょう。
     うちのムーミンとウォルト? ・・・もう少しがんばります!


No.211(2002.06.02)犬しつけの重要ポイント

     5月11、12日はBDN(メーリングリストのBDN=ビアディー・ネット)の
     全国オフが富士山山麓朝霧高原で行われた。11日の二次会でブリーダーさんに
     しつけについてのポイントを聞く事ができた。

     犬は言葉を理解しているわけではなく、声の調子で聞き分けているそうである。
     だから、声の大小も問題となってくる。「命令」というと大げさかもしれないが、
     「指示」であるとはっきり判るような調子、そして声の大きさが必要だという。
     人間相手の指示なら、大声は要らないのに。
     犬には、できることなら物静かに指示したい!と、考えていたのだが、方針を変え
     なくてはいけないようだ。
     やってみると、確かに迫力ある指示だと従ってくれる。
     しっかりとしつけをして、人とも犬とも問題が起きないようにしておきましょう。
     

No.210(2002.05.10)犬のレスキュー(レスキュー犬)


          最近、残念な思いをすることが多い。
     犬のお散歩時に聞く話である。いままで飼っていた犬がレインボーブリッジを渡って
     しまった(亡くなった)ので、犬は大好きだが自分の高齢を考えると次の犬を迎え
     ても最後まで世話をすることができないかもしれないので、飼うことは諦めた、と
     おっしゃる。今はまだまだお元気なのに・・・。

     BDN(ビアディ‐ネット)は私が参加しているメーリングリストで、会員数は300
     を越え、いろんな話題やオフ会を楽しむ集まりであるが、このグループではまた、
     寄付をしあってプールしておき、ビアデッド・コリーの里親探しをする”レスキュ
     ー”というボランティア活動もしている。

     飼い主がやむをえず手放さなくてはならない場合やペットショップ、ペット業者が
     閉店、廃業になったためにたくさんの犬が路頭にさまようそうになっている、などの
     情報を得た時に現地に誰かが出かけ、何頭かを引きとって来る。

     まず獣医さんにチェックしてもらうのだが、皮膚病にかかっていたりお腹の調子を
     くずしていたりが多いそうだ。入院が必要なら入院させる。退院してから誰かが一時
     預かりをし、その間に飼い主になってくれる人を探す。
     これらの費用や遠くの新飼い主に届けるための航空運賃なども寄付でまかなっている。
     ”レスキュー”というと、災害時に遭難した人を見つける犬と勘違いされそうだが、
     ”里親さがしのレスキュー”は犬を救う活動である。
     でも、案外このボランティア活動は知られていない。これがもっと一般に広まり、
     同時に幅も広げて、飼い主が病気や老齢などの理由で飼えなくなった場合に皆が
     気安くお願いできるようなシステムが確立すれば、どんなにいいだろうかと思う。
     犬とは、いつもそばに居て欲しい動物だから。
     



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